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山城守のブログ一覧

2016年01月11日 イイね!

徳島・香川 冬のアドベンチャー・ドライブ(その1)

徳島・香川 冬のアドベンチャー・ドライブ(その1)大晦日と正月三が日はあっという間に終了してしまいましたが、この週末も三連休の好条件。
ドライブの虫が騒ぎ出しました。
連休初日の土曜日には、GTIの脚元をスタッドレス・タイヤ(ミシュランX-ICE・XI3)に交換してクルマの冬装備も整っています。準備万端。早速ドライブに出発しましょう。
スタッドレスといえば、去年の冬、北関東に居を構えていた当時は、氷雪性能の限界を試してみようかと、随分無茶なスノー・ドライブを敢行した思い出があります。
しかし、そんな自分も、今では関西・神戸に拠点を移しました。もちろん関西といえど、冬場となれば凍結路や圧雪路を走行せざるを得ないシチュエーションはあり得るわけですが、チキンな中年オヤジは、もう冒険をするつもりなどありません。わざわざ好き好んで、氷雪アタックに出かけるためではなく、朝夕に氷点下付近まで気温が低下したルートを走行する際の転ばぬ先の杖として、スタッドレスの性能を頼みにしようという気持ちなんです。
もっとシンプルにいうと、ミシュラン・スタッドレスのドライ性能をサマータイヤ並に使い潰そう!という所存ですね。



そんなわけで、三連休中日のドライブ・ルートも、氷雪とは無縁なエリアに繰り出します。わがホームグラウンド・神戸とは、明石海峡大橋・大鳴門橋で繋がる四国北部の徳島・香川の山沿いで、広域農道など快走路を走り倒してみようというプランです。
例によって、最終目的地は決めていません。香川の坂出あたりで、美味い讃岐うどんをランチに食してから戻ってくればいいか?と漠然と思い描きつつ、朝7時過ぎ、GTIのエンジンを始動しました。



普段の朝なら渋滞で難渋する阪神高速・第二神明をを西へ。トラフィックは何時になくスムーズで、ストレスなく明石海峡大橋を通過します。淡路島を縦断する神戸淡路鳴門自動車道を一気に駆け抜けると、目の前に聳え立つのが大鳴門橋。鳴門海峡の渦潮を横目に、四国に突入です。
鳴門北インターで高速道をアウト。そのまま軽く足慣らしをしてみようかと、インター出口を左折し、徳島県道183号線・鳴門スカイラインへと進路を向けました。



このルート、スカイラインと立派な愛称で呼び習わされ、眼下に海を望む眺望も悪くないのですが、快走路と評せるほど立派な道ではありません。適度な屈曲でアップダウンを繰り返すコース構成はいいのだけれど、美味しそうなコーナーに入っていくと、中央分離帯には減速を促す障害物が頻出。路面コンディションも凸凹気味で、有料スカイラインの滑らかさには到底及びません。無料で走行できる一般県道に文句をつけても仕方がないけれど、ここをお目当てにドライブに出かけるほどの価値は無かったですね。ちょっと残念な道でした。





残念なスカイラインを後にして、GTIはシーサイドのR11を香川方面へ。穏やかな瀬戸内海の眺めを右手に見ながら、地元の車列のなかをノンビリと走行します。たまにはこんなドライブも悪くないけど、ちょっと刺激が足りません。冒険がしたくなってきました。
海辺にクルマを止め、手元の道しるべ・ツーリングマップルRの中国・四国版でルートを検討します。現在地は徳島・香川の県境に近い海岸線。ここから讃岐山脈を越えて、徳島の吉野川沿いのルートに出てみようと思います。
峠を越えるルートはいくつかありましたが、香川県に入った直後、R11から分岐する「県道1号線」大阪峠が面白そう。「源義経も通った峠には見晴らしの良い展望台」というお薦めコメントに興味をそそられます。平家物語に登場するエピソードで、義経と弁慶が漂着した徳島からヤシマ作戦、いや屋島の戦いの決戦場へと向かう途中に越えた峠が大坂峠であったことを、何十年ぶりか思い出しました。
峠に至るまでの登りの道筋は、地図をみるかぎり異常なほどグニャグニャと曲がりくねっていて、かなりタフそう。おそらく狭い峠道だろうと予感しましたが、せっかく四国に上陸したからには険道を走らないという選択肢はありません(本当か?)



