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2014年08月03日 イイね!

流れ流れて その13 binbo大好きの殿様レジャー 3

流れ流れて その13 binbo大好きの殿様レジャー 3 夕食後はナイト・ダイブを場所を変えて2本。
眠っている魚はその気になれば、手づかみで捕れる。
そこそこで切り上げて陸に戻り、夜更けまで酒盛り。

 私がここを気に入っているのは、オーナーの気っ風の良さ、全スタッフの器量の良さと、損得勘定抜きの献身的サービス。
オーナーはかつては大規模なリゾートを経営していたが、持ち前の人の良さゆえか、乗っ取りに。その後ここに移り住み開業した。
規模は小さく、お世辞にもリッチとは言えない質素さだが、こちらが恐縮して頭が下がるぐらいのもてなしをしてくれる。

 私の場合、1日当たり日本の民宿の宿泊費程度の額で、その日の全ての費用が賄える。
24時間、酒をいくら浴びようが、何を食べようが、何度潜ろうが、追加費用は一切なし。
私一人のためにボートを出してもらっても同じだ。それもガイド付きで。

商売気を廃した太っ腹かつ細やかな気遣いで、常時、

「楽しんでいるか?」
「困っていないか?」
「何かして欲しいことはないか?」
「食いたい物はないか? 何でも買ってくるぞ」
・・・等々

オーナーは元々の出身はこの国ではなく、初老の域で、この先ガツガツ稼いで一旗揚げようといった気も元よりなく、私たちもまったりと過ごせる。
毎夜、客と一緒のワイワイ・ガヤガヤしながらの夕食と酒盛りを、一番の楽しみにしているような風情である。

 そんなこともあってか、客層は口コミと紹介で増えたプロ・カメラマンを含む常連が多く、国籍も種々雑多だ。ただし日本人客は超稀少。

ここは宣伝もしていなく、付近に日本のツアー会社とタイ・アップした日本人が経営する写真上小綺麗な、ダイビング・センターが数件あるので、日本人客は日本語が通じることもあり、ほぼ全数そちらに行く。ここの存在や実態すらご存じでないと思う。

私と同行の現地人運転手さんにも、こちらがお願いする前にすでに、デフォルトで三度の飯を振る舞ってくれる心遣いも憎い。
申し訳ないから、追加の支払いを申し出ても、辞退して受け取ってくれない。

 宿泊は部屋というよりも小屋というレベルだが、各室トイレと冷水シャワー、クーラーも付いている。質素ながらも清掃は行き届き、シーツ・タオルも清潔だ。隙間もなく虫は入ってこない。

 リゾート・ホテルのリッチさに慣れ親しみ、かつそれに重きを置く方には、全くもって勧められないが、「binbo大好き」こと私にとっては十分だ。

 長期滞在中の宿が、ホテル自称「リゾート・コテージ」、実態「海辺の竹囲いに椰子の葉を被せただけの、外界とはスカスカの、蛭やいろんな生物が遊びに訪れてくれる小屋」なので、それに鍛えらた私の閾値は、幸いぐっと低下している。
Posted at 2014/08/11 17:37:16 | コメント(0) | 流れ流れて | 趣味
2014年08月02日 イイね!

流れ流れて その13 binbo大好きの殿様レジャー 2

 流れ流れて その13 binbo大好きの殿様レジャー 2 海沿いの断崖絶壁を眼下にくねくね走り、ゴールに到着。

 ご期待に沿えず恐縮だが、ここはほぼマニアしか訪れない、赤道近くのど田舎のダイビング・エリア。
セブ島ほどの派手さはなく、数件のダイビング業者「のみ」が点在している、文部科学省推薦文句なしの健全エリアだ。

 到着するや否や、荷物を部屋に放り込み、徒歩30秒でタンクを山積みにしたボートに乗り込む。
すでに全ての機材は積み込まれており、手際の良さが心地よい。

10分ほどで小さな無人島に着く。そこで潜り、また移動して合計2箇所で潜り、宿に帰り夕食に。
夕食前に手短にオーナーと2人で料金の打ち合わせ。額を付き合わせて積算する。

オーナー 「今回はxxでどうだ」

私 「いいよ。ついでにアドバンスドのCカード3人分の発給も頼む」

オーナー 「彼はいいのか?」

少し離れた先のもう一人の連れを見ながらオーナーが尋ねた。

私 「彼はレスキュー持っているから要らない」

 ご存じの方もいらっしゃるだろうが、「Cカード」(Certification Card)とはダイビング団体がダイバーに発行する認定証。

よくマスコミや、ダイバーが「ダイビング・ライセンス」や「免許」と称しているが、それは間違い。
資格や免許ではなく認定・検定の類で、いわば「珠算3級」や「英検2級」とかに相当するものだ。
誰がソロバンを弾こうが、英語をしゃべろうが咎められないのと同様に、認定証なしでも勝手に潜れる。

