リフトアップでの車検は大丈夫か?
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
新車から2年、リフトアップしての初めての車検は興味津々で楽しみにしていました。
約5cmのリフトアップ(車高上げ)で、2インチアップのホイール・タイヤ、フロントバンパーガード付き、そしてオーダーマフラー、これらをきちんと合法的に車検を通すというところ。
もちろん違法なやり方は一切なしが条件です!堂々と合法的なやり方で。
ですから車検の時だけタイヤを純正に戻すなんて姑息な(笑)やり方はしません。
*今回のケースは高知県に限っての内容です。各都道府県の検査員の見解が少し違ってくる場合もあるそうなので、あくまで参考としてください。
従って「ネットで見たケースでは車検が通っているというのは通用しませんので各地域の車検場にて問い合わせしてくださるようお願いします。」
2
ポイントは、まず貨物の場合ホイールはJWL-T規格であること。
タイヤも貨物専用の物でないと基本ダメですが、ロードインデックスが75以上ならばOK(高知県)ということを事前に調べてあり、装着しているタイヤは79なのでOK。
次に軽の規格で全長は3.4mまで。フロントバンパーガードは前に約16cm出るので通常なら軽の規格をオーバーしますが、これは保安基準の指定部品という中に含まれており、取り付け方法で(溶接など取り外しができないのはダメ、ボルトなど取り外しが可能なら)構造変更申請は不要でOKとなり問題なし。
またスプリングも指定部品、オーダーメイドのマフラーも「JQR」「JATA」「JARI」等の刻印があるモノなのでOK。
一番の問題は車高、軽規格の2mを1cmほど超えそう・・・・超えるのはラジオのアンテナベースの突起部分、これを撤去して車内に移設しました。
そして万全の態勢で予備車検に持って行ってもらいましたが・・・・
3
ところが想定外のことが起こりました。
予備車検の段階で、俗にいう「直前側方視界基準」に問題が!
正式名称は「直前直左確認鏡の技術基準」
わかりやすく言えば、車の直前と運転席の反対側の側面の視界があるか否かを判定するもの。(バックミラー付近は除外)
具体的には直径30cmで高さ1mの棒状の物を立て子供に見立てているそうです。
それで実際には左前コーナー付近が見えないことがわかりました。
このままでは車検をパスできない。
4
リフトアップ車にありがちな事のようで、ジープのような車両の左前に小さな不格好な補助ミラーが付いているのは、その問題の対策だという事でした。
そしたら補助ミラーが必要?
対策としては車外あるいは車内に左前角の下が見えるようミラーを付ける、あるいはバックカメラのようなカメラを左前下が映るように設置し車内にそのモニターを設置するなどの対策がありました。
補助ミラーが似合わない乗用車などではカメラを付けるケースが多いらしい。
(写真はそのカメラではありません)
5
ところが!!
救いの神はすでに居ました!
なんとドライブレコーダーでも代用が可能とのこと。
たまたま付けていたドラレコにその死角がクッキリと映っていたのです。フロントガラスにくっついているので車のすぐ前のやや下側も視野に入っていました。普通の運転姿勢ではフロントガラスの上部に顔をくっつけて運転はしませんがね。
これで突破口が見つかりました。
(写真で言うとライトカバーの上部あたりがちょうど1mぐらいの高さです。)
6
ドラレコで問題は解決、ただし取付は吸盤でなく両面テープなどで固定するのが条件だと。
私のドラレコは吸盤式なので吸盤を取り去り、とりあえず両面テープでくっつけました。
なんとこれだけで車検はOKとなって、すべて合格をいただきました。
何度も言いますが、これは高知県での場合の話です。
ネットでググると「モニターが小さいのはダメ」とかいう事もあるようで。。。
7
しかし法律って面白いですね。
その四角四面の解釈ゆえ融通の利かない場合があるかと思えば、手法を問わず運転席に居て実際に見えていればOKとなる場合もある。
・・・・という訳で、 私の場合は合法とお墨付きをいただいたカスタム軽バンに堂々と乗れます。
捕捉:私のは4WDですのでこういう問題が起こりましたが、2WDのN-VANの場合は4WDよりも15mm程車高が低くなることから、そのままでも死角が無いかも知れません。
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