
納車から約4か月。距離も約6,000km走行し
関東近郊のワインディングロードと言っても主に
群馬・
埼玉を走って
人もクルマも慣れてきたところで個人的なインプレをしたいと思います。
ワインディングを走行していて
S207にしてもっとも良かったと思える点は
①足回りのしなやかさ
②ブレーキバランス
上記2点からくる
「
スムーズな走りが出来ること」 コレに尽きると思います。
自分がよく行く、
群馬・
埼玉の峠道で
メジャーどころではないところは道が綺麗とは言えないところが多くあります。
砂利が落ちていたり、
落石があったり、
穴が空いていたり、
落ち葉で滑り易くなっていたり、
トラック&木の根っこによってアスファルトが
ボコボコに波打っていたりetc...
ではなぜそんなところをわざわざ走るのか?
それは他のクルマが少ない=ストレスが溜まらないからです笑
観光スポットじゃない
↓
クルマが少ない
↓
道路整備がされない
↓
ボコボコ・・・の構図です笑
ばっちり舗装されたサーキット路面ならいざ知らず、
そういう峠道では、車高調で足を固めたクルマで突っ込むと
ドカドカドカっと突き上げられて荷重が抜けて
クルマがふっ飛びそうになるし、
腰に来るし、何より嫁さんからは苦情が来ます\(^o^)/
前車の
BRZのことを悪く言っているのではありません笑
速度域が低いにも関わらず、すぐに限界が訪れるので
挙動を立て直せる → クルマを操っている感は
BRZの方があるかもしれません。
1日試乗した
ND型ロードスターもそんな感じ。
限界が低いから立て直しが簡単でスライドコントロールが容易なところも似ています。
しかしS207はどんなに飛ばしても、
道の凹凸なんてそんなものあったの?
と言わんばかりにしなやかにいなしてくれます。
コーナー手前のブレーキング中に荷重が抜けそうな路面に遭遇しても、
キュキュキュっと
タイヤが鳴くことはありません。
コーナリング真っ最中の段差によって挙動が乱れて
ステアリング操作が少しナーバスになりそうな場面においても
そういう状況には一切陥りません。
これをよりわかりやすく形容すると、
「在来線の4人向かい掛けBOX席」と
「新幹線の座席」で飲む
ビールのこぼれ方の違いくらい大きな差があります←
フロント側をジャッキアップする際に気づきましたが
コイルスプリングの自由長がものすごく長く取ってあって、
それがダンパー性能と合わせて衝撃の吸収に一役買ってくれているような気がします。
あまりに自由長が長すぎて
自分のカ○インズホームパンダジャッキでは
フロントタイヤを地面から持ち上げることが出来ないほどでした笑
次にブレーキ性能
フロント6pot brembo製ブレーキキット・・・金
537,840円也
リヤ4pot brembo製ブレーキキット・・・金
429,840円也
それのみで購入すると工賃合わせて
合計100諭吉オーバーするSシリーズ目玉装備。
S207に初めて乗った時には、
「
あれ、ブレーキの効き悪くない?( ̄へ ̄|||) 」 でした。
6pod & 4podブレーキに過度な期待をしていた自分としては
ものずごーくガッカリしたところでした。
ごめんなさい。
何も知らなかったのは私の方でした。
街乗りでその素晴らしさの5%も引き出せていないことがわかりました。
確かに初期制動だけで見れば
純正VAB STIのブレーキの方が効きます。
街中で使う分には十分だと思います。
S207のブレーキよりも純正STIの方が制動力高いんじゃね?とすら思います。
ただワインディングを走るとその懐の広さにすごく感動。
スムーズな走りに一役どころか三役、四役くらい買ってくれる
素晴らしいブレーキであることがわかりました。
特に自分が気に入っているのは
ブレーキペダルの踏み代と制動力のバランスが絶妙なところです。
ブレーキングしてからフロントに荷重を乗せる。
そこからペダルを離そうとするわずかな時間にこのブレーキの良さが隠れていると思います↑
パッドを変えて、初期制動だけ高くてバランスが悪いブレーキだと、
ブレーキペダルを離すタイミングがシビアで荷重が乗りきらないことが多々あります。
サーキットのように速度域が高くて、
ドカンとブレーキを踏んで前荷重を掛ける時ならまだ気にならないかもしれませんが、
それがワインディングのような微妙な速度でもじんわり荷重を前に乗せたい時に効いてきます。
S207はブレーキング中でもペダル踏力を少しコントロールするだけで、
フロント側にずっと荷重を乗せた状態をキープすることが出来ました。
これは先ほど↑に書いた足回りのしなやかさとセットになるのかもしれませんが、
ノーズダイブが少ないこともこのブレーキと相まって
スムーズな走りに寄与しているのだと思います。
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「Sport,Always!」~究極のロードゴーイングSTI ~をコンセプトに、
誰もがどこで乗っても同乗者も含めて「気持ちがいい」と感じ、
「運転が上手くなる」STIコンプリートカーの最高峰モデルとして
「愉しさで世界ナンバー1」のクルマを目指しました。
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なにをまたまた大げさに。 と普通の人には聞こえるかもしれませんが、
このコンセプトに嘘いつわりは無いということを、私と嫁さんは理解しました^^
自分だけが運転していて楽しいクルマは世の中にたくさんあると思いますが、
スポーツ走行した時に、
同乗する人も気持ちが良いと思えるコンセプトのクルマはそうそう無いと思います。
S207買って本当に良かったと思います。(
大借金生活中ですが笑)
過去~現在まで
Sシリーズが売り切れ御免で即売する理由がわかりました。
P.S
ちょっと調子に乗りすぎてアンダーが出たときにトルクベクタリング効果か、
クルマが一気にコーナー内側に向いてくれることがわかりました。
その制御に頼って走ることは決してしませんが、
万万が一のお守り機能としてさらに安心感を得ることが出来ました^^
Posted at 2016/05/16 19:23:49 | |
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