HIDが登場したときに全波整流という改造がプチブームになりました。コイルの巻き直しもそうです。
HIDは30w程度でもオンにしたときは、始動電流が6アンペアくらいは流れる。ちょいのりしているうちに充電が追いつかず上がります。
ブームは終焉。
オークションで全波整流に改造されたバイクを買ってしまい直した、なんて話をチラホラ聞きます。
いまはLEDにシフトしています。
キャブ車の原付バイクは交流と直流のチャンポンです。交直両用のLEDバルブもありますが暗い。H4のLEDバルブや20wクラスのフォグランプは直流だったりします。
全部直流にする、というのがこのブログの趣旨です。
90年代に私が考え、今まで乗ってきたセロー225や郵政カブ、ST250やバーディー90などに組んでいました。
コイルを繋ぎ変え全波整流レギュレター/レクチファイヤーにしたあとは、バッテリー点灯をやめるだけです。
主要部品は電解コンデンサーと逆流防止(整流)ダイオードのみです。
三相交流であっても、アイドリング付近では発電量がギリギリです。
単相交流ならもっとです。
逆流防止ダイオードを入れることでバッテリーの電気はライトバルブに流れない。
アイドリング付近ではライトはチラチラします。
電解コンデンサーを並列に入れる。
一般的なレギュレター/レクチファイヤーは、バッテリーの電気を元に作動します。
逆流防止ダイオードがあるので使えない。
代わりに電解コンデンサーを入れます。
バッテリーレスキットと称するものと同じです。
バッテリーレスキットの元ネタはこれでしょう。
ホンダのエンデューロバイク、XR250Rなどに使われていた全波整流レギュレター/レクチファイヤーです。電解コンデンサー(容量2200μF?)とセットです。
ライトとテール球しかない。レーサーだからその2つが安定して点けばいい。
後にCRM50/80が同じ仕組みで単相交流を直流にしたバッテリーレス仕様として販売されました。エイプは交流バッテリーレス。
当然、全ての電装がアイドリング状態でもホーンが鳴ったり特殊なリレーを使いウインカーが点くよう節電化がされてます。
バッテリー搭載車でバッテリーレスを真似すると電気が足りません。
吹かして回転数を上げないとウインカーが点滅しない。ホーンが鳴らない。
で、再びバッテリーを装着する・・・
プレスカブのジェネレーターコイル(カブ系では一番発電量が)を繋ぎ変え全波整流にした郵政カブです(盗まれた)。
先の回路を組み込み、60w/55wのH4バルブを装着してました。
ライトも直流であり、単相交流ゆえにアイドリング付近ではチラツキが多いですが、一速に入れたら問題ありません。
全波整流でバッテリー点灯であればバッテリーは上がりますね。
レギュレター/レクチファイヤーは三相交流仕様のFTR223のモノを使ってました。
ショートタイプのレギュレター/レクチファイヤーであれば単相交流でも利用は可能です。
Amazonで売られている単相交流用のレギュレター/レクチファイヤーでもいいし、手持ちに三相交流レギュレター/レクチファイヤーがあるなら使っても問題なし。
電解コンデンサーは脈流によりコントロール回路が誤作動しなければいいので、25V10.000μFもあれば十分です。
次はキック始動のみのバイクのバッテリーレスについて書きます。
16V1.6Fスーパーキャパシタを使います。
https://youtu.be/D9m2VQHkUvE?si=Ds8R2ytx3k_l47QV10.000μFの電解コンデンサーの160倍の容量です。
※私は自分がやってもいないこと、誰かの誰かに聞いた3次情報をあたかも自分が言ったようにブログに書きません。推測は、推測、わからない、と書きます。
YouTubeで誰かの2次情報を鵜呑みにしゴチャゴチャ言ってマウントを取ろうする輩がいるのであらかじめ書いておきます。
Posted at 2025/02/28 19:16:10 | |
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