海軍の零式艦上戦闘機と双璧をなす陸軍の一式戦闘機。 陸軍では早くから「愛称」が使われていて、一式戦は「隼」と言われていました。 ちなみに開発コードはキ43。開発は中島飛行機。富士重工業の前身です。
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上の緑の機体が1型で、ジェラルミン無塗装が2型。大きなところでは搭載するエンジンが大出力に換装され、プロペラが2枚から3枚に変更されています。
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1型のエンジンは零戦21型に搭載された栄12型とほぼ同性能のハ25。 2型では海軍の傑作、栄21型と並ぶハ115に換装されました。 海軍と陸軍では燃料の質に差があったようです
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エンジンカウルの下側にエアインテークが見えます。 栄はキャブ仕様でここから吸い込まれたフレッシュエアがエンジンに送り込まれます。 カウルの内側にオイル冷却用のチューブが見えます。
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機体は撃墜され、放置されていたものを引き取ってレストアしたものです。 ココが1ヶ月しか博物館として開かないのは、残りの期間をレストアに費やしているから。 今年は何が公開されるのか?楽しみなんですよね。
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零戦の栄エンジンのコーションプレート。 点火順序やバルブの開閉タイミング等が書かれています。燃料が92オクタン。 バルブクリアランスは0.15ミリ。意外と詰めてますね。
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栄12型を真横から。星形2列で、右がプロペラになります。左の湯たんぽみたいなのは、エンジンオイルのタンク。 オレンジの棒は展示用の治具ですが搭載されるときもこんなレイアウトです。
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翼下に取り付けられる燃料の落下増槽タンク。 戦場まではこの中の燃料を使い、戦闘開始前に投下、廃棄して身軽にすると言うものです。
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実物。 中までボロボロに朽ちてしまっているのが金属製。 ちゃんとセパレータが付いてるんですね。
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クルマの燃料タンクや、車種によってはオイルパン内にもセパレータは付いてますよね。 これで油面の大きな揺れを防止して、確実にしかるべきところに供給しようと言うのが狙いです。
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零戦21型のスケルトンモデル(?)。 正面からで、見える板がエンジンと操縦席の間の「隔壁」です。 思いっきり機銃弾で蜂の巣になってますけど。 零戦含め、防弾性能はほぼ皆無です
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外板剥がすとこんな感じなんですね。 組んである桁には小さな穴がたくさん開けられてます。軽量化。代価として当然強度低下。急降下で負荷がかかると翼にシワがよったり、空中分解事故もあったとか。
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翼内のシルバーの箱は燃料タンクです。 これが右翼の同じところにもう1つ。 胴体下に1つ。 落下増槽が、1ないし2つ。 タンクそのものにはゴム張ったり防弾、防火対策していたみたいです
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見切れている上のシルバーの枠は操縦席のキャノピー。緑の部分に囲まれているところが操縦席です。 米軍のメイン兵装は12.7ミリでした。 零戦は20ミリ。こんな強力な武装、不要だったからじゃないですかね?
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昭和7年に、中国の泰天兵器工廠を見学したときのメモだそうです。 上海事変(第一次)で新たに使われた兵器の分析とか書かれています
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その後日、海軍上海陸戦隊指令の少将閣下より訓示があったようです。 戦死した隊員に対する心遣い、地域の治安維持(暴徒化に注意)に努めるようにとの指示。 ものものしくなってますね。
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一式陸攻。 胴体が大分出来上がってました。 これ以上は外じゃなきゃムリだと思うw
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とある艦上偵察機のエンジン、誉です。 コンパクトな設計ながら好条件なら2000馬力を叩き出し、戦闘機「疾風」や「紫電改」にも搭載された誉。設計は後に日産でS20エンジン開発に携わった中川良一氏です。
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肝心の機体を撮り忘れたw 大戦後期の傑作艦上偵察機「彩雲」です。 (我が物顔でアヤクモと語っていた方がいましたがサイウンです) 当時世界最速。「我に追い付くグラマンなし」の報告無電は伝説になっています
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