
昨日の話です。
大事な話がいろいろあります。
今日の話は見逃したら損ですよ!
しかも,ウン十万円~ウン百万円の価値があります!
まずはセッティングの話から。
某ブログを読まれた方にはその後の顛末も知られていると思いますが,まずはそこまでのお話です。
前日の仕事が遅かったので,昨日は朝6時に起きるつもりが気付いたら8時www
思えばここからケチがつき始めていたのかも。
神のメッセージだったのか?
急いで仕度して出発しました。
寒いので嫌な予感がしながら,それでも高速に乗りました。
で,いつも通り大阪方面へ・・・横目にチラッと「庄原から東,冬タイヤ・・・」の文字が(・_・;)
天気予報を確認していなかったことに気付き,あわてて交通情報やら天気予報やら確認したけど時すでに遅しwww
進めば進むほど雪の量が増え,最初のSAで冬タイヤチェックにひっかかり,「次のインターで降りてくださいね~(・∀・)ニヤニヤ」と。
はい,2つ目のケチがつきましたw
「こんなことなら昨日仕事が終わってから広島まで出ておけばよかった」と後悔。
次のインターで降りて一般道を走ろうかとも思ったけど,そこは一面銀世界( ̄д ̄;)
どっちに向いて進んでいっても雪,雪,雪!
リアを滑らせながら方向転換し,命からがら高速に乗って引き返しました。
結局,一度自宅に戻って一般道を通って山陽道に向かうことに。
こちら方面は雪はなく,無事に西条インターに到着。
この時点で約2時間のロス!
そこから先は順調に進みました。
乗っていて,それまでと違うと感じたのは,アクセルオン&オフでにピックアップが若干改善し,パーシャル領域でのトルクが太くなったフィーリングがあったという点。
いつもなら中村屋の往復はエコ運転で行くところですが,あまりの気持ちよさにエコ運転を忘れてついつい踏んじゃうwww
でも負圧領域でせいぜい3500rpm程度までだけどねw
ブーストなんてかけなくてもグイグイ前に押し出される感じが戻ってきた。
僕のFDが帰ってきた(・∀・)
確かにそう感じられるフィーリングでした。
1年数か月ぶりのこの感覚。
ぶん回した時だけじゃなくて下からちゃんとトルクが感じられる。
発進でもエンストなんてしそうにならない。
アイドリング+で発進できるトルク。
坂道発進でもサイドブレーキなんて不要。
ついに来た!(・∀・)
そう思いました。
中村屋到着が13時過ぎ。
まずは試乗してフィーリングチェックから。
確かにアクセルに対するピックアップはよくなっている。
そしてブーストが若干高めに出る。
確かに改善している。
でも,ちょっと待てよ,エンジンルームの上の方からちょっと音が・・・
何の音?
確認してみると,どうやらアッパーブレイスバーとエンジンが干渉している感じが。
このアッパーブレイスバー,バルクヘッドに2カ所ねじ止めし,純正のストラットタワーバーと一緒に伴締めするようになっているのですが,ちょっとエンジンに当たっているみたいで気持ち悪いからはずしてみようということになり・・・はずした途端に音はしなくなりました。
どうやらこれ,エンジンに当たるようですよ。
しかも,バルクヘッドに“2点でネジ止めしているだけ”の構造なので,そこに大きくストレスがかかるようで,バルクヘッドの鉄板が歪んじゃっています(-_-;)
こりゃ隙間も空くし,振動で音が出たりもするし。。。
先日の異音事件でもこれが原因になっていました。
なので,
もうこれは撤去!
そもそも,バルクヘッドのこの部分っていうのはそんなに強度を持って作られていないのに,そこに固定するのが無理だし,ネジ2本だけっていうのが大問題。
それでも押す力には対応できるような工夫はされているのだけど,引く力に対してはネジが引き抜かれる方向になってネジだけに力がかかるからそこの鉄板だけが浮き上がるようになっちゃっている。
この辺りを固定して剛性を上げるパーツは各社いろいろな商品が出回っていますが,構造,固定方法などについて,ちょっと考え直した方がいいですね。
補強パーツは結局どこか他にしわ寄せがいくことになるからある程度は仕方ない・・・という“いいわけ”じゃなく,問題点があればそれを素直に認めて改善してよりいいものを出していく姿勢が必要だし,みんなそれを期待しています。
ということで,エンジンルームからまた一つ社外品が消えました。
そして,その時に気付いたのが・・・
スロットルセンサーのポジションがおかしい???
