トナーレPHEVのダイナミックモードだけで走ってみました。
評論家のレビューでもダイナミックモードが走りの本命だと言われていますが、それ以外の部分でも興味深い発見がありました。
【燃費】
郊外で青信号になるたびにそこそこ踏む走行で9〜10くらいでしょうか。電欠状態のナチュラルもだいたいこのくらいの燃費だったので、それならダイナミックということになるのかもしれません。
ただ、エンジン音はやかましくなりますし、都市部であればきっとナチュラル以上に燃費は落ちるでしょうから、そのへんはTPOに応じてと言ったところでしょうか。
【充電】
ダイナミックモードにすると、意図的に右画面の電池残量の表示が消されます。センターのエンジン/モーター出力メーターの下に細いゲージがあるのでそこで見ていると、相当特殊な走らせ方をしない限りダイナミックモードでも電池残量は減らないようです。その理由としては、走行中は常にeセーブモードのように3kWh程度の発電を行っていて、アクセルオフの時の回生ブレーキも強くかかるので、それらの回生でプラマイゼロまで持ってきているようです。ただ、eセーブモードとの違いは停車時のアイドリングでは発電を行わない点です。燃費のためなど、何か理由があるのでしょう🤔
【停止からの始動】
停止状態からの加速では、全開ではエンジンとモーターの音の入り混じったおぞましい加速ぶりです。一方で、アクセル開度が50%未満では全くモーターアシストを入れてきません。それでもシフトチェンジのショックを消すために変速の瞬間にしっかりモーターアシストが入っているところは、マツダのSKYACTIV-Xと似た巧妙さを感じます。
【中間加速】
中間加速では少しのアクセル開度でも一気に大電流のモーターアシストが加勢してくるので、ここに走りの気持ちよさを感じて欲しいんだなという作り手の意図を強く感じます。停止からの加速は敢えてそこそこのアクセル開度で上品に加速し、スピードが乗ってきたところで気持ちよく追加のモーター加速を楽しむのがトナーレPHEVの流儀なのかもしれません。
【サスペンション】
評論動画ではダイナミックのサスペンションは硬すぎる、オフにしたほうが良いという意見が散見されていますが、硬い乗り心地ながらも揺れの収束が早く、疲れにくいように感じました。大型トラックによりいじめられた凹凸の多い田舎の国道などを走る場合は、ソフトに変更しないほうが乗り心地が良いかもしれません。
【おわりに】
トナーレPHEVのダイナミックモードは、PHEVでありながら燃費を度外視した意欲的なセッティングでした。深く考えず、そのままのダイナミックモードで走るのが1番幸せなのかもしれません。
ハイブリッドのダイナミックモードも試してみたくなりますね😋
Posted at 2025/01/15 00:32:49 |
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