新たな旅路

長年連れ添ったシルビアとお別れし、ミニクーパーに乗り換えた。乗り換えた理由は特に無くて、何となくだ。細かな理由を挙げれはいっぱいあるのだろうけど、それ以上にシルビアはいつ乗っても楽しいし、私が金持ちだったら2台持ちしていただろう。でもまぁ20年近く乗ってたのだから十分かな。車好きだし、色んな車乗りたいし。

で、暑い夏、突発的に思い立った私は、そもそもどうやって売ろうかとなった。前のシルビアは、ディーラーでの乗り換えだったので、乗り換えと同時にサヨナラした。売買差額で新しいシルビアは当時200万くらいで購入した。それからの歩みはこのみんカラブログに投稿した限りだ。

売るにあたり、まずはいつもメンテナンスして頂いているショップに筋を通しがてら相談したところ、「まずはネットで見積もりだ！昔は営業から多数電話がかかってきてたが、最近は3社のみとかWEBのみとかで完結できる」という。ショップやディーラー価格だとたいして値段つかないらしい。

早速よく広告で流れてくる査定サイトを評判を確認しつつ選定する。結局有名どころで見積もりしてみた。数時間で買い取り金額がWEBに表示された。私は目を疑った。最近シルビアというか旧車の値段が上がっているという話は聞いていたが、良くて30万くらいかな。17万キロ以上走ってるし。と思っていた私の頭を打ち砕いた。一桁間違ってるんじゃね？？

これは当時の購入金額を大幅に上回ってるじゃないか。20年近く楽しませて貰ったうえに更にプラスして！？

恐ろしくてそっ閉じ…する間も無く、私のケータイが鳴り響く。「〇〇カーですが、てらっさんのシルビアですと、状態によってはこのくらいの金額お支払いします。是非見させて下さい」

ええええぇ？マジなの？一社だけならまだしも、査定した複数社がほぼ同様の金額を提示している。これは夢ではないのだ。私は時代について行けて無かった。どこも翌日早速見たいという。上位の査定金額の3社を鉢合わせ無いよう時間調整し、ほぼ1時間おきに自宅駐車場まで状態確認してもらう運びとなった。カスタム系を得意としている社の場合に備え、少しでも査定プラスされるようこのみんカラのパーツリストを印刷し、参考としてもらった。

結果どの社もWEBで表示された金額の最上限値で見積もってくれた。良かったなシルビアさん、お前モテモテ感凄いぞ。シルビアはご存知の通り、走り潰された車体が多いので、状態の良いものは高額査定らしい。中にはGTR買えるんじゃね？って車体もある。どの社も契約を急かしてくるが、ここは一旦落ち着いて、1日お待ち頂くようお願いした。3社相見積を再チェックし、評価が良いところ、買取例などを参照し、総合的に判断の上、連絡を入れた。翌日には引き取りに来た。該当金額で契約した。別れを感傷的に浸っている暇などない（笑）

不要なジャンクパーツ（３分割されたエアロバンパーやツルツルのタイヤ）なども併せて引き取って貰った。パーツで埋まっていた部屋が綺麗になった。だが本当にその金額が振り込まれるまでは安心できない。故障が見つかったから減額だと言われたり、やっぱ買取不可と言われても困る。そして不安なままの週末、ドドーンと大金が振り込まれた。ここまで1週間だ。口座の金額を見てそのまま夜の街へ向かおうかちょっと悩んだ。

それからというもの、次のクルマを検索しまくった。土地柄車無いと不便なのでね。この車を探している時の至福感。久しぶりだ。端から見たらニヤけた気持ち悪い顔をしていたと思う。新車でロードスターや86BRZも良いし、ローン組んでシビックRも良い。中古のWRX STIも良いな。いやキャンプ行くしジムニーノマドなんか良いんじゃないか。この期間、グーネットのアクセス数最多は私だろう。

ただその時、前から良いなと思う車があった。ミニクーパーだ。

そもそも子供の頃からミニはあった。洋画にも出てくるし、冴羽獠も乗っている。最近はお洒落になって街でもよく見かけるようになった。走りに特化したカリカリチューニングのミニも見かける。一度はミニに乗りたいなという欲望はあったのである。奥さんにも聞いたところ大賛成とのこと。何も障壁はない。

さあ検索だ。ざっくりは知っているけど、ミニクーパーとはどんなクルマなのかよく知らない。イギリス車だと思ってたらドイツ車だったくらい知らない。調べていくうちに自分好みのミニが分かってきた。ガソリン車、なるべく新しい車体、3ドアがベストだが、5ドアが利便性高い、マニュアルorATのこだわりは無い等を条件に入れ、いくつか候補の中から素敵なカラーリングかつスポーティな1台に決めた。

ミニは新車価格は高いけど、古くなると大幅に価格が下落する。綺麗なのに30万の車体もあったりする。別に10万キロ近くても気にしないが、外車なので故障したら費用が高い。そのようなこともあってまちまちなのだろう。早速クソ暑い中横浜まで実車を見に行った。とても良い。カワイイしカッコいい。クーラーがよく効く（笑）
120万で即決現金で購入した。

それから納車までお盆を挟んでしまったので少し時間がかかったが、車庫証明取りに行ったり、不要なシルビアのパーツ売ったり、Amazonでミニのパーツを買ったり、待ち望みながらもウキウキな日々であった。そして新たな相棒はペッパーホワイトでボンネットラインの入ったF55前期のミニクーパーSである。ﾃﾞﾃﾞﾝ

小さいわりに重い車体ではあるが、約200馬力の直4ターボはアクセルを踏み込むと物凄く速い。ボディ剛性高い（シルビア比）、インテリアお洒落。FFの走らせ方わからねぇ。これは楽しみ甲斐あるぞ。カスタムしたいけど、最近の車はコンピューターいじらないと効果反映されないし、構造も複雑なので、吸排気弄らず見た目チューンで暫く乗ろう。シャコタンにはしないけどツラはもう少し出ててもよいね。

さてこのみんカラでシルビア乗ってたことで沢山の友達、知り合いができました。この縁は変わらずです。そしてもしかしたらミニに乗り換えたことで新たな縁も生まれるかも知れません。ブログのタイトルは『それいけS15』から『それいけF55』に変わるかも知れません。引き続き皆さま宜しくお願い致します。

（さっそくデジタルインナーミラーの取付整備手帳参考にさせて頂きました）