2NA チャンプRS 50エンジン用キックギアを80エンジンに流用する
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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7月の秩父ツーリングで破損したキックギア。レース用に改造されたエンジンから部品取りしたため、軽量加工なのかシャフトに穴が開いてたのが原因でした。
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んで、とりあえず50エンジン用のクランクケースカバーを流用していたのですが、やはり50カバーだと熱的に厳しい。昨今の気温が真夏日なのは当たり前で非常に暑いということも影響しているかもしれませんが、ウチからジョイフルホンダくらいまでの距離で熱ダレしてクラッチの変速タイミングがおかしくなります。内部のベアリングにもいい影響がなさそう。
やはり80エンジンのクランクケースカバーに戻したくなりますね。80用はダクト穴があり走行風で廃熱されますので。
それじゃあってことでキックギアを見比べてみると、スプラインの位置を一致させれば流用できそうな感じがする。そこで加工屋さんにお願いしてスプライン加工をしてもらうことにしました。
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作業依頼を受けてくれたのは練馬にある猪爪精密製作所さん。
https://www.inozume-ss.jp/
個人相手でも加工してくれる金属加工屋さんです。加工依頼する際には直接お伺いして打合せします。ヤキが入ってると加工が難しいとのことでしたがキックギアは問題なし。加工賃も予算内で良かった。ワンオフ加工と思うとリーズナブルだと思うよ。小さい加工屋さんですし迷惑かかると良くないので金額は明示しないけど。
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加工したキックギアと比較する。スプラインの位置を合わせてあります。これでこのギアを装着はできるはず。
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あとギアの戻用バネの形状が違う。これは右の50用を流用します。80用だとフックの掛かりが浅く、キックレバー蹴ったらバネが外れるかもw
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それと防塵用のプレートにキックギアが干渉する。これは予想通り。プレートの穴を拡大加工するかワッシャかますか、プレートそのものを装着しないかの三択。
このプレートって50エンジンにはない部品ですし、加工しちゃうと戻せないので今回は装着無しで作業続行しました。
ワッシャで逃がすと今度はプーリーに干渉するかもしれないしね。
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ギアを組み上げてケースを比較。シャフトの飛び出し具合はほぼ同じ。これなら問題なく装着できそうです。
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80用クランクケースカバーをサクっと装着。これで廃熱は多少良くなったはずです。キックレバーはペリカンジョグ用を流用。踏む部分にゴムカバーがあって踏みごたえが良いのが特徴ですw。このゴムカバーは数年前なら単品で注文できたんですよね。今はヤマハに在庫あるのか知らんけど。
注意事項として外側にギアのシャフトが突出する量が80用と比べて長いので、ダクトカバーにシャフトのアタマが微妙に干渉しちゃいます。多少カバー側を削るか、カバーを装着する際にワッシャ噛まして少し浮かせて対応する必要があります。ワイはワッシャで浮かせて対応しましたが見た感じではわからないでしょう・・・。
あとはキックで問題なくエンジンが始動することを確認して終了です。ではまた。。
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