筑後川昇開橋①(旧国鉄佐賀線筑後川橋梁)
投稿日 : 2009年08月25日
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・所在地…福岡県大川市向島若津地先、佐賀県佐賀市諸富町為重石塚地先
・竣工…1935年(昭和10年)
・設計者…鉄道省 稲葉権兵衛(橋梁部)、坂本種芳(昇降機械部)
・国登録文化財登録…1996年(平成8年)12月26日
・国指定重要文化財…指定日 2003年(平成15年)5月30日
・機械遺産認証…2007年(平成19年)8月7日
・Aランク近代土木遺産
竣工時は東洋一の規模を誇った。
現存する最古の昇開橋。
デレーケ導流堤より数百m上流側にあります。
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国鉄佐賀線開業にあたり、ここ筑後川に設置される橋には、列車と船の双方が通行可能な仕組みが必要。
そこで考えられたのがエレベーターのように昇降する橋である。
506mに達する橋梁のうち、可動橋を挟む両側に46.8mのワーレントラスを設置。
その内側に30mのタワーを立て、長さ24.2mの橋桁を昇降させる仕組みで、荷重を支えるために橋の基礎は20mほどの深さに達する難工事だった。
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旧国鉄筑後若津駅跡。
昇開橋への福岡県側の入口となっています。
民営化直前の昭和62年3月、国鉄佐賀線の廃止とともにその役目を終える事となり撤去が計画されたが、福岡県大川市、佐賀県諸富町(当時)の住民の熱心な保存運動が実り、解体を免れて動態保存される事になり、現在は遊歩道公園として整備されています。
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国登録文化財の碑
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昇開橋についての説明板
背後には物産館、温泉施設が隣接しています。
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2007日本機械学会認定「機械遺産」の一覧
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いよいよ昇開橋へ…
橋梁部はコンクリートで舗装されています。
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ワーレントラスを間近に
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