2009年12月08日
ウオッカ~最終章
激戦のジャパンカップ
肺からの鼻出血を起こしながら
ウオッカはG1・7勝目を挙げた
これで思い残すこともなく…
彼女はターフを去った。
はずだった。
しかしまだやり残されていたことがあった。
ドバイ
という訳で、来春のドバイ遠征が決定したらしいです。
レースはなんとドバイワールドカップ。
宿敵にして永遠のライバル
ダイワスカーレットが目指したレースでもあります。
ウオッカは一昨年、昨年とドバイへ遠征。
ドバイデューティーフリー(ナドアルシバ・芝・1700m)へ参戦するも
結果を残せませんでした。
今度は最高峰のワールドカップ
これには恐らく来年からのドバイミーティングの競馬場変更が絡んでいるのでは?
と、いうわけで。
ウオッカのラストラン
ドバイについて語ります。
まずドバイミーティング。
ドバイワールドカップを頂点とし、
シーマクラシック(芝・2400m)、
デューティーフリー、
ゴールデンシャヒーン(ダート・1200m)
ゴドルフィンマイル(ダート・1600m)
などのカテゴリーのレースをドバイ、ナドアルシバ競馬場で1日で開催。
その中でも最高峰、ドバイワールドカップの賞金増額は600万ドル(5億4000万円)
コースは
外側がダート一周2254m
内側が芝2121m
の三角おむすびの形をしたトラック。
これが、来年より競馬場変更により変わります。
使用するのは
新設のメイダン競馬場。
ナドアルシバ競馬場に隣接しており、
外側が芝コース一周2400m
内側がオールウェザー一周1750mとなる。
ここで重要なのは、今までナドアルシバでダートで行われていたレースが全て、
“オールウェザー”に変わるということ。
オールウェザーは現在北米で主流になっている人工馬場で、今年ブリーダーズカップクラシックが行われていた馬場もオールウェザーです。
オールウェザーは芝で活躍してきた馬が力を発揮しやすい馬場だといわれ、近年欧州の芝を主戦場としている馬でも良績を残しています。
これが理由の一つとなっているかもしれません。
更に、ドバイワールドカップの賞金総額も600万ドルから1000万ドルに跳ね上がります。
1000万ドルなら約9億円。
おそらくドバイワールドカップの一着賞金は6億を越えるでしょう。
まったく夢のような話。
だが、当のウオッカ陣営はと言うと…
現在、ローテーションも鞍上も未定。
ジャパンカップで劇的にウオッカを勝利へと導いたクリストフ・ルメールも来年からはアガ・カーン殿下の専属騎手になり、騎乗は無理でしょう。
まあ、何はともあれ今後も動向に注目です。
もう1つ。
今年シーザスターズで凱旋門賞を制覇したマイケル・キネーン騎手(50)が引退です。
イギリスとアイルランドでクラシックを10勝ずつ。
日本でもピルサドスキーでジャパンカップを制しