スペアキー作成に

こいつのスペアキーがないのでブランクキーを手に入れました。



キーの形は同じなんだけど、ＮＩＳＳＡＮロゴの大きさや書体が違うんだよね。

まあ、とりあえずいつも（レビンちゃんときから）の鍵屋へ。

ここは爺さんひとりでやってるこじんまりした鍵屋なんですけど、鉄製の持込ブランクキー

にコピーしてくれるのはここしか知らないので。

でも、おれとこの爺さんはなぜかいつも険悪ムードなのです。

何があったわけでもないのですが。


爺さん「他でやってくれないからここ来るんだろ？あーこんなマスターキーにブランクキーじゃ…」

おれ「そうだよ！ここでしかやってくんねーからここ来るんだよ！」

なんとかキーをつくってもらって

おれ「ありがとうございました。」

爺さん「ああ」

おれは心の中で　「まあ今回は助かった　二度と来ないけどね」　と誓い店を後に。

しかしこんなことを３回繰り返し今回は４度目の訪問ｗ


そういえば以前、

爺さん「この前つくったキーはちゃんとキレイに回ってるだろ？」

おれ「うん、旧い車のキーだから多少ズレてても大丈夫なんでしょ？」←悪気はないが余計な一言

爺さん「あのな、おじさんこの仕事５０年してるけど、そういうもんじゃなくてなー！」

こんなやり取りがあったからかも知れませんｗ

でも自分は店番してたここの婆さんのうけがいいのでそれを強みに訪問しちゃうんです。

爺さんひとりじゃたぶん行かない。

でもいつもたいがい爺さんひとりだが。


店につくと「１６日まで定休」との張り紙。

しかし引き戸がなんとなく開きそうなので開けてみた。

するとすぐ爺さんが現れた。


おれ「あ　１６日まで休み？」

爺さん「張り紙はってあるだろ？で、何？」

おれ「ああ　コレをもとにスペアキー作ってほしいんだけど」


で、無言でカギを受け取り作業に入る爺さん。

しばらくすると「こんな欠けたり磨り減ってるの元キーに使えねえよ」

とおれにオリジナルキーを返す。

「は？これ無しでキー作るの？」

とおれの心配もよそにいつもより若干時間がかかってキー完成。




爺さん「ほら、オリジナルはこことここが欠けてるんだよ」

爺さん「今作ったコレ　新車当時のキーと寸分違わないぜ」

おれ「へー　サンプルいっぱい隠し持っててコピーしてんの？」←悪気はないが余計な一言

爺さんがおもむろに縦看板をもってきて

爺さん「あのなー　ここにサンプル無くてもつくりますて書いてあるだろ？」

爺さん「何ならシリンダー持ってくればキーつくっちゃうぜ」


いつもながら

おれ「ありがとうございました」

すると爺さん

「ノッポだからシャッター頭ぶつけないように！買い物いくとこでちょうど戸を開けてたんだよ」

と優しいお言葉。

う～ん　爺さん、今度本物の当時モノブランクキー手に入れたらまた来るよ。

それまでくたばらんようにね。