こういうタグが付いてると、どうしても意味を調べたくなってしまいます(汗)
こちらのタグはトランクの床に付いてます。
VINコードとは、
Vehicle Identification Number 車両識別番号のことです。
このナンバーから、車体の情報を得ることができます。
ちなみに、我くーちゃんのVINタグは
こんなかんじです。
明らかに情報量が違いますね(笑)
これだけ情報が多いので、ナンバーズマッチ。
オリジナル度をどれだけ維持しているかが骨董価値に響いてくるわけですね。
オプションパーツの情報までわかっちゃいますからね。
さて。
みにーちゃんのVINコードを見ていきましょう。
SAXXNWAYCYD*****となります。
1-3桁目
SAX こちらは MG-Rover を意味します。
4-5桁目
XN こちらは MINI の 1300㏄ を意味するようです。
6桁目
W こちらは グレードを意味します。。
N = Sport, Cooper, Cabriolet
V = Kensington
W = HLS, Mayfair
Y = City, Sprite
だそうで、 WはMayfair(メイフィア)を意味します。
7桁目
A こちらは 2ドアサルーンもしくは2ドアセダンを意味します。
Bだと コンバーチブル。オープンカーですね。
8桁目
Y こちらは エンジンのスペックを意味するようで、
D = 1300 キャブ
M = 1300 キャブ
X = 1300 SPi (圧縮比, 9.4:1)
Y = 1300 SPi (圧縮比 10.1:1)
Z = 1300 MPi (圧縮比 10.1:1)
というわけで、1300ccの 圧縮比10.1:1のシングルポイントインジェクションエンジン。
察するに、Zが一番ハイパワーエンジンと思われます。
また、Xは圧縮比が低いので、レギュラー車かと思われますが、
欧州でのレギュラーなので、日本ではハイオク車のはずです。
9桁目
C こちらは、トランスミッションとハンドル位置(運転席位置)そしてファイナルギア比を意味します。
B = RHD, Manual, 3.105
C = RHD, Manual, 3.21
E = RHD, Manual, 2.76
K = RHD, Automatic
M = LHD, Manual, 3.105
N = LHD, Manual, 3.21
R = LHD, Manual, 2.76
Y = LHD, Automatic
なので、 Cは 右ハンドルの MT車で ファイナル 3.21ギアになります。
高速走行向きと考えていいのかな?
Eのファイナル2.76はゼロヨン向きですかね(笑)
10桁目
Y こちらは製造年を意味ます。
V=1997年
W=1998年
X=1999年
Y=2001年
Yなので、2001年。ん? 車検証の初年度 平成12年なので 2000年ですよ?
製造より先に登録?どういうこと?
11桁目
D こちらは製造工場で、MINIの場合は Dのみだそうです。
ロングブリッジ工場製造になります。
12桁目以降はシリアルナンバーになります。
ちなみに、こちらのタグはあくまで タグであり
車体番号ではありません。
車体番号は
ボンネットあけた、赤矢印の辺りに打刻されています。
全く同じ文字列が打刻されているので、
VINタグのコード≒車体番号になります。
また、
この打刻部分 非常にさびやすい(打刻位置として最悪の)場所で、
一度錆取り処置をしたようですが、かなり読み取りにくい状態でした。
このまま錆が進行し、読み取れなくなると 車検を取ることが極めて困難になります。
車両の同一性確認が取れなくなるためです。
次の車検が5月なので、この時には職権打刻をしてもらうのがいいと思われます。
職権打刻をすると中古車価値として値下がりするそうですが、車体番号が読めなくなるとそもそも売ることすらできなくなってしまうので、読めるうちに対処する必要がありますね。
ちなみに、職権打刻しなおすと 車体番号は新しい番号が付与されることになると思います。
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Posted at
2018/08/31 10:10:22