冷却系統交換④:ラジエター交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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冷却系統交換の続きです。
インマニを取外して、前回まででウォーターポンプやらサーモやらを交換しました。
今回の整備手帳はラジエターとホースの交換です。
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今回交換用で用意したのは、GReddy アルミラジエター TW-Rです。
特にアルミとかにするつもりはなかったのですが、せっかくなので。安いですし。
よくオーバークールを心配される方がおられますが、基本的にはサーモスタットが開弁しないとラジエターに水は回りませんので、事実上サーモスタットの開弁温度〜ラジエターファンスイッチの設定温度がコントロール水温になります。
サーキット走行すると、ラジエターで冷やしきれなくて水温が上がりますが、逆に冷機時はサーモスタットが閉じているのでラジエターは関係ないんです。
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ラジエターホースはBILLIONスーパーソリッドクーラントラインを用意しました。これも本来は不要ですが、好奇心からです。
ホースバンドはホースが痩せてきた時を考えて純正のスプリングタイプを新調しました。
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既報と重複しますが、10年寝かしたクーラントは思いの他キレイでした。アルミブロックって錆びないからでしょうかね。
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純正ラジエターは20年ものでなかなか弱っていますが、かろうじて漏れてはないです。
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リザーブタンクは見事に穴が開いてますので、今回はリザーブタンク一式も新品に交換しました。
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ラジファンのカプラー外します。
あとはホースを外して、ラジエターファンスイッチのカプラーとアッパーの金具を外しせば上に引き抜けます。今回はインマニを外した状態でホースを外したので簡単でしたが、インマニ有りだと相当大変らしいです。
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取外したラジエターホースです。多少固くなってますが、まだ弾力もあります。
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取り出したラジエターです。フィンはそれなりにキレイですね。大きな歪みもありません。
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アッパーのひび割れはまだ大丈夫かな。
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無限のラジエターファンスイッチ(サーモスイッチ)をつけてました。ラジエターファンの作動水温は確か80℃です。なので水温は大体78℃〜82℃で安定してました。
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ドレンコックからも漏れなし。
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で、交換するアルミラジエターです。流石アルミは軽いですね。アッパーとロアが樹脂ではないので、割れる心配なし。
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ラジエターファンを移植します。ポン付けです。
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無限のサーモスイッチも新品に交換しました。
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車体に載せたところです。結構厚みがありますね。
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ラジエターファンは古いままなので、新しくなった感じはしません。
あと、ラジエターファンのカプラーが、エアクリーナーボックスを取り付けると少しだけ干渉しますので、ずらしておいた方が良いです。
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固定する金具も新調しました。気持ち良いですね。
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ラジエターホースはインマニを外していたので、取り付け簡単でした。インマニ取外しは過去の整備手帳をご参照下さい。この写真はインマニを取り付けた直後です。
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エアクリーナーボックスを取り付けましたが、少しだけホースが干渉してます。いずれスポンジでも挟もうと思います。
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このアルミラジエターは1.3キロのハイプレッシャータイプのラジエターキャップが付属してました。加圧して沸点を上げるやつです。サーキットをゴリゴリ走らない私には不要ですので、あえて標準圧の1.1キロのものを買ってきて取り付けました。
ハイプレッシャータイプは本当に冷却系統に負荷をかけますので、街乗りメインの方はやめた方がいいです。百害あって一利無しです。
昔トヨタの名エンジン3S−GEでシリンダーブロックのプラグが抜けて冷却水が噴出するという大変な目に遭いました…
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んで、最後にクーラント入れて終了です。
ラジエター容量が大きいので多分8リッター以上入ったと思います。
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クーラントはアイシンのLLCにしました。
これも高価なものは不要です。中身はほとんどがエチレングリコール水溶液で添加剤に若干の違いがある程度です。なので熱容量に違いはほとんどなく、高価なクーラントだから良く冷える訳ではありません。
(プロピレングリコールも物性値からみて僅かの差です)
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