県境のコンビニを過ぎたあたりから左折し、県道1号線で大坂峠をめざします。
海岸線を離れほんの数百メートルほど進んだあたりから、早速、山道の勾配が始まりました。傾斜そのものはさほど急ではありませんが、道幅は当然の如く1車線。対向車との離合困難に陥るのは確実なレベルの険道です。行く手の斜面を望むと、讃岐山脈の山腹を縫うように、どこまでもクネクネと山道が続いています。こんな場所に迷い込んでしまったことを早くも後悔しましたが、Uターンできるスペースも見つからないので、ひたすら前進を続け峠をめざします。



県道1号線の制限速度は30キロ。でも、見通しのきかない山道をそんなに速くは走れません(汗)。幸い対向車は現れず、交通量ほぼゼロという状況でしたが、この日は山岳トレイルのイベントでも開催されていたのか?深い山道を駆けあがってくる歩行者(ランナー?)に少なからず遭遇します。一歩先の見通しもきかない狭いブラインドコーナーが連続するなか、生身で山を登る彼らに接触する愚を犯すわけにもいかないので、慎重がうえにも慎重に減速しながらクルマで山登りです。







再び県境を越え、徳島県側に入ってもまだ登りが続きます。このあたりに展望台の駐車場があると聞いていましたが、それがどこなのか?深い山道の真っ直中で全く見当がつきません。結局、お目当ての展望台に立ち寄ることもできず、義経が通ったという峠をそのまま通り越し、吉野川方面に降りる羽目になりました(涙)。

ドライブの序盤早々、四国の険道の洗礼を早くも浴びてしまいましたが、徳島・香川の快走路を求めるドライブはまだ続きます。
Posted at 2016/01/11 11:16:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2016年01月03日 イイね!

迎春!芦有と有馬をひとっ走りドライブ

迎春!芦有と有馬をひとっ走りドライブみんカラの皆さま、あけましておめでとうございます!
前回の記事を掲載したのが11月中旬・・・・・。気がついてみると、もう1か月以上も更新間隔が空いちゃいましたね。ブログをほったらかしていた間、何か特別な事情があったわけではありません。単なる筆無精なんです(汗)。季節が冬に向かうに連れ、ドライブへと脚が鈍ってしまい、更新ネタが枯渇気味だったのも一因ですが、言い訳はしません(キッパリ)。新年を迎えて、気分も新たに再起動という次第ですが、今年もマイペースでボチボチやっていきます。

さてさて。年も改まった今日この頃、関西エリアでは連日の好天が続いていましたが、正月休み最終日、たまにはドライブに繰り出してみようかという気分になりまして、芦有ドライブウェイから有馬温泉をめざすショートドライブに出かけてきました。自宅から目的地まで1時間も掛からないお手軽な安・近・短トリップです。お供に連れて行くのは、もちろんナイトブルーのGTI・MK7





阪神間を東西に結ぶ幹線国道R2を東に進んで、芦屋市内に入ったところで兵庫県道344号(奥山精道線)へと左折。芦屋川沿いのお屋敷街を抜けていくと、県道は六甲南麓を登るワインディングへとその姿を変え、標高を稼ぎながら芦有ドライブウェイの芦屋ゲートをめざします。去年の冬、神戸に越してきてから、もう何度も芦有に向かって走った経験のあるアクセス路なので、勝手を知る道。とはいえ、標高差400メートル弱を一気に駆け上がる登坂ルートですから、あらためて実走してみると、急勾配の連続ヘアピンが突然、目の前に現れたりと油断ができません。しかし、そんなタフな状況も脳裏にインプットしつつ、交通事情の許す範囲でアクセルを開け、安全確実にGTIの足慣らしに徹します。
海抜367メートルの有料道入口・芦屋ゲートから、ドライブウェイ前半線がスタート。まずヒルクライムでめざして行くのは海抜645メートルに位置する東六甲展望台です。





