アンメーターが動かない
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
こちらのアンメーター(電流計)が購入時から動かない。
アンメーターはよく壊れると聞くので、壊れていると思っていましたが、本当に壊れているか調べてみました。
2
非常に分かりにくいですが、こちらがメーター裏側です。
赤端子と黒端子に並列で検流計を繋いで、そもそも電気が流れているのかを調べてみました。
すると、ヘッドライトオン等電気を使う場合には検流計の針が大きく振れます。
そして、ヘッドライトオン時にアンメーターの針をよく見ると若干ですがD(たぶん放電)の方に動いています。
しかし、エンジンオンのオルタネータで発電している状況では針は振れません。
そこで、本当は良くないですが一瞬だけ乾電池を繋いでみると針が大きく動きます。
電池を逆向きに繋げると逆向きに針も振れました。
どうやらアンメーターは生きているようです。
3
そこで配線図をにらめっこ。
緑がアンメーター。
赤がオルタネータです。
オルタネータの一番下の端子はアンメーターを経由してバッテリーのプラスへ繋がるようになっています。
車を流れる電気が一度アンメーターを経由しているというわけです。
4
緑のラインが本来のライン。
緑丸のボルト(スターターリレー)の右側がバッテリープラスへ繋がるライン。
左側がアンメーターへ繋がり、
アンメーターのもう片方の端子とオルタネーターが繋がっています。
そして、オレンジ矢印の線。
こちらが緑丸ボルトから直接オルタネーターへ繫がっていたバイパスラインです。
そうです。アンメーターを経由しないラインが一本引かれていたのです。
そこで、試しに外してみたのがこの写真の状態。
5
すると、ヘッドライトオン&ワイパー作動で大きくD側に振れました。
6
そのままエンジンをかけてみるとC側へ!
メーターは生きていましたね!
7
どうやらこのアンメーター。
全ての電流がここを通る為、ボルトの緩み等で配線が燃えることがあるらしく、それを防ぐ為にバイパスラインを設けるのが一般的だそうです。
しかし、そうする事でバイパスラインを大半の電流が流れるようになるのでアンメーターも動かなくなる訳ですね。
8
アンメーターが生きてることが分かったので良かったですが、動くようにしたままがいいか バイパスラインを戻したほうが良いか。
電圧計を別で付けてるから、それで発電状況はわかるので戻しても良いかなとは思っています。
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