
実娘の母親とは違いますが、私の妻はとても若く、無事に我が子を妊娠しました。
同時に、実娘も妊娠し、2台のNDロードスターのうち、1台を売り、ワゴンに乗り換えることになりました。
ロードスターは2台共に足まわりが固く母体に悪い、産婦人科駐車場に停めづらい、なにより子供が生まれたらベビーカーなどを載せないとなりませんし、席数が圧倒的に足りないです。
ロードスターはあくまでスポーツカーであり、実用的ではありません。
下記はビックモーター事件の概要です。
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事件概要:闇を経て露わになった企業のゆがみ
中古車販売大手のビッグモーターは、2021年秋に従業員からの内部告発を発端として、不適切な保険金請求が社内で常態化していたことが明らかになりました 。損害保険会社による調査では、全国にある33か所の修理工場のうち多数で、不正請求が疑われたケースが確認されました 。
その手口は、まるで詩のように残酷でした。雹(ひょう)被害と思わせる修理依頼車にゴルフボールを靴下に入れて叩き傷を大きくする、ドライバーでこする、ヘッドライトを割る──そんな行為が、「ノルマ」を達成するための醜い手段として行われていたのです 。
不正請求は組織的に行われており、特別調査委員会によるアンケートでは、対象従業員の約4分の1が「不正に関与した」と答えるなど、全社的な問題であったことが浮き彫りになりました 。
企業文化もまた、闇の一端を担っていました。修理一件あたり14万円前後という過剰な収益ノルマ、未達成店舗には店長間で罰金の慣行、さらには深夜まで続く“環境整備点検”──これに合格しなければ評価が下がるというプレッシャーの中で、スタッフの心は疲弊しました 。
さらに保険代理業務を行っていたことが、損害保険会社との関係に“癒着”を生み出し、信頼の崩壊にもつながりました 。
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現在の状況:「再生の光」を求めて
このスキャンダルを受け、金融庁はビッグモーターの損害保険代理店の登録を取り消す処分を行いました  。
その後、2024年5月には、大手商社の伊藤忠商事が中心となって「ウィーカーズ(WECARS)」という新会社を設立。旧ビッグモーターの創業家や経営陣は経営に関与せず、まるで傷だらけの鎧を脱ぎ捨てるように、新たな経営体制による再建の歩みが始まりました 。
「ウィーカーズ」は250の営業拠点と建物は旧体制を引き継いだものの、企業風土を根本から変えるため、社員教育やコンプライアンス意識の改革に取り組んでいます 。
とはいえ、道のりは険しく、旧ビッグモーター側の債務対応や訴訟は “BALM” という別会社が引き続き対応中。2024年12月には、BALMが東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、裁判は一時停止状態です 。
支払いに追われる補償問題も山積しています。最大で8万件にのぼる不正疑い案件、数十億円規模の補償総額が見込まれており、被害への救済は道半ばです 。一部の顧客にはQUOカード送付など、ささやかな対応がなされつつあります 。
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1. 事件の闇の描写
「ゴルフボールで傷を増やす」「ドライバーでこする」そんな行為が、“ノルマ”という名の枷に追われて、無垢な車に刻まれていた。そんな企業の崩壊のはじまり。
2. 仕組みと背景の分析
• ノルマ偏重の企業文化
• 内部統制・通報制度の崩壊
• 損保会社との癒着構造
これらが互いに絡み合い、組織を闇へと引きずり込みました。
3. 再建へ向かう光
伊藤忠商事による再出発、「ウィーカーズ」の設立、コンプライアンス改革の誓い――その歩みは厳しいが、確かな一歩です。
4. いま直面する課題
BALMによる破産手続き、補償の道半ば、不正件数/補償規模の大きさ――被害者の救済にはまだまだ時間と誠意が必要です。
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②へ続く(②でみんカラを退会します)
Posted at 2025/08/15 14:01:58 | |
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