これに限らず「認定・検定」を「資格・免許」と称し混同する風潮には、「資格商法」の蔓延もあってか、少々私は気にくわない。
特にオネータンを前にして

「シーマンの俺って、ダイビング・ライセンスも持っているよ」
「ワァー。素敵」

なんて場面に出くわしたら、

「ちゃう、ちゃう。それはな・・・」

とオッサンはつい突っ込みたくなりそうだ。

 ・・・とは言ってもダイビングには非常に危険を伴うので、講習や認定のの重要性は私は十分に認識している。

まあ、全てのダイビング業者が講習と認定の代行をしていることもあり、これがないとタンクを貸してくれないし、仮に自前のタンクを用意しても空気の充填もしてくれないし、船にも乗せてくれない。

従ってCカードなしで潜ろうと思えば、船、機材一式自前で揃える必要がある。
実質必須状態でもある。特に海外先進国では厳格だ。

今回の面子は偶然全員Cカード保持者だが、因みに「アドバンスド」とは少し上の認定で、深深度、潮流の速い所、夜間ダイビング等も想定している。

オーナー 「じゃあ、発給までの必要な全てを含めてxxプラスでどうだ?」

破格の追加費用だ。勿論良心的という意味で。

私 「十分すぎるほど納得」

かくして、目出度く手打ちとなった。

私 「じゃあ先に渡しとくね」
まとめて総額を渡す。

私 「これはアンタに」
オーナーにチップを渡す。

オーナー  「すまんな」

ついでにスタッフ全員を回り同様に。
少し多めに弾んだが、それでも十分以上に元は取れる。

これで今後一切財布の口を開くことはない。ただひたすら飲んで食って遊ぶだけだ。
お金の呪縛から完全に解放された3日間を過ごせる。他の業者ならこうはいかない。

卓上には全くもって食べきれない種類と量の食材が。勿論酒もいっぱい。頼めば何でもでてくる。勿論時間制限なんぞもない。

3日間の貧乏殿様レジャーの幕開けだ。
Posted at 2014/08/09 22:38:56 | コメント(0) | 流れ流れて | 日記
2014年08月01日 イイね!

流れ流れて その13 binbo大好きの殿様レジャー 1

流れ流れて その13 binbo大好きの殿様レジャー 1 スケジュールの前倒しが効を奏し、思いがけず3日間の中休みができた。
こういう時はさっさと遠方へ逃亡するに限る。
ホテルなんぞにいると、ヤボ用に駆り出されるのがオチだ。

早速、携帯のメモリーを検索する。

「急に行けることになった。5人だけど大丈夫?」

「問題ない。歓迎する」

馴染みのオーナーに電話を掛けた。

「今から出発するから、・・・到着は15時頃かな?」

2~3時間ほどの行程だ。

オーナー 「・・・で、今日は何本?」

私 「着いてすぐに2本、夕飯前に」

オーナー 「夜もしたいか?」

「遊びは限りなくガツガツ」をモットーとする私にとっては、有り難い誘いだ。
私は携帯電話のマイクを手で塞ぎながら、野暮な質問とは知りつつ、念のため振り返って連れ達に尋ねた。

私 「夜も元気ある?」

精力漲る若い衆、当然ながら全員「オーケー」のサイン。

私 「是非頼む。取り敢えず2本ぐらいかな。スタミナ次第だけど」

さっさと仕事場を片づる。こんな時のみんなの動きは全く無駄がなく素早い。車に乗り込みレッツ・ゴー。

目的地はオネータンが壇上にいっぱい並んでゴーゴーを鯛やヒラメがいっぱい舞踊る竜宮城。

わくわく。ドキドキ。
車中の会話も弾む。
Posted at 2014/08/05 01:34:07 | コメント(0) | 流れ流れて | 趣味
2014年01月02日 イイね!

トレジャー・ハンター その5  2回目のおつかい

トレジャー・ハンター その5  2回目のおつかい








関連項
トレジャーハンター その2 初めてのお使い 1/7
     

 小惑星探査機「はやぶさ」の概ねの成功を受けて、めでたく後継機「はやぶさ2」の予算も付き2014年に打ち上げ予定となっている。
「はやぶさ2」では「はやぶさ」で失敗した、惑星の本体の標本を持ち帰る「サンプル・リターン」に再挑戦する。
惑星をカチ割る機構も格段に強化されている。

 かねてから本物のみを見極める各分野のセンモン家で構成された当ブログの熱烈なファン(ただし私の勝手な想定で極少数かつ存在すら怪しい)の中に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の開発スタッフもいらした。(・・・かも)

「トレジャーハンター その2 初めてのお使い 3/7」

が「はやぶさ2」の心臓部の設計に多大な影響を及ぼした。(・・・んとちゃうんかな?)
なんと私のありがたい提言通り、ピストル方式から対戦車兵器の「自己鍛造弾」方式に代わり、別次元の破壊力へとグレード・アップしている。それも口径200ミリと対戦車兵器(100ミリ程度)に比べ大口径で、まともに作れば1桁上の威力となる。
外野の素人としては、ここまで大威力だと衛星本体が跳ね返った岩石のとばっちりを食らうのではと心配したくなる。このことは日々の生活において、飛び込んだ公衆トイレで、思いっきりオシッコを飛ばしたり、下痢便を全力噴射したさいの、お釣りの強烈な反撃で証明されている。

