フォークオイルシールの交換
1
外したフォークのオイルシールを交換していきます。
始めに断っておきますが,自分は素人です。備忘録として書いています。正確なやり方を保証する気はありませんので。
では,まずはキャップを外し,スプリングを抜いてオイルを抜きます。規定量がわからないので,オイル量は量ります。
2
フォークをばらすためにはフォークの一番下にあるキャップボルトを外さなくてはいけません。オイルを抜いた後にもうオイルを抜いたら,もう一度スプリングを入れ,キャップを閉めます。その状態で逆さまにして,上から押さえつけながら,インパクトでボルトを緩めます。このボルトにはネジ緩み止め剤が塗ってありますので,インパクトが無いと厳しいかもです。
3
抜いたオイルです。かなり汚い。しかもなんか,分離しているような感じ。この量はオイル抜けしていなかった左側の量。右は150mLしかなかった。。。
4
続いてダストシールを外していきます。これが固くて。結局,こじった痕でアウターの塗装に傷がたくさん入ってしまいました。。。でも,こうしないと外れなかった。。。
5
続いて,オイルシールを留めているクリップを外します。錆びているか心配でしたが,きれいなものでした。
6
クリップを外した状態です。この後,オイルシールを力ずくで外すので,この時点でできるだけアウターの内壁の汚れを取り除き,シリコンスプレーを吹いておきます。
7
そしてスプリングの下に入っているパーツも抜いておきます。
8
そしてインナーロッドを思いっきり引っ張り,何度もぶつけることで,オイルシールを外します。何度もぶつけることで,スライドメタル等に傷が入りますが,これは仕方ないです。プレス機があれば,オイルを満たして,圧力を掛けることで外せるみたいですがね。
9
右側が外したダストシールとオイルシール。左側が交換した新品です。
10
オイルシール。左側が外したもの。右側が用意したものです。内径と外径は測れますが,厚さがわからなかったので,失敗しても良いと購入しました。結果的にはまぁ大丈夫かと。
11
これはダストシールの比較。ダストシールの外側,つばの部分の大きさは少し小さいですが,まぁ,大丈夫でしょう。
12
分解した部品を清掃して,組み直します。
13
オイルシールにはシリコングリスを塗って,ビニールをかぶせた上を通していきます。
14
外した部品を順番通りに組んでいきます。
15
アウターロッドに挿入し,オイルシールを嵌めていきます。
16
逆さまにして,底のボルトを締めます。ボルトにはネジロックを塗っておきます。銅ワッシャーは新品交換が原則ですが,部品番号がないので,2000番の紙やすりを敷き,その上で削って平面を出しました。
17
オイルシールを打ち込んでいきます。ここは専用工具(フロントフォークオイルシールプッシャー)があった方が全然楽です。そんなに高くないので。
18
抜け止めのクリップが嵌まる位置まで打ち込みます。
19
クリップを嵌めます。ちゃんと溝に嵌まっているか,回して確かめます。
20
キャップを外し,上からダストシールを嵌めます。シリコングリスを塗って取りつけます。
21
嵌めるとこんな感じでした。やはりつばの部分がやや小さめですが,まぁ,問題ないでしょう。
22
フォークオイルを入れます。重たい車体なので#15にしました。とりあえず,元の量を入れました。
23
油面を測ります。曲尺に割り箸をつけただけのものです。インナーロッドを一番下に下げ,スプリングを入れて測ります。200mLで130mmでした。規定値がわからないので,ここは勘です。コマジェやシグナスよりも大分低いので,5~10mL程度足して,120mmにそろえました。後はキャップを閉めて終了です。とりあえず,作業は終了しましたが,まだ組み付けてはいませんので,組み付けたら,またインプレを書きたいと思います。
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( アディバ の関連コンテンツ )
関連リンク