乾式7速SトロニックDSGオイル交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
Audi (VW含)乾式7速Sトロニックはクラッチ2枚が交互に変速するミッションです。クラッチ板がマニュアルミッション(MT)と同じようにオイルに浸かっていないので”乾式”と呼ばれます。7速のギヤが入っている変速ギヤの部分には1.7リットルのギヤオイルが入っています。(^_^*)
湿式はクラッチ部分がオイルに浸かっているタイプです。オイルによりクラッチの冷却効果があり大きなエンジンパワーを受け止めて伝達ができます。ただし定期的なオイル管理が必須でDSGオイル交換には5リットル以上の高価な湿式用DSGオイルが必要らしいです。(・∀・)
2
日本のAudiの場合、乾式7速ミッションは1.4L以下のエンジンに採用されています。ギヤオイルのドレンボルトは写真のような位置にあります。写真の右側が車体の前側で助手席の少し前あたりに位置します。ドレンは対辺10mmの六角穴ボルトですから10mmの六角棒レンチを使います。30N・mで締められています。長さ250mmのレンチで外しました。( ・∇・)
もし10mmの六角穴ボルトでない場合は位置を間違えているか湿式6速ミッションの可能性があります。6速は14mm六角穴ボルトです。その場合は作業方法が違うので止めてください。(°▽°;)
3
事前に水温計が少しあがる程度だけ近所を走行してエンジンを暖めておきました。(^ ^)
ドレンボルトを抜くと勢いよくオイルが出てきますので容器で受けます。オイルは10分くらい放置して完全に落としました。エンジンオイルの半分くらいの量です。(°▽° )
抜けたオイルを2回計量しましたがきちんと指定量が入っていました。(*^▽^*)
4
新しいオイルはバッテリーケースの奥側の下部にある写真の黒い部品に丸いキャップが付いている箇所を外して入れます。まずは異物が入らないように水性洗剤で周囲を洗いました。それからキャップを摘んではずします。失くさないでね。(*^^*)
これはカメラを突っ込んで撮影しました。直接には見にくい位置にあります。(*´-`)
5
キャップ位置を説明図にも示します。しっかり摘んで上に引っ張れば取れますから、異物を入れないようにキャップを失くさないように注意します。(〃ω〃)
6
ドレンボルトを洗浄してから30N・mで締めました。ここのドレンボルトには最初からパッキンが使われていませんので無くしたと心配しないでくださいね。( ´ ▽ ` )
新しい乾式ミッション用の指定オイルを1700mℓ(1.7リットル)を入れるのですが、今回はSOD-1 Plusをメーカー指定の割合で混合しました。オイルは計量カップを使って正確に計測していれます。(SOD-1に計量カップが付いてきました)エンジンオイルのようなゲージはありません。Audi/VWは専用治具のアタッチメントを販売しているようですが私は写真のような容器に小分けして注入しました。あまり溢さずスムーズに入れられます。右側の黒い箱がバッテリーケースですね。(*´∀`*)
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DSGは過去にメカトロニクス交換とクラッチ交換を保証でやってもらっていますのでDSGオイル交換の機会が2回ありましたが交換したという記録は残っていませんので詳細は不明。(下に追記あり)
55,000km頃にディーラーさんへDSGオイル交換を打診した時は”まだしなくてよい”と言われてできず、まもなくそのディーラーは移転したのか無くなりました。( ・∇・;)
次に近いディーラーさんへ行った時に交換の見積りをお願いした時は無交換でよいと言われ、それでも交換を打診すると距離計を見て交換したリスクの説明オンパレードです。やりたくないらしいのでDIYでの交換となりました。(〃ω〃)
写真は古いオイルと新品オイルの比較です。しっかり違いがありますね。古いオイルはコーヒーくらいの透明度でした。( ̄∀ ̄)
——-
追記:
保証で35,000km頃にメカトロニクスの交換をしています。調査したところメカトロニクス交換時はギヤオイルを抜く必要があることが分かりましたので一度は交換されていたことになります。
また55,000km頃にクラッチも延長保証で交換してもらっています。こちらは乾式という文字からもオイルが入っていない別室なのでオイル類は交換されることなくクラッチのみ交換したようです。<(_ _)>
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