
忘れられない喫茶店の店主さんにもう一度会うため、妻籠宿町並み保存区へ行ってきました。
まずは町並み保存区からほど近い桃介橋へ。
予算不足で取り壊せずにいるうちに国の重要文化財になったという冗談みたいな歴史を持つ橋です。
周辺に遮蔽物がなく、どんな角度からでも素敵な景色が楽しめました。
続いてメインの妻籠宿へ。
観光地っぽいスレたところがなく、それでいて丁寧に周ると一日はたっぷりかかるおすすめの場所です。以前より外国人が増えましたが、今でも穴場であることは変わりません。
ただ、当初の目的だった喫茶店はもうありませんでした。
近くのお店で話を聞くと、店主さんは既に他界されたということでした。私の他にも店主さんを慕い、訪ねてくる人は多いそうです。
妻籠宿は今、存亡の危機に瀕しています。
店主さんも話していましたが、大昔に住民自身が定めた「売らない」「貸さない」の原則により世代交代が全く進んでいないのです。
かつては必要な決まりだったかもしれませんが、今や町に魅力を感じた若者たちを締め出す悪弊にすぎません。
状況は既に手遅れではありますが、いち早く撤廃して新しい風を呼び込んでほしいものです。
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Posted at
2018/09/22 16:29:23