皆さんお馴染みのこの小さいインテークダクト

新車解説書を漁ると実は正式名称があるんですよ
房内吸気方式と言います!
エンジンルーム内の空気を吸入する方式で、吸気温度がわりかし一定温と言う利点があるんです!
他にも水や氷雪を吸い込みにくい事もあり、もしエアクリに氷雪が付着ししてもエンジンルームの暖かい空気で溶かせると言う当時のラリーからのフィードバックでしょう。
続いては定番の大型ダクト

こちらも正式名称があり
外気導入方式!だったと思います(笑)
実はこれラム圧効果あるんですよ!
スバル純正のECUはとても優秀なのでラムエアを利用してもまずブローなんて大丈夫です。(過度なのは対応しきれませんよ?)
ECUは学習しますし吸入量が増えれば燃料も比例して増量されます。
純正形状エアクリ+マフラー+ラムエアでは許容範囲です…純正ECUなら壊れる前にチェックランプやフェイルセーフ入るので余程のブーストUPや馬力上げをしないなら問題無いです。
さてさて、このダクトが採用されたのはGDBからですから…その年代で何かしらの変更があったのでしょう。
ここからはバイト先の社長、元開発エンジニアの方の話とそれらを私の推測によって書くことにします。
バイト先でも度々このダクトの話が上がり聞いた所、徹底した対策より影響が少なかったからでは?と社長も言ってました。
当時は泥水ダイブや吹雪は当たり前、極悪環境でのラリーだったそうです。また、当社の車はこんな使い方をしても壊れないと証明するため研究してたそうで…
そうすると、大型になった可能性が有るなら「高効率化」を優先という事ですかね?
大型ダクトの位置って意外と走行風が当たり冷えるんですよ!現行STI VABでも採用され続けていることから納得出来ますね。(流石純正、億の研究費)
つまり、吸気温度も下がりラムエア効果で充填効率も上げられて一石二鳥でしょう。
意外な事も少し、この円の所
グリルの穴とグリルの取り付け面に軽量化とは明らかに違うイヤらしい穴と隙間が有るんですよ!
丸目から涙目まではグリルが楕円なんです。純正を良く理解している社外品はグリル内に導風板を付けてグリルの隙間からダクトに走行風を取り入れる物もあります。恐らくそれの名残でしょう…
ラリー車のエンジンルームって探しても見かけないですよね、特に2007 WRCのGDBなんて…
たまたま見つけたのがあるので参考までに、カーモデルですが
※オマケですが大型ダクトを装着したNAインプで更に効率化を狙うならダクトをエンジンルームから隔離することです!
簡単なのはボンネットのウェザーストリップを部分的に取ることです!(黄色の区間)
他は青色の様に隙間埋材で区切るor着くか分かりませんがターボのウェザーストリップを流用です
ダクトに関してはこんな所だと思います。
ここで気になるのが吸気温度なんですが…
低ければ低いだけ良いなんて言いますよね?
次は吸気温度の前にレゾネーター?チャンバー?について考察や私の考えを書こうと思います。
Posted at 2017/08/06 20:45:45 | |
トラックバック(0)