CARLY OBD2 カースキャナー  

コーディングツールとしてはBimmerCodeの方が人気があるようですが、 CARLYはBMW以外のメーカーにも対応しているので、万が一の乗り換えや増車を考慮して選択しました。
以前のCARLY for BMWというアプリだった頃に日本語メニューが表示されている画像をネットで見た事があるのですが、最新のCARLYの言語設定のプルダウンリストには英伊西独仏の5ヶ国語しか無いので当然日本語は選べません。
英文でも大体理解は出来ますが、やはり母国語の様にはいかないので少々不便は感じます。
Communication speedはNormalに設定していますが、スキャナーのせいなのか、アプリとの通信速度のせいなのかは分かりませんが、接続やメニュー移行の度にいちいち数分程度かかるので、まあまあイライラさせられます。通信エラーが怖くてfastを選択する勇気がありません。

サブスク契約の主な目的はコーディングによるアイドリングストップ設定の変更だったのですが、スキャナーに接続してコーディングファンクションを開くとBDC(Body Domain Controller)のボタンが無効になっており操作する事が出来ません。
有効なボタンはFZD、HKL2、iDrive、CSM-P、CSM-Sで、それぞれのボタンの説明は画像の通りです。BDCについては説明がありませんが、上記5つのボタンはエンジン関係ではなさそうなので、アイドリングストップ（オートスタート／ストップ機能）があるとすればこのボタンではないかと考えています。
機能制限があるとはCARLY webサイトのどこにも書かれていないようなのでサポートに連絡したところ、以下のような回答が来ました。

A technical solution is unfortunately not possible at the moment.
（中略）
We would like to offer you a partial refund of 50 % for the non-provided function.

つまり、解決方法が無いので半額を返金するとのこと。しかし4千いくらとかはした金が帰ってきたところで・・・という気持ちです。

とは言えせっかくなので、とりあえずCSM-Sボタンで、運転席のシートベルトリマインダーを切りました。自宅機械式駐車場に入れる際にシートベルトをしないまま移動させる事が多いもので。
あとは現在検討中です。

Expert Modeにすればより本格的なコーディングができるようですが、ワタシはエキスパートではないので今のところは使っていません。
しかしながらアプリの改修でBDCボタンがいつまでも有効にならないようだと、やむを得ず使う事になるかもしれません。

それからCARLYの6大機能のひとつDIAGNOSTICを実行すると、2,000km点検を終えたばかりなのに、Issuesが38件あり、Vehicle statusはVery badとな。内容まで詳しく見ていないのですが、まあ車両の警告灯も表示も出ていないので大して問題ないでしょう。

結論としては、現時点ではcarwowのMat Watson風に言えば、"AVOID" とせざるを得ません。