ツィーターリングを付ける。
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
あうりすさんのフロントドアについているツィーターにメッキングを取り付けます。
まずは完成イメージから。
mutから車種専用設計のリングが発売されていますが、いかんせん高額。先輩諸氏の知恵をお借りして、CARMATEの「ステアリングスイッチ用リング(プリウス・アクア用)」を流用します。
また、ワンポイントカラーは赤と決めているので、リングを赤に塗装します。
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さて、流用となるので無加工では取り付けできません。
理由は3点。
1.突起がある
ステアリングスイッチにはめ込むガイドとなる突起が1個につき2つ、合計4つ設けられています。そのため、まずはこの突起を処理しましょう。(→作業3)
2.反り返っている
形状から鑑みるにステアリングスイッチは湾曲しているらしく、そちらにピタリ合うようにリングが湾曲しています。そのため、パーツの破損に注意しながら、まっすぐになるよう調整しましょう。(→作業4)
3.厚みが違う
こちらもステアリングスイッチ取付部の形状からなのか、場所によって厚みが変わっています。私は処理なしで大丈夫だろうと踏んだのですが、余裕があれば作業してあげましょう。(→作業5)
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1.突起がある
ご覧のような突起が、円のほぼ対角にあります。
最初の一つはニッパーで処理したのですが、うまくできませんでした。
それなら最初は手で折って、残ったバリを処理してみるかと方針転換したところ、画像のようにリング外側へへし折るだけでかなり綺麗に処理できました。もちろん尖ったバリは残るのですが、不器用なニッパーで面をデコボコにするより遥かにラクだと思います。
また、切断面はヤスリで均してあげるとより綺麗な仕上がりになるでしょう。私は面倒臭がってヤスリがけはしていません。だめな例ですね。(^^;)
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2.反り返っている
反り返り具合は画像の通り。目視ではっきりわかります。
私は突起をへし折った後、マイクロファイバークロスでリング持ちながら指で曲げましたが、当て木等をあてて重量物を乗せ、上から時間をかけて押さえつけてあげるほうが綺麗な仕上がりになるかと思います。
というのも、作業中、力を入れすぎてリングにヒビが入ってしまったのです。
突起を折ればわかると思いますが、リングはそれほど丈夫な素材ではありません。破損にはくれぐれもお気をつけください。
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3.厚みが違う
リングの湾曲でちょっとわかりづらいのですが、ご覧のように厚みが違っています。
私はきれいに処理できる自信がなかったのでそのまま塗装へ移りました。取付後も、パっと見ただけではわからないですし、薄く削る必要はないように感じましたが、気になる方は厚みまで処理してください。
他の方の整備手帳を拝見していると、ヤスリや彫刻刀を使って平坦にしているとのことでした。
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突起の処理・湾曲の修正(・厚みの均一化)が終わったら、今度は塗装の下準備を行います。
画像はシリコンオフ(脱脂剤)をスプレーし、マイクロファイバークロスで拭き上げているところです。
このとき突起の処理が甘いと、クロスの繊維がバリに引っかかり、クロスがほつれてしまいます。気になる方は古いクロスを使うなどしましょう。
なお、クロームメッキのまま使う方は、リング裏面とツィーター外周を脱脂のうえ、リングを貼り付けてあげればOKです。
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脱脂が完了したら、今度はミッチャクロンを吹きかけて塗料の食いつきをよくします。
ミッチャクロンが乾いたら、缶スプレー等で塗装します。私はタミヤのメタリックレッドを使いました。明るすぎず暗すぎず、渋い色合いでしょう?
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塗料が乾いたら、いよいよ取り付けです。
リング裏面とツィーター外周を再度脱脂しますが、電子部品に水分をかけないようにするため、シリコンオフを一旦クロスにスプレーし、そのクロスで該当箇所を拭き上げます。(シートタイプならそのまま拭きましょう)
脱脂が完了したら、製品付属の両面テープでリングを貼り付けましょう。接着時はあまり強く押さえつけないように。塗料がはがれます。(反面教師)
特にミッチャクロンと塗料はきちんと乾燥させること、塗装は薄塗りで回数で濃度を調整する、を意識することが、きれいな仕上げのコツだと思います。焦らず、ゆっくりと。
うまく接着できたら作業は終了です。お疲れ様でした。
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