目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
「BRZ初期型はリアの剛性が不足している」そんな話がよく流れているわけですが、実際初期型に乗っているとたしかにそんな感じがします。よく変な音する。
そこで剛性強化と、トラクションアップ、乗り心地改善を兼ね、BRZ ts用のリアメンバーボルトに交換することにしました。
ts用パーツは、ディーラによっては注文できないこともあるため、今回はモノタロウで購入しました。
品番:ST20159ST000
販売単位:1本(左右で2本必要)
販売単価:900円
交換作業に必要な道具は以下になります。
・ジャッキ
・タイヤスロープ
・リジットラック(ウマ)
・12,19番のボルト、ナットを回すことのできる工具
・19番のボルトを145Nm以上で締めることんできるトルクレンチ
・保護メガネ
あると便利なもの
・細いマイナスドライバ
・12,19番のボルト、ナットを回す事のできるインパクトドライバ
作業手順は概ね以下になります。
1.ジャッキアップ、ウマかけを行う
2.車体下部の助手席側、運転席側アンダーカバーを外す
3.助手席側or運転席側のリアメンバーボルトを外す
4.助手席側or運転席側にts用リアメンバーボルトを取り付ける
5.3〜4で、作業してない側を行う
6.アンダーパネルを戻す
7.車体を下ろす
2
まずはジャッキアップを行います。
基本になりますが、平坦な硬い場所でジャッキアップを行い、ウマは安全ピンまでしっかり取り付けます。車体が乗ったら、棒やハンマーで叩いて確実に重量がかかっていることを確認します。
作業箇所はリア側なので、潜り込む側にタイヤ等を挟んでおきます。
3
まずは運転席側、助手席側両方のアンダーパネルを外します。
写真は、運転席側のパネルを右より見たもの。
ウマのすぐ後ろのパネルを取り外します。
4
これがアンダーパネル。写真は運転席側パネルで、写真上側が車体後側になります。
パネルは、12番のナット(ネジと書かれている箇所)2箇所と、クリップ2箇所で固定されています。
クリップは砂等が入り、相当硬いため、細いマイナスドライバー等で割る勢いで外し、新品に交換するのも良いと思います。
このとき、確実に砂が降るので、保護メガネは必須です。(そうでなくとも機械系作業では保護メガネは必須ですが)
汚いし、目に砂やサビが入るのは非常に危険です。
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続いて既設のリアメンバーボルトを外します。(赤矢印のボルト)
写真は助手席側よりリア側を見たもの。
こちらは19番のボルトで外しますが、相当固く締結されています。
潜り込んでいると、体勢等で相当キツイので、緩めだけはインパクトドライバで行うのが良いです。
緩めからts用ボルト固定までは、片側ずつ行います。そうすればリアメンバーもずれないはず……
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外した既設のリアメンバーボルト(下)とts用リアメンバーボルト(上)の比較。
見ての通り、ts用はネジ部が延長され、ネジのない部分も太い部分が延長されていることがわかります。
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ちなみにもう一方の比較はこんな感じ。
なんでそんなに腐食してるん……
確認したところ、内部は問題なく、表面の浅い部分だけ腐食しているようです。
ゴムの硫黄でしょうか……
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既設のリアメンバーボルトを外し、ts用リアメンバーボルトを取り付けたら、トルクレンチを使って145Nmで締結確認をします。
ここを確実に確認しないで事故ってしまうと、twitterで晒されるだけならまだしも、自らや他の人に危害を加えてしまえば何も面白くありません。
トルクレンチで確認したあとは、反対側も交換と確認を行い、アンダーパネルを戻します。
最後に車体をもとに戻し、作業完了です。
車体を下ろす前に、下に何も残ってないかしっかり確認しましょう(写真は下ろす前にコードリールに気づいた人の写真)
交換後、低速〜高速まで走行してみましたが、全体的にリアからの衝撃が緩和され、乗り心地が良くなったのが大きな変化です。
普段の道、特に通勤経路での段差の感じ方が大きく変わり、ドライブレコーダーの衝撃による誤判定も目に見えて減りました。
1800円で、値段的にも作業的にも手軽に大きな変化を感じることができるので、環境がある方は交換してみることをおすすめします。
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