ベッド下スライド収納

運転席側のベッド下にスライド式の収納棚を作りました。

スライドレールを使用するとレールだけで5,000円以上しそうなことと設計精度が必要そうだったのでより簡単な構造で作ってみました。

これを作るきっかけになったのは奥に見えるポータブル電源のエクストラバッテリー（19kg）をベッドの前方に設置したこと。
ベッド下の荷物はバックドア側から取り出すしかなく奥にしまい込むと取り出すのが大変になったことです。

スライドさせたときに左右に引っ掛からないようにガイド的に側板を立てたり、タイヤハウスの幅に合わせて台を置いたりしました。
エクストラバッテリーの下には台木を置き棚が直接ぶつからないようにしました。

スライドさせるために使用したのは建具用のベアリング戸車です。
30ミリ径の物2個で￥1,000程です。

いきなり完成品ですが、できるだけ軽量に作りたかったので底板は桐の集成材13ミリ厚。
側板と前板は1×4材、後板は底板と同じ桐材です。底板のみ新規で購入、他は家にあった端材やリメイク材を使用しました。

仕上がり寸法は空きスペースに収まる約W360×L1050ミリとなりました。

戸車は最後部の側板を切って取付けました。
側板の矢印の部分を切りこんでいるので普通に置いているときには戸車は接地しないようにしてあります。
前を少し持ち上げると戸車が接地し、動かせるようになります。
走行中に動かないようにすることと戸車に収納物の全重量が常時かからないようにするためです。

後ろの板が高くなっているのは荷物のこぼれ止めのためだけでなく、引き出したときに棚が落ちないように後板の上側が矢印のようにベッドの天井面に当たるようにするためです。
横長の穴は棚ごと取り出すときのための持ち手用です。

スライドはとてもスムーズな動きで便利に使えそうです。
結果的にスライドレールより柔軟に使えて私にはよかったと思いました。

収納状態はこんな感じです。
スライドすることで奥の荷物も手前の荷物を退かさずに取り出すことができます。

思った以上に使い勝手とコスパがいいので助手席側のベッド下も同じ仕組みで検討することにします。