ところで、写真を見てお気づきになった?と思いますが、中年オヤジは最近、GTI・MK7にちょっとしたモディファイを施しました。ショぼく見えてきた純正マフラーを交換して、左右2本×2=計4本出しのテールに仕様を変更。取り付けしたのは、オーストリアのスポーツ・マフラー・メーカーREMUSのスポーツラベルなるマフラーです。
センターパイプまで総取っ替えしたわけではなく、サイレンサー(タイコ)とテールだけのマフラー交換ですから、白状しちゃうと、見た目重視の選択ですねぇ~(汗)。抜本的効果の方はどうなの?と問い詰められると自信を失いますが、施工のビフォー・アフターで排気音のサウンドは劇的に変化しています!
もちろん車検対応のマフラーですから、エンジン始動直後やアクセル開度をおとなしめに街中を巡航しているときには、あくまで紳士的な音量。しかし、芦有ドライブウェイのような快走路に入ってアクセルを開けていくと、ボボボボボッ!とお腹に響く重厚な低音サウンドが響き渡ります。
コーナーの手前で減速すると、ボフッ!とブリッピング(おなら)をする演出も以前より派手になりましたね。このマフラー交換で排気効率(抜け)も確実にアップしているので、気のせいかな?以前より馬力が出ているような気もします。気分は、もうゴルフRオーナー?なんですよ!

さて、そんな愛車のサウンドの変化を楽しみながら、正月3日目、日曜日の朝に東六甲展望台に到達してみると、例によって、この世のモノとは思えない光景が展開されていました(汗)
世界名車ショー!フェラーリ、ランボルギーニ、新旧ポルシェ・・・・関西エリアの各地からエンスーなスーパーカー・オーナーの方々がここに集結して賀詞交換の模様です。関東でいうなら、ここは大黒パーキングのような場所なのでしょうか?浮き世離れした感じが半端じゃありません。場違いな欧州車の端くれなどはこの場を早々に立ち去り、有馬温泉をめざし芦有のダウンヒルに向かうのみです。



冬枯れの季節も常緑樹に覆われた宝塚の名峰・甲山の偉容を横目に、GTI&REMUSマフラーでボフッ!とダウンヒル。途中、標高500メートルを越す路面はハーフウェット状態でした。ひょっとすると、未明の時間帯には凍結していた可能性も・・・・。しかし、午前10時前後で気温10度を超すタイミングなら、ノーマルタイヤでも走行に支障はありません。来週にはスタッドレスに交換する予定なので、夏タイヤの最後の感触を確かめながら、コーナーをひとつひとつクリアして、有馬温泉へと続くダウンヒルを楽しみます。








さあ、有馬温泉に到着。日帰り入浴・太閤の湯でひとっ風呂です。この施設は、日帰り入浴が土・日・祝2,600円!とあり得ないほど強気の料金設定なので、デイユーズで気軽に利用できる温泉ではありませんが、有馬の誇る金泉・銀泉が一度に体感できるのが売り。実際に入ってみると泉質は確かに悪くないので、日帰り温泉としてのコスパはともかく、健康ランド料金なのだと、割り切るしかありません。少額でも負担を軽減しようと思うなら、クーポンの利用は必須でしょう。例えばここ(↓)



お正月の本日。混雑を覚悟でやって来ましたが、館内は平常の週末よりも来場者が少ないぐらいで、思いのほかのんびりと金泉・銀泉を満喫できました。とはいえ、ここもインバウンド需要と無縁ではありません。中国からやって来たおばちゃんが「私のカギはどこ?!」とチェックイン・カウンターで吠えまくっていました・・・・。

その気になれば、自宅から1時間も要することなく到達できる全国有数の温泉天国・有馬温泉と、ドライビング・プレジャーに満ちあふれた芦有ドライブウェイ。今年もボチボチやっていくつもりですが、気長にお付き合いをいただければ幸いです。

Posted at 2016/01/03 19:46:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 日記
2015年11月14日 イイね!

