数か月前の話ですが、三菱ギャランΣ/ギャランのカタログを何冊かヤフオクで購入しました。
親が所有してたことも自ら運転したことも無い車種ですが、youtubeで高倉健さんが出演されていたCMや、テレビ朝日の石原プロのドラマ「ゴリラ警視庁捜査第八班」を見たりする中で何となく興味が起きました。
抜粋して紹介したいと思います。
【お詫び 一部の写真について、何故か上下さかさまに表示されてしまいます。調整しましたが直りません。すみませんがさかさまのまま表示させていただきます】
まずは
【4世代目(1980-1983製造)のA161/162/163/164/167A型】
3世代目が好評で、キープコンセプトにしたせいか売り上げはあまり伸びず、4年未満で5世代目にモデルチェンジされた短命モデルだったようです。
前述のドラマ「ゴリラ」は放送時期が1989年で、この4世代目が下取り車などで比較的入手し易く安価だったせいか、横転・炎上など「壊れ屋」として使われた印象が強くいささか気の毒に思えます。
表紙をめくると最初のページでは空力を追求し開発したことを、ボディと一体化したグリルを例に挙げ強調しています。
セダンでここまで空力追求をアピールするのは珍しいと思います。
次いで印象的だったのが「スーパーシート」
斬新なカラーが目につきますがそれについての言及はなく、運転席7wayシートなどをアピールしてます。
また、GSRというグレードにはVELNUS(Vehicle Electroni Navigation System)
という燃費や平均車速を知らせる装置がついているそうです。
このカタログは1980年7月発行であり、それを反映して「80年代の走りを先取り」と謳ってます。
そして2ページいっぱいに全グレードを掲載。
こういう選択肢の多さに贅沢を感じます。
<上級グレード>
<みんな大好き廉価版>
【5世代目 E12/13/15/17A型】
1984年7月発行
この型からFFに駆動方式が変わりました。
4ドアセダンと4ドアHTという2種類のボディーがあり、6世代目が1987年に立ち上がった後もセダンの一部とHTは継続生産され、1990年にディアマンテ/シグマが立ち上がった後はタクシー用モデルのみ残り、1999年まで製造されたそうです。1997年にそのタクシーに一度だけ山形で乗った記憶があります。
表紙の左上にあるのはシリウスダッシュエンジンという2000cc 200PS・28.5kg-mのターボエンジンに搭載された世界初の機構「3×2バルブ」です。1つのシリンダーに2本の吸気バルブと1本の排気バルブを有する機構だそうです。
この5世代目でも空力追求をアピールしています。
内装で面白いのがウイングコラムスイッチで、その中のウインカーレバーが
コラムから右に突き出るのが主ですが、この車のそれはドライバーに対向する
ようにレバーというより板状のスイッチが出ています。使い勝手は、どうだったのでしょうか?
このモデルのカタログにも2ページいっぱいに全グレードが載っています。
<上級グレード>
ロイヤルの豪華さが目立ちます。
<みんな大好き廉価版>
【6世代目 1987-1992製造 E31/32/33/38A型】
このE30系は、知り合いが何人か乗っていたこともあり、かけ離れた過去の古いモデルという気があまりしません。
5世代目までのリアの独特なタイヤハウス(弧を描いていない)の形状が無くなったのも印象的です
4WD+ターボの組み合わせで以後のモデルでもイメージリーダー的な存在となったVR-4が登場したのもこのモデルからです。
このモデルのカタログからは見開き2ページに全グレードを配したページは無くなり、何ページかに分けて紹介しています。
<上級グレード>
<みんな大好き廉価版>
ちなみに、最近はどうだかわかりませんが当時の三菱車のカタログで特徴的なのは、「ワイパー」や「マフラー」など終わりの音引きを略して「ワイパ」や「マフラ」のような言い方をしているところです。小学生の頃から不思議に思っていました。
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2020/11/22 22:21:16