
久しぶりのブログ更新です。
今年1月には無事にMR2の車検をクリアしましたので、本日からは3回ほどに分けて、整備と車検の記録をご紹介します。

昨年春に、大胆なイメチェン(?)を行った私のMR2ですが、今年の1月には車検を控えていたため、半年くらいの期間をかけて、各部のリフレッシュを行いました。

昨年は本厄年だったからなのか? よりにもよって車検に引っかかる場所のトラブルばかりが連発したため、夏頃から厄介な修理を続けていました。中でも困難な作業の筆頭は、助手席側のパワーウインドウギヤとレギュレーターの破損で、米国の業者から新品パーツを個人輸入しての交換となりました。(海外からのパーツ取り寄せは、送料が部品代を上回ってしまうのが難点です)

ギア欠けを生じていたモーター側ギヤは、この機会にジュラコン削り出しの強化品に交換しました。1年半ほど前には運転席側も同様の修理を行っているので、これで左右共にしばらくは安心です。(←1年半前は、国内でも新品レギュレーターが入手可能でした)

また、それとは別に、昨年夏には助手席側のシートベルトが必要以上にロックされて引き出しにくくなるトラブルを生じましたので、ロック機構をコントロールする鉄のオモリ(写真右側)の表面を磨き、グリスアップすることで解決しました。これはオモリの表面がサビることでケース内に固着し、ロックされてしまうというトラブルで、(使用頻度の関係から)運転席側より助手席側に生じやすいトラブルと言えます。

続いては、排気漏れ対策です。排気管から少しでもガス漏れがあると車検には通りませんので、昨年秋頃にジョイント部のガスケットの全交換を行いました。

触媒の前後は、フランジに錆が発生しているので、ヤスリで平滑に整えてから処理しています。ガスケットは(写真右側に移っている)菱形のタイプと、純正のリング状のタイプがありますが、純正形状はマフラー側のフランジへの接触面積が狭くなる問題があり、また菱形タイプ1枚だけでは触媒側の窪みに弾力を吸収されてしまうため、菱形タイプを2枚重ねて使用しました。

続いて、エキマニとフロントパイプの継ぎ目も処理します。私のMR2は、トラスト製の4-2-1形状のエキマニに、メインΦ76のTBS製フロントパイプを組み合わせているのですが、この組み合わせには純正のリング状ガスケットが使用可能です。ボルト&ナットの締め付けの際には、少々手が入りにくい部分もあるのですが、充分なトルクで締め付けることができました。

私のMR2のエンジンは、この車体を購入した直後に(いったい何キロ走っているのか分からない)中古エンジンに載せ替えているのですが、点火系はもう10年ほど手を入れていなかったので、この機会にスパークプラグ&プラグコード、デスビローター&キャップを全て新品に入れ替えることにしました。

また、油脂類もエンジンオイル、ミッションオイル、クーラント、ブレーキ&クラッチフルードに加えて、久しぶりにスーパーチャージャーオイルも全交換を行いました。(おかげでコンプレッサーがとても静かになりました)

お決まりですが、スパークプラグの使用前&使用後の電極比較。右側が約10年間使用したTRD『0.4mmイリジウムレーシング8番』、左側が新品のHKS『SUPER FIRE RACING M40 PLUG(8番相当)』です。
次回も、MR2 AW11の車検に向けての整備の様子をご紹介します。
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2019/01/28 18:40:31