MT-4520を使ってみた

バッテリーチェックする前に、とりあえず使って見ることにしました。

タイトル写真にあるのはテスターのMT-4520、そしてその隣にあるのはBuffaloのRS232C-USB変換ケーブル（BSUSRC0605BS）です。
家庭用としては完全に廃れてしまったRS232Cですが、業務用の世界ではまだまだ現役使用されています。しかし、いまどきのPCなんてRS232Cポートは存在しないので、変換ケーブルで対応させてみることにしました。


テスターの箱の中身を開けてみると…



・テスター本体
・接続子
・RS232C通信ケーブル
・ソフトウェアCD
・取り扱い説明書

でした。
テスター側面は衝撃対策でゴムで覆われていて、接続子も接点が金メッキ処理を施してある、なかなか良いものです。反面、立て付けが悪く自作っぽいRS232C通信ケーブル、量販店で売ってる普通のCD-ROMを焼いただけのソフトウェアCD、なぜかテスターのことしか書いてない説明書（通信のほうはCD内にあり)と、PCとの通信可能なMT-4520はオマケ的要素な感じがします。テスターの電池は9V電池で、既に内蔵されていますが、特に接点をテープなどで遮断されて無かったです。


早速テストしてみることに。




テスターとRS232Cケーブルの接続部は本体裏面にあります。ロック機構が無く、ただ単に差し込んで回すだけなので途中で抜けてしまうことも…。
ソフトウェアは98から７の64bitに至るまで対応しているとのことだったので近くのPCにインストールし、ソフトを起動してみると…、あれ？全く反応が無い(爆)
表示されたメーター針は反応せず、記録開始ボタンを押しても記録が開始されない…。PCが悪いのかな？と思ってPCを変えてみてもダメでした。よくよく見てみると、RS232C-USB変換ケーブルには通信中にランプが点灯する仕組みになっているのですが、これが点灯していませんでした。ケーブルの説明書には、「モデムやPDA以外のものでは動作しないことがあります」と書かれていたので、テスターの通信ケーブルの断線か、変換ケーブルの相性による動作不良のようですが、どちらが悪いか切り分けしないとなんとも言えず…。

と、家にある一番古い2002年製NECのLavie LL550/3Dを見ると、D-sub9ピンで接続部が青くなったポートがあるので試しに変換ケーブルを通さずに差し込んでみると見事起動！
どうやら変換ケーブルの相性でした。２０００円したのに(泣)

「ＤａｔａＬｏｇｇｅｒ」というソフトを使用する上で推奨スペックなどは記載されていませんでしたが、
ＣＰＵ…ＡＭＤ　Ｄｕｒｏｎ　1ＧＨｚ　1コア
メモリ…768ＭＢ（ＤＤＲ2700）
ＨＤＤ…80ＧＢ
ＯＳ…WindowsXP 32bit
の、このノートＰＣでもＣＰＵ使用率は20％台なので、どのＰＣでも動作するようです。




操作は至って簡単で、
・テスターとＰＣを繋ぐ。
・「ＤａｔａＬｏｇｇｅｒ」を起動。
・テスターをＲＳ232Ｃモードに切り替え。
・右側に表示されるログデータを表示させる。
・「ログ開始」を押す。
・終了は「停止」、またはカウントが設定値に達したら自動停止。

これだけです。
初期設定ではログ間隔は最低の0.5秒、カウントは100なので、50秒間の測定が出来ます。0.5秒おきなのでアナログメーターの動きはカクカクしています。
ログの間隔は0.5秒ごとに調整でき、カウンタは…どこまで出来るかまだやってません（汗）
後は下のアナログメーターの目盛りの調整ぐらいです。
ここで計測したデータはＥｘｃｅｌで開くことが出来ます。



よし、これで大体扱えるようになった!!!


後は…ノートのバッテリーが死んでるのでＰＣの電源確保だな～
ドラムの延長コード引っ張ってくるか…。



※ＲＳ232Ｃ-ＵＳＢ変換ケーブルは、ＥＬＥＣＯＭのＵＣ-ＳＧＴを推奨しているお店が結構あります。Ｂｕｆｆａｌｏは1店も無かったです。