秋の京都・若狭路ドライブ~紅葉とサバサンドを求めて

秋の京都・若狭路ドライブ~紅葉とサバサンドを求めて11月初旬、本格的な紅葉の見頃にはまだ早いけれど、関西の山々も少しずつ色づき始めた頃合いです。人混みだらけの紅葉名所はまっぴらですが、名も無き山道や渓谷に秋の色を求め、ドライブに繰り出すことにしました。
今回の最終目的地は、R367鯖街道で滋賀から若狭へと抜ける沿道に佇む某所をめざしていきます。出発時にそれだけを決めていましたが、目的地に至るまでのルート選びは、例によって行きあたりばったり式です。ひとまず高速で京都方面をめざし、R162周山街道を北上してみようか?この日は目覚めが良く、朝6時台に自宅を抜け出し行動開始です。

行き交うクルマもまだ少ない朝の京都市街をスムーズに抜け、府道29号線・きぬかけの道を仁和寺から西へ。秋の面影が水面に漂う広沢池を右手に眺め、さらに西進します。このまま行くと、嵯峨野・嵐山の観光名所に到達しますが、そんな場所には当然立ち寄るつもりもなく、大覚寺を過ぎたあたりで進路を西北に転じました。
向かった先は、嵐山・高雄パークウェイ。紅葉鑑賞のメッカというべき有料のドライブウェイであり、観光に訪れるクルマが多そうな今の時季は近寄りたくない場所ですが、時刻はまだ早朝。朝の7時台なら訪れるクルマも少ないのでは?という計算が働きました。



しかし、有料道の南側・嵐山・清滝ゲートに到着してみると、入場ゲートが閉鎖されており、そこから先に進むことができません。災害や通行止めなどの情報は前もって聞いていなかったので、中年オヤジとGTIは門前で呆然とするばかり・・・・。
何故、入場できないのか?閉ざされたゲートの前でしばし訝しみましたが、よ~く観察してみると「営業時間8時~20時」の掲示を発見しました。どうやら毎朝8時まで、この有料道路はクローズされているようです。冬場なら路面凍結の心配があるので早朝の入場規制も理解できますが、1年を通じて8時オープンというのは、ちょっとノンビリし過ぎている印象ですね。

ともあれ、営業開始の数分前には係員さんがゲートを開け、ようやくパークウェイへと走し出します。開門直後、自分より先に入場した他車は早々と休憩所に入って姿を消したので、実質的に一番乗りでワインディング走行を満喫します。行く手を遮るものは皆無。アサイチ路面のコンディションも良好!それなら、いざスポーツモードで行きましょう。





全長10.7kmの嵐山・高雄パークウェイはほぼ全線に渡って、直線が短くタフでトリッキーなコーナーが連続するので、プログレッシブ・ステアリングとXDSで武装したGTIといえども少々手を焼きましたが、走り応えは十分すぎるほど。何より、前にも後ろにも対向車線にもクルマが1台もいないので、安全・快適・マイペースは保証されたようなものです。コーナーとの対話を楽しみながら、楽しく山を登り、そして駆け下ることができました。休憩地点では、真っ赤に色づいたモミジとの記念写真もパチリ!







お次はR162周山街道を北上し、京北・美山のエリアを快走していきます。例によって中高年ライダーで賑わいをみせる道の駅・美山ふれあい広場で小休止した後は、進路を東へ。京都府道38号線で佐々里峠を越え、鯖街道をめざすコースを選択します。





