2023年7月24日 天井が垂れ下がったオンボロベンツ号の天井内張りの貼り替え 169,798km
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2023年7月24日 169,798km
既報の通り、我が愛車W210後期ワゴン (S210)E320アバンギャルドの天井の内張りが垂れ下がり始めてしまいました。
いつもお世話になっているヤナセ経由、自分で独自に探した横浜市の業者というチョイスがありましたが、今回はとあるルートからご紹介頂いた宣伝のホームページを持たない内装屋に作業をお願いすることになりました。
結果的には今回の内装屋での作業は非常に品位が高いもので、非常に良い選択でした。
代車のキューブには随分とやっつけられましたが、仕事の品位は高いものでした。
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今回の天井内張り (ルーフライナー)を交換する前のオンボロベンツ号の様子です。
ここ1か月弱の猛暑で一気に垂れ下がって来ました。
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今回使用する生地ですが、やはり純正の生地とは風合いが異なっています。
生地の表面状態が異なると光の当たり具合で違った色に見えます。
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内装屋と相談した結果、この写真のカットサンプルの右上にあるクローム色に決定しました。
FMVSSの燃焼性試験を通っていない生地を使うと車検が通らなくなる可能性があるようです。
この生地はFMVSSの燃焼性試験を通っている製品なので安心です。
サンプルの台紙に書かれている通り、この製品には3㎜と5㎜という2つの異なる厚みの製品があります。
結果的に言うと、天井内張りは5㎜の製品で貼り、サンルーフパネルは3㎜ (5㎜だと干渉してしまい使用不能)で施工してもらいました。
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こちらが一番施工状況が分かり易い写真かと思います。
非常に綺麗に貼られており、天井内張りの部分の作業で一番懸念していた再利用している天井の芯材の表面状態が表に浮き出てしまうことでした。
これは皆さんのご自宅の壁紙貼り替えでも同じで、古い壁紙を完璧に剥がして表面状態を整えることまでやっていたら工賃が恐ろしいことになってしまいます。。。
引取りに行った時に聞いたのですが、今貼られている新しい生地は「やり直し」後の2枚目の生地だそうです。
普通に古い生地を剥がし、再利用する芯材に残っている加水分解と経時劣化をしたボロボロのポリウレタン部分を清掃後に1回目の貼りを行ったそうですが、下地処理が不十分だったようでショップが満足する仕上がりではなかったとのことで、やり直しをしたそうです。
劣化したPUのボロボロ層が思った以上にしぶとかったそうです。
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ゴミ袋に入った状態でしたが、写真中央部にあるダークブラウンの付着物があるのが剥がした純正生地です。
写真の右端にあるちょっとピンク色っぽい接着剤が付いた生地が前述のやり直しでボツになった新しい生地です。
このように見てみると、純正生地のウレタン層(ダークブラウン色)は完全にダメになって崩壊しています。
そのダークブラウン部分に接着剤が乗っていたわけなので、基材がボロボロに崩壊してしまえば接着力が無くなって天井が下がる訳です。
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やはり表面の風合いが異なることから、光の当たり具合によっては随分と色が違って見えます。
別な光の当たり具合では同じ箇所が同じ色に見える時もあるのです。。。
これは「仕方ない」と言わざるを得ないと思います。
このような色の違いが嫌であれば、ピラー部やリアハッチの内張りまで内張りの貼り替えをする必要が出ます。
これをやることは可能ですが、恐らくプラス10万円以上工賃が上がると思います。
一枚でブワっと貼れるルーフやサンルーフパネルと異なりピラーなどは異形の製品なので、異形の製品に生地をワンオフで貼って行くのは非常に時間が掛かる作業なので工賃は激増し、プラス10万円ではきかないかも知れません。
やはり適度な妥協は必要であると思います!
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こちらの写真で見るとルーフ部とピラー部の色の違いはあまり感じませんよね。
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一方でこちらの光線の当たり方だと色は違って見えます。
然しながら、上に見えているサンバイザーは貼り替えていませんがバイザーとルーフに色違い感はないので、「光の当たり具合で違いが分かる時がある」と認識することにしました。
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サンルーフパネルも非常に綺麗に施工されています。
W210のサンルーフに付いている2枚のルーバー風のプラスチックパーツですが、今回は割れずに脱着することが出来ました。
正直割れることも想定していたのですが、割れなくて良かったです。
新品は1枚5500円位しますので...
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施工箇所各部の写真をアップします。
天井面に古い芯材の痕が出ることが無くキレイに施工されていることが分かるでしょうか?
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助手席のグリップ部の拡大ですが、綺麗に仕上がっていますね。
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この写真を見ると、この生地が「ちょっと毛羽立ちがあるジャージっぽい生地」と私が言った意味が分かるかと思います。
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この写真だとバイザーと天井部の色の違いを少々感じますね。
バイザーの方が色が濃く見えます。
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こうすると色の違いは感じないですね。
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一筋の光線が入ってしまっていますが、天井全面を見て頂くと今回の貼り替え作業の施工が上手く行っていることが分かって頂けるかと思います。
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