
これまで2つの計測器で計3回アライメントを調整しました。G-SWATとJohnBeanです。
どちらも秀逸な機械です。
1. G-SWATは、、、
テスター上で4輪を回転させて擬似走行状態にし、ホイールアライメントを計測するテスターです。 また多くのアライメント調整が左右輪の平行度合いを基準に位置決めする中、G-SWATでのアライメント調整は車両の中心軸を基準に左右輪の位置決めをします。基準のとりにくいリヤホイールアライメントも正確に計測・調整が可能です。 擬似走行状態の中からの精密・正確な情報を提供してくれます。
また、タイヤを回転させながら計測するために、ホイールと計測器の接点がローラーです。 したがって、高級ホイールをつけていて、万一の傷が心配というドライバーにはG-SWATがおすすめです。
2000年代の最高級テスターともいえるG-SWATですが、実は今でもタイヤを回転させて走行状況を模擬しながら測定する点では、超優れものといえます。
2. JohnBean/Visualinerは、、、
4輪からの情報を3Dで解析し、車の中心を基準点に各ホイールの状況を診断する点で、極めて画期的なテスターといえます。 それが故に、各車輪に装置(ターゲット&ホイールクランプ)をつけるときに、水平軸を出さなくても済むように光学的に補正されている点もこのテスターの特徴です。 G-SWATが、計測と調整、調整と計測を繰り返すたびに、車輪を回転させなくてはなりませんが、JohnBeanでは、調整と測定を常に同時並行で行いますので(すべての計測値をライプ表示)、作業時間の短縮が期待できます。(また、計測は2回演算され、万一エラーが出ると、再計測するようにコーションがでますので、その点でも性能の高さがわかります) さらに、トーイン調整もミリ単位ではなく、角度で計測されますので、xx°xx′(度と分)といったように細かな数値を確認しながらの調整が可能になります。
3D解析をしている点をはじめとして、JohnBeanは2010年代の最高水準のテスターといえます。(HunterやBOSCHでも同様の3D解析の機械がありますし、それを導入している店舗もあります)
どちらも素晴らしい機械ですので、甲乙つけられませんが、お店のアドバイスを参考にしながら、ご自身にあったアライメント調整ができますように・・・!
(追伸)
私が好きなのは、
JohnBeanです。 理由は、XDターゲットが小型・軽量化されたことと、AC400型のホイールクランプがホイール非接触型(特許取得)であることです。(タイヤのサイドウォールで面取りをします)
・ターゲット&ホイールクランプの総重量が約3kg程度に抑えられているようです。
・AC100型やAC200型付属の場合は、ホイール接触型なので、AC400型を選びます。
次に好きなのが、
G-SWATです。
https://www.youtube.com/watch?v=PTCRBXzf2TY
https://www.youtube.com/watch?v=bpS8xR2BTOY&ebc=ANyPxKrO4_hH_XK5dMGT08kbNZldaAN4QbCMr0UKqhC_kKbioSjTVxXNO3azlXomsIVBtERhOI9Y6-dxp9vJDpJJ3JavD6Cg_w
Posted at 2016/03/13 19:36:23 | |
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