 過日、この機構の発射実験が行われた。
その光景を見て思わず笑ったのは、その標的。
社会的インパクトを案じてか、他に類を見ない脆弱さでは世界一を誇る「障子」(・・・まるでそう見える)。質素を良しとする和の謙虚さがそうさせたのかも知れない。
まるでブラック・ユーモアではないかと思われる。
「ハヤブサ」の開発時にはパチンコ玉を撃ち出すピストル型の装置が、銃刀法に該当して警察のお世話になった経験が、もしかしたら威力の過小評価を期待すべく、こうさせているのかも知れない。

本来の威力は150m先の200~300ミリ厚程度の鋼板なら楽々とぶち抜ける。本当の標的は惑星なので、威力と命中精度を確認するなら庭石やコンクリート壁が妥当だろう。私なら墓地で墓石を何枚ぶち抜けるか試す。

 老婆心ながら跳ね返りの破片の影響も十分に考慮されているのか一抹の不安も感じる。
地上実験では「このぐらい離れとったら大丈夫やろ」が経験則で決められるが、宇宙空間では空気抵抗に邪魔されず、全てのものが初速を永遠に維持したまま飛び続ける。
つまり、宇宙空間で放った下痢便は、宇宙の寿命が続く限り、標的探し求めて、永遠にその威力を維持し続ける。

僭越ながら「通りがかりのオッサン」扱いで転ばぬ先の杖として
「ワシも混ぜてくれ」
と言いたいところだが、
「ゴチャゴチャ理屈こねる奴はアッチャ行っとれ。やってみなワカランやろ」
・・・と煙たがられるのがオチだろう。



Posted at 2014/01/02 06:36:21 | コメント(0) | トレジャー・ハンター | その他
2013年03月18日 イイね!

流れ流れて その12 来る者は拒まず

流れ流れて その12 来る者は拒まず 帰って来たばかりなのだが、突如再び行く必要が生じた。
先ずは飛行機。幸いネットですんなりと予約できた。

世界屈指の観光国ではあるが、クソ寒いこのシーズン。わざわざこの地に向かう物好きは少ない。
飛行機にさえ乗れれば、後は何とかなる。

次は宿の手配だ。
持ち帰ったばかりの領収書の束をひっくり返す。
A4サイズの厚手の紙にプリントされた、立派な領収書を見つけた。「XXXX」住所も市外局番も合っている。

もうこちらは殆ど夜中だが、向こうはまだ夕方だ。
領収書に記載されている番号に電話を掛ける。
国内とは異なる独特の呼び出し音の後に、程なく相手が出る。

「こんにちは。先週までそっちにいたxxxxだけど。日本から国際電話を掛けている」
「こんにちは。△%&?」

・・・ん? 英語が通じない。 アラブ人街にある場末のホテルなので、スタッフ全員英語OKではなかったが、もう少し通じても良い・・・。それに声の主はオバチャンだが、今まで見かけた事務スタッフは全員若者で、それらしき人物の記憶はない。

「急にまたそっちに行く用事ができた。あさって1人だけど大丈夫か?」

パソコンで予約照会、パチパチするかと思いきや、相手は即答で

「問題ない。OKだ」

・・・ほんまかいな? この国はまともに予約を取っていても、地方のホテルでは、しらばっくれることがある。

「3日間ほどだけど大丈夫か? 朝飯も頼む。予約したい。」

「大丈夫だ。それに予約も不要だ。いつでも歓迎する。好きな時に遠慮なく来てくれ」

「??? 予約不要? 一杯になって入れなくなったらどうするの?」
「キャパシティーは十分だ。今まで一杯になったことはない」

おまけに自信満々と
「かつて今まで、訪れた客を一度も追い返したことはない!」
とのたまう。

そこそこの客室数があり場末とはいえ、マイナー航空会社のスッチーやパイロットの常宿でもある。
交通至便な地下鉄の駅前、かつ高速道路のインターチェンジ至近なので、リピーター主体で場末にも関わらず、割と繁盛している。
いくらなんでも、予約不要ってことはないだろう。

いざ到着して「知るか!」なんぞととぼけられても困る。
その後もしばらく食い下がる。そして、ようやく謎が解けた。

何とその領収書はホテル横の巨大ショッピング・センターのものだった。
前回そこでコンピューターの部品を買ったのだが、私は支払いをしただけで、領収書を切ってもらったのは他の方だったため、私は折り畳んだ領収書を受け取っただけだった。
したがって、詳しく文面を見たのは今回が初めて。
まさか、ここまで立派な領収書とは思っていなかった。

 偶然にしても、ここまで話しが噛み合ったのは驚きだった。おかげで電話を切った後、しばらくの間、腹の筋肉痛に見舞われたが、何だか得をした気分になった。
Posted at 2013/03/21 19:07:44 | コメント(0) | 流れ流れて | ビジネス/学習

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好奇心の塊で物事を知れば知るほど己のアホさを知る,通りすがりのオッサン。
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