カー Advent Calendar 2018のための記事です。
ソビエト岩手の不便なところに奥さんも住むようになって、自動車がないと人権が激しく制限されると、2017年の春ごろから車を探していました。かわいいの、変わった車がいいということで、奥さんがTW2サンバーディアスクラシックをkakaku.comで見つけて来ました。1999年10月製造、11万1300kmでした。
そのサンバーディアスクラシックを売っている中古車屋さんが、住んでいる同じ市だったので、問い合わせてみるとまだ現車があるといいます。早速見に行って、ひどく悪い所もなさそうだったのと、同じようなタマがなかなか出てこないのとで、その場で決めて来ました。諸費用込み35万円です。
チェックしたのは次の各点です。
・外装のへこみ、欠落、シャシーのサビ
・エンジン周辺のオイル漏れ。EN07エンジンは盛大なオイル漏れがあります
・エンジンオイルとATF、クーラント類の管理状況
チェックの結果は、オイル漏れとエンジンオイルの管理状況は問題なし、ATFは若干ゴミが見えたもののきれいなピンク色、シャシーのさびは年式の割には非常にきれい、ボディのサビ穴は修理すればいい範囲、外装もまあまあきれい、でした。納車前の整備の報告で、ATが3速に入りにくいため、ATFを念入りに変えて問題はなくなった、でも、毎日動かしてくれと中古車屋さんから言われました。
任意保険の手続きに納車後1週間ぐらいかかって、奥さんが乗り回し始めた翌日、さっそくもらい事故してきました。バンパーも顔のパネルもクラシック専用品で受注生産同然なので修理に一月半かかりました。修理完了後、ATがほぼ3速に入らなくなっていましたorz
中古車屋さんから納車前整備をした整備業者を聞き出して、相談・修理依頼をしました。中古のATを探しながらおろしたATをリビルド業者に送って、AT修理です。AT修理と積み下ろしで27万円でした。ついでにオイルが漏れていたクランクシールのAT側、穴が開きかかったマフラーと遮熱板も交換しました。ATと合わせると30万円を超えました。
その後自分でやった整備の記録が
この整備手帳です。中古車屋さんに見に行ったときに確認していた不具合やらをコツコツとつぶしていった感じです。大きなところでは、
・段付きしていたブレーキローターとパッドを交換
・穴が開いていたりへたっていたショックアブソーバー交換
・エアコン修理(ガス漏れ退治→圧力スイッチ不良を見つけて再修理)
あたりです。近所のスバルで部品を注文して、全部自分で作業というスタイルで細かい不具合をつぶし、整備状況が不明なところに手を入れていきました。
エアコン修理の過程で、ATFクーラーホースからのオイル漏れを発見しました。
どうやら、ここからATFが漏れて、ATFが不足、ATが故障、でも前オーナーも車屋さんも原因を見つけられなかった、廃車にしたけど希少なグレードで中古市場に流れた、というところでしょう。そういえば、このサンバーがうちの車になってから半年ほど、kakaku.comの中古車に、盛岡市のあった今は亡き某スズキディーラーが同じシャシー番号・色のサンバーディアスクラシックを掲載していました。この辺も何か関係ありそうですね?
このほか、さび穴をふさいだり、窓のHゴムの周りのさびをどうにかしたり、こすってきたところを修理したりの板金で諭吉さんが25人旅立ちました。今後、ルーフの再塗装、給油口周辺のさび、バックドア周辺の再塗装が必要です。諭吉さん20人で済むといいな。
乗りっぱなしにされた車ではありませんでしたが、車屋さんに修理を依頼するには微妙な不具合が蓄積していた感じです。余りに古い車を買うときには、車好きが所有していたような車でない場合は注意が必要かもです。細かい不具合の解消を進めて予防保守をできているというレベルに達するまで、なんだかんだ1年弱かかりました。
Posted at 2018/12/18 01:07:26 | |
トラックバック(0) | 日記