春にも一度立ち寄った茅葺き民家の集落を越えて、深い深い山々へと分け入っていきます。美山から佐々里へと向かうこのルートは、休日でも交通量が殆どない田舎道ですが、途中、道幅が1.5車線に狭まってきたあたりで、プリウスが1台停車しており、そのドライバーと思われるオジサンが道の向こうに一眼レフを向けていました。何だろう?と思って、その少し先に停車。カメラの方向に視線を向けてみると、もの凄い渓谷美が目の前に広がっていました。
渓谷を覆い尽くす木々の葉は色づき始めといったところですが、常緑樹の緑も相まって鮮やかに奏でられる大自然のコントラストに圧倒されます。名も無き田舎道で突然こんな風景に出会えるのが、ドライブの醍醐味なんですね。





標高730mの佐々里峠へは、急勾配を登りながら、連続するタイトコーナーをひとつひとつ越えていかねばなりません。峠に向かう1車線ではクルマばかりか、中高年ライダーも殆ど見かけませんでしたが、その替わりに自転車で人力登坂を試みる愛好家が少なくありません。秋空のもと、ひいひい坂を登っていく彼らを気遣って低速での峠越えでしたが、その分、周りの自然をノンビリ楽しむ余裕が生まれました。





鯖街道に合流するにはもう一つ、さらにマイナーでローカルな能見峠を越えて、東に向かう必要があります。府道38号線から分岐する110号線に入ると道はさらに狭くなり、山の空気が一段と濃密になります。
杉の疎林の中を行く奥の細道を分け入って峠を越すと、急勾配の下り坂を1車線の超ヘアピンカーブがありえないような角度で弧を描き続いています。万が一、ここで対向車に出会えば離合困難は必至・・・・泣きたくなるような場面ですが、9月に四国ツーリングを経験している自分にとっては、そんなマゾヒスティックな険道も望むところなのです(汗)。





ここまで延々と田舎道を走り続けても、まだ京都府内から抜け出せないことに軽く驚きを感じつつ滋賀方面へとドライブを続行しましたが、久多の集落を通過すると、やっとこさ滋賀県に入ります。R367鯖街道と合流し、久しぶりに2車線道の快走に復帰です。さあ、ここから先は、若狭方面の目的地へと北に向かうだけです。



本日の最終目的地は、滋賀から福井県に入った直後の鯖街道・熊川宿に佇む小さな飲食店。
Saba cafeは、一見すると中年オヤジとはご縁が少なそうなお洒落なカフェですが、焼き上げた鯖フィレをパンに挟んで食する「サバサンド」が名物料理という一風変わったお店ですね。個人的な話で恐縮なのですが、かつてトルコのイスタンブールを旅したとき、現地の屋台で食した名物サバサンドの味覚がふと懐かしくなって、今回のドライブの目的地にチョイスした次第です。
店内は、シックで落ち着いた雰囲気。メニューを拝見すると、洋風の食事だけでなく、炙り鯖寿司とか鯖のへしこ茶漬けなどもラインナップされているので、基本的には和洋を問わず、若狭の郷土食を気軽に楽しめる店というコンセプトでしょうか?サバサンドの具をどんぶり飯に乗っけた新メニューも、お薦めとのことです。
オーダーして待つことしばらく。サーブされた巨大なSabaサンドは、フランスパンの間には大きな鯖フィレが2枚。かなりボリューミーです。付け合わせにフライドポテトとサラダも添えられているので、少食の女性だと完食はちょっと厳しいかも・・・・。
レモンをギュッと絞っていただきます。香ばしく焼き上がったフランスパンとジューシーな焼き鯖のハーモニーが絶妙で、お味は文句なし。もちろん完食です。





本格的な紅葉には少し早いタイミングでしたが、嵐山・高雄パークウェイ周山街道佐々里峠に能見峠鯖街道と変化に富んだコースを存分に楽しむことができた今回のドライブ。鯖街道の隠れた名所・Saba cafeにも、是非、再訪してみようと心に決めています。

Posted at 2015/11/14 19:18:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2015年11月11日 イイね!

空と大地の中で~信州木曽・御岳ツーリング(その2)

空と大地の中で~信州木曽・御岳ツーリング(その2)前回の記事から少しインターバルが空いてしまいましたが、飛騨・美濃せせらぎ街道を経由して、南信州は御岳界隈を駆け巡ってきた10月初旬のドライブの続きです。
高山の古い街並みを横目に見ながら観光名所をすべてパスして向かった先は、飛騨を起点に信州・木曽エリアへと続いていくR361。道路上に掲げられた案内標識によるなら、岐阜県内のこのルートは「美女街道」という通称で知られるようです。
しかし、この界隈が美人の産地?という評判は寡聞にして知らなかったし、名前の由来がわかりません。気にしていてもしょうが無いので、山間の二車線快走路をかっ飛ばして行きましたが、飛騨ふるさとトンネルを抜けてから進路を東に転じた明るいカントリーサイドに立地する道の駅・ひだ朝日村にその答が用意されていました。





昔々このあたりの近傍に美しく着飾った美女がいて、若者たちの話題の中心になっていたが、あるとき、ある若者が美女の後をつけ(ストーカー行為?)、山に辿り着いてみると、大蛇がとぐろを巻いており、それきり美女は姿を消した、というエピソードが今に語り継がれているのだそうです。
いつの時代も、女性はミステリアスで恐ろしい・・・・。

そんなエピソードの余韻を残しつつ道の駅を後にして、さらに東へと進路を取れば、R361は、いつのまにか木曽街道とその名を変えて、沿道の景色も山深いダムサイトを巡っていく道へと姿を変えていきます。岐阜・長野県境は長峰峠。海抜1370mとなかなかの高所ですが、険しさはあまり感じません。自己主張の強くない静かな峠道です。さあ、ここを抜ければ、開田高原。御岳の雄峰はすぐそこです。



日本在来種・木曽馬の故郷として知られる開田高原の入口、R361と長野県道20号線の分岐までやってきました。
ここから東へ、アイスクリーム工房やら木曽馬の里が点在する観光エリアに立ち寄ってみるか?それともダイレクトに御岳の登山基地・田ノ原駐車場へと登るヒルクライムに挑戦するか?お馬さんも嫌いじゃないので少しだけ迷いましたが、硬派な中年オヤジは後者のルートをチョイスします。
県道20号線にルートを替え進路は南へ。そこからほんの少し進んだトウモロコシ畑の向こうに、御岳の雄峰が突如として姿を現します。



標高3000メートルを超える複合成層火山・・・・拙い文章と小さな写真だけでは、荘厳さと巨大さを伝えきれない!それが歯がゆいのですが、御岳の偉容は神々しいほどで、聞きしに勝るスケールです。
ここからあの峰の麓へと登っていくのか?!神々が棲まう霊峰の連なりを目の前にすれば、日ごろは弛緩しがちな中年オヤジの心持ちも、思わず引き締まっていきます。
県道20号線を南下して山岳ムードをたっぷり満喫しながら、今度は御岳登山口に向かうアクセス路・県道256号線にルートを切り替えましょう。
巨大なダム湖・御岳湖の南岸を西へ。御岳に向かう道中、ノドを潤してくれるのは、休憩所でゲットした「おんたけ茶」です。鳩麦・玄米・月見草~爽健美茶♪のようなお味なのですが、秘境を行く旅人にとっては、一服の清涼剤であります。





さあ、ここから先が凄かった
行く手に待ち構えていたのは、通称・御岳スカイライン。手元の道しるべ:ツーリングマップル中部・北陸版にも詳しい案内が無かったので、実走するまで、その様子を知る術が無かったのですが、御岳湖の西の果て・王滝村の中心部を通過するといきなり、タフなワインディングが連続する急勾配のヒルクライム区間が出現し、闘いのゴングが鳴ります!
きつい上り勾配はそのまんま。GTIに鞭打って、どんどん標高を稼いでいけば、遂にはスキー場のゲレンデに至る高所まで、その道程は続いており、冬になれば白銀の世界に変貌を遂げそうなリフト下を幾重にも九十九折りの舗装路が続きます。路傍にクルマを停め、南の方角へ目を転じれば、聳え立つのは中央アルプスの秀峰連山。これほどの絶景は信州で無ければ、恐らく体験できません。





スカイラインの果て。辿り着いたのは、標高2180mの田ノ原駐車場。爽やかな秋晴れのなか、霊山・御岳も、もはやその偉容を全く隠そうとはせず、フルヌードでのお出迎えでした。
ほんの1年前、筆舌尽くしがたい災害をもたらした怒れる山々を目の前に、身も引き締まる思いでしたが、今ではここまで神々の峰に近づくことが許されます。心静かに、犠牲者の方々に黙祷をささげ、山を下りることにしました。







御嶽から木曽福島の中山道へ。そして長い長い権兵衛トンネルを経て、伊那谷へと向かいました。
このまま一路、高速に乗って神戸に帰ってしまおうか?とも考えましたが、旅の垢を落とすために、ちょっと立ち寄り温泉へ。
南箕輪村の大芝温泉は、大規模なセンター系施設ですね。あまり期待をしていませんでしたが、ツルスベ系の泉質が意外に悪くはありません。湯船に身を浸し、ゆったりと手足を伸ばせば、ドライブの追憶がひとつ・またひとつと蘇ってきて、またこのエリアに足を運んでみようか?という気分が盛り上がってきました。



関西からはけっして近くはない、南信州エリア。
しかし、この地でしか味わえないドライブの興趣が旅人を誘います。
おそらく来年、季節が良くなれば一泊二日でまた旅に出かけたくなる、そんな魅力に抗しがたくなりそうな、素晴らしいドライブ体験でした。
御嶽の霊峰よ!また逢う日まで。

Posted at 2015/11/11 21:49:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2015年11月01日 イイね!

風は秋色!飛騨・美濃せせらぎ街道~信州・御岳ツーリング(その1)

風は秋色!飛騨・美濃せせらぎ街道~信州・御岳ツーリング(その1)秋も深まる今日この頃。朝夕もめっきり冷え込むようになって、各地から紅葉の便りが聞こえてくる季節になりました。嵐山箕面大滝湖東三山・・・・関西エリアでモミジの名所が見頃を迎えるのは少し先かもしれませんが、そよ吹く風も秋色に変われば、ドライブの虫が騒ぎ出します(汗)。
しかし、渋滞と行列が大嫌いな中年オヤジは、ハイシーズンに人混みでごった返す紅葉の名所に近寄るつもりなど毛頭ありません。真っ赤に色づいたモミジの風景は嫌いではありませんが、名も無き渓谷や峠の沿道を彩る落葉樹を窓越しに愛でることができれば、それで十分なのです。
しかし、ちょっとだけ着眼点を変えてみると、紅葉で知られる名所というのは、往々にしてファン・トゥ・ドライブなドライブルートに近接しているんですよね。
例えば、東海エリア屈指の紅葉の名所として知られる岐阜県・飛騨街道(R472→R257→岐阜県道73)。郡上八幡から高山市清見を結ぶ通称「せせらぎ街道」として知られるルートですが、沿道にはブナやナラ、カエデ類が広がって大自然を堪能できるドライブコースと評判です。ハイシーズンになると、名古屋方面からのクルマが大挙来襲して最悪の場合、渋滞に巻き込まれてしまうかもしれません。それなら、走るのは今でしょ!
というわけで、紅葉が色付く手前の10月初旬、神戸からの遠征ドライブを決行してきました。

ドライブの起点は郡上八幡。夏には盆踊りで賑わい、秋になれば「もみじ祭り」も開催される奥美濃の城下町です。しかし、谷間の季節の今ならシーズン・オフ。街全体がひっそりと静寂に包まれ、それがまた秋の訪れを感じさせてくれます。
この週末は平日の前夜からこの街に投宿していたので、土曜の朝からドライブを楽しめます。嬉しいかぎりですね!さっそく、せせらぎ街道の入口となるR472に乗って、郡上八幡から飛騨高山へと北上を開始しましょうか。





郡上から明宝村に向かう区間は、よく整備されたローカル幹線道といった道路状況です。特に交通量が多いわけではありませんが、地元の軽自動車や大型ダンプの通行も少なくなく、マイペースのドライブはなかなか叶いません。ここは無理せず、奥美濃の山里の風情を眺めながら、車列のなかを黙々と進みます。
途中、道の駅パスカル清見で小休止。例によって、朝早くから中高年ライダーの軍団が20~30人ほど集結していましたが、ほんとうにあの世代は元気ですねぇ!彼らと少し距離を取って、道の駅の裏手を少し散策してみると、せせらぎ街道のネーミングのいわれとなった(と思われる)馬瀬川の清流が爽やかに広がっていました。広葉樹の葉も少しづつ色を変えており、秋の深まりを感じます。







道の駅からリ・スタート。県道73号線高山清見線に入っていくと、沿道から人里の気配は消え、次第に山の雰囲気が濃くなってきました。渓流沿いの明るい白樺林のなかを上り勾配の快走路が続き、ひとつ、またひとつコーナーをクリアするたびにドライブの楽しさが次第に盛り上がってきます。
10月初旬のこの時期、奥美濃の山々が本格的に色づき始めるのはもう少し先なのでしょうが、その分、今なら交通量の少ない環境で季節の移ろいに身を任せ、ドライブを楽しめるのですから、悪いはずがありません。





このルートの標高最高地点・西ウレ峠は、日本海と太平洋の分水嶺にあたる分岐点。クルマ数台分のちょっとした駐車スペースと県立自然公園の碑文が設置されているだけの静かな峠でしたが、その控えめな自己主張がいい感じです。印象に残りました。
郡上八幡町の市街が海抜約200m、西ウレ峠が海抜1100mですから、何気に1000m近くの標高差を駆け上がってきたヒルクライムでしたが、ここまで40キロ近くの距離を走って標高を稼いできたので、勾配はほとんど気になりません。せせらぎ街道にタフなワインディング区間はなく、気分よく高速クルーズを楽しめるタイプの快走路でした。





静かな峠を駆け下り、飛騨・高山市内へと至ります。歴史ある観光名所ですが、中年オヤジはもちろん、古い町並みの散策などに時間を費やすつもりはありません。ひたすらドライブを継続する腹づもりですが、さて、ここからどこに行こうか?
コンビニの駐車場で小休止を取りながら、ツーリングマップルRの中部・北陸版を片手に、次の行く先をじっくり検討します。前夜の時点では、白川郷から白山スーパー林道(白山白川郷ホワイトロード)で北陸方面に抜ける西行きのコースを漠然と考えていました。そのルートも悪くは無いけれど、せっかく高山まで足を伸ばしてきたわけだし、日頃走る機会のない未踏のドライブコースを開拓してみようか?そんな思いがふつふつとわき上がってきます。
となれば、向かう方向は東へ。岐阜・長野の県境を越えて、関西に引っ越して以来、走る機会の訪れなかった信州方面をめざしましょう。

目的地に定めたのは、御嶽山です。
昨年秋の噴火で甚大な被害を受けたエリアであり、周辺の道路にまだ通行規制が残っている心配もありましたが、災害から約1年が経過した今、御岳登山の起点となる7合目の田の原駐車場(標高2180m)まではクルマで通行可能との情報をスマホで確認できました。高山から走り出すと、約2時間半の道程。こいつは、行ってみるしかないでしょう。
次回に続きます。


Posted at 2015/11/01 19:14:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域

プロフィール

「@Alan Smithee さん! ええっ、それホントですか?!」
何シテル?   01/11 18:28
フォルクスワーゲン・ゴルフⅦ GTIに乗っています。色は、希少(不人気?)なナイトブルー。納車後1年を2ヶ月前にして、早くも走行距離1万5000キロオーバーです...
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フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
ゴルフⅦ GTI。 ボディカラーは希少(不人気)なナイトブルーメタリックをチョイスしまし ...
フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
ゴルフⅥハイラインに乗っていました。 写真は、米国某所で運転したⅥジェッタ(レンタカー)。

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