電圧測定してみるとやはり異常値を示す。
これじゃダメじゃんということで,ポジションの取り直しをしました。
どうやら,先日のアイドリング不調の原因はこれだったようです。
そして,この異常なポジションででも,学習が済んだためにハンチングが消えた・・・ただそれだけのようです。
アイドリング回転数調整,プラグ交換(今回は純正9番10番)し,再度走行に出てみると,先ほどよりも全然調子がよくなっています(・∀・)
アクセルに対する反応がすごくいい!
やはり正常なポジションに調整していないとダメですね。
まずは1速,2速,3速のブーストチェック。
オーバーシュートが1.05~1.10までかかるようになっています。
1.0でセッティングしたはずなのに,ちょっと上がったのはブーストセンサーを新品に交換したからですね。
センサーの故障まではいかなくても,経年劣化で正常値からちょっとずつずれてきていたようです。
これも交換して大正解w
過去のセッティングデータを見ると,この部分は値を高くしています。
つまり,値を上げないとうまくブーストがかかってくれていなかったということ。
ここを通常の値まで落とします。
書き換えをして臨んだ試走では,ブーストも狙い通り!
やはり,
「仕様に対して見合った数値が入っていないということは,何かしら問題点が潜んでいる。」
ということです。
セッティングする時は気を付けなければなりません。
いつもより数値が高い,あるいは低い,そんな時は何かがあります。
おかしい?と思ったところには何か問題があります。
それを「とりあえず様子を見ましょう」じゃダメです。
何か問題があったら,徹底的に原因を追究しましょう。
壊れたところを修理,交換,補強,それだけでもダメです。
なぜ壊れたのかも考えないと,同じことの繰り返しです。
ま,今回のセンサー類に関しては,経年劣化でしょうけどwww
今度こそFDが帰ってきた!(・∀・)
自信を持ってそう言える状態まで復活しました。
これでこの子を思いっきり走らせてあげることができる。
もう大丈夫。
長かった,これまでの1年数カ月・・・
考えてみれば,最初からそうしていればよかったのです。
エンジンオーバーホールと同時に,経年劣化で傷んでくるであろうものも新調する。
それはイグニッションコイルであり,プラグコードであり,エンジンマウントであり,燃料ポンプであり,エンジン制御にかかわる各種センサー(O2センサー,スロットルセンサー,ブースト圧センサー,吸気温センサー,水温センサー)であり,インジェクターであり,エンジンハーネスであり,ソレノイドであり・・・
その時には大金が必要です。
すべてを交換したら間違いなく100万円は軽く超えます。
でも,それで新車に近いコンディションを手に入れられることに加え,その後に次々と起こるであろう補器類の経年劣化による不具合からは解放されるのです。
(ついでに言うと,センサー類交換工賃はエンジン脱着にほとんど含まれてしまうので,後からやる場合に比べて工賃も浮かせることができます。)
それまでに10万キロ乗ったのなら,そこからさらに10万キロ乗れるのです。
そのためにそこでする投資は,決して高いものではない。
10万キロ走るのに何年かかるかわかりませんが,その間にコツコツと貯金すればいい。
10年かかるのなら1ヵ月に1万円で10年で120万円。
決して不可能な数字じゃない。
それがロータリーを維持するうえでかかる維持費です。
いろんなアフターパーツに手を出すくらいなら,そのお金で新品のコイルに交換するだけで簡単に数馬力アップします。
アップといっても,それは実際には元に戻っただけです。
でもそれが重要なのです。
傷んだパーツを抱え込んだままでチューニングを行なって強化パーツを組んだってダメなのです。
まずは正常に動く状態にすること。
みんなそれを忘れちゃっていませんか?
もうほとんど新品パーツに交換してあるし,セッティングもバッチリ決まっているし,もし次に何かあるとしたらもうメインハーネスやねぇ~(・∀・)
なんて談笑しながら,中村さんと常連さんたちにお礼とあいさつを済ませ,店を出たのが5時前。
高速に乗り,久しぶりのフィーリングを堪能しようと,今まで走るのを我慢していたFDにも走る喜びを味あわせてやろうと,気持ちよく走っていた,その時に事件は起こりました!
・・・続く