
ずいぶんと遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
年末年始は早々に日本脱出を決め込んで、
ラスベガスにてカジノ三昧のお正月を堪能してきました。彼の地へは、今回が何と通算11回目の訪問。しがない中年オヤジの憧れ(射幸心ともいう)を魅了してやまないこの街は、すっかり自分のホームグラウンドと化しており、何度足を運んでも飽きるということがありません。いやはや本当に。
自分の場合、ラスベガス探訪の主目的はあくまでカジノにあるので、今さら観光やショッピング、シルク・ドゥ・ソレイユのショー鑑賞などに時間を費やすつもりは全くありません(笑)。世界各国からこの地に集ってくるギャンブル好きの同士たちとともに、BJ(ブラック・ジャック)テーブルでなけなしの賭金を張り続るだけのバケーションです。
勝負・勝負・また勝負っ!。
運良く当たりがくれば「
YES!」と快哉の雄叫びをあげ、運が向かなければ「
アイヤ~(何てこったい!)」と天を仰ぐ。連日深夜までその繰り返し。夜も明ける頃、倒れるようにベッドにつけば、目が覚めるともうお昼の時間帯でした。日々このサイクルを順守できれば、17時間の時差がある彼の地でも、ほぼ日本時間のリズムで行動することができます。海外なのに、時差ぼけの心配など全く無いのが、この街の美点の一つといってもよいでしょう(汗)。
さて、カジノ三昧の旅行といっても、さすがに腹が減っては戦はできません。
ラスベガスの食事といえば、カジノホテルに併設されている
バフェイ(食べ放題のバイキング・レストラン)やジャンク・フードなどで、チャチャッと済ますのが定番ですが、生まれも育ちも日本人の素性を隠しきれない中年オヤジにとって、連日のアメ食摂取が身体に良いわけはありません。食生活に変化を求めるべく、可能な限り日本人経営の美味しいレストランで日本食(寿司・そば・定食・ラーメン・カレー・・・・)を楽しみたいっ!。何度も訪問を重ねるうちに、そんな自然の欲求を満たすことが、ラスベガス探訪のもう一つのミッションになってきました。
しかし、大規模カジノホテルが林立する中心部(ラスベガス大通り・通称ストリップ)だけで、そんな我がままな欲求を満たすことは至難の技です。自分のお眼鏡にかなう日本食レストランは、たいていの場合、公共交通機関をアテにできない郊外のエリアに立地しています。そこまで自由に足を伸ばすためには、自力で移動できる交通手段を確保しなければなりません。
となれば、頼みにすべきはやっぱり
レンタカーですよね!
ラスベガス近郊のマッキャラン空港レンタカー・センターで今回調達してきたのが、このクルマ、
トヨタYARIS(日本名ヴィッツ)です。
今回、自分が予約時に選択したグレードは「
コンパクト・クラス」。下から数えて2番目のお手軽クラスですが、「フォード・フォーカスまたは同等クラス4人乗り」なら、まあ不満はありません。レンタカー・センターのカウンターで車種選択が問われたので、「
マツダ3(日本名アクセラ)をよろしくっ!」と力強く宣言して、乗り場に向かいました。
しかし、そこに待っていたのは、シボレーのわけのわからないコンパクト・カー2台とYARISの計3台だけ・・・・orz。「おいおい話が違うじゃないか?!じぇっ!YARISかよ!」と、現場担当のおネエちゃんに悪態をつきながら掛け合ってはみたものの、「この3台がコンパクト・クラスなのよ~♪」「もしご不満なら、他のクルマが返却されてくるまで、ここで待てる?」と単刀直入に覚悟を問われてしまい、「
じゃあ、YARISでいいよ!」と思わず大見得をきってしまった次第なのです。
これまでの海外レンタカー利用歴で
マツダ3はもちろん、
VWジェッタ、三菱ギャラン、ダッジチャージャー、日産ヴァーサ(日本名ティーダ)、KIAフォルテなど、多種様々な車種を乗り継いできた自分にとっても、リッターカー
?のYARISとコンビを組むのは初めての経験です。ボーン・トゥ・ビー・ワイルドなアメリカ交通事情に揉まれるなかで果たして大丈夫なのか?と心配になってきます。おまけにこのYARIS、レンタカーのエントリーグレードに相応しく、パワー・ウインドウやリモコン・ドアミラーの機能さえ付いていません。今時、すべてが
手動操作なのです(涙)。異国の地で、心細さを隠しきれぬまま、レンタカー・センターを後にしたYARISは、空腹を抱えた中年オヤジに導かれ、郊外の日本食レストランへと向かいます。やれやれ。(続く)
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旅打ち | 旅行/地域
Posted at
2015/01/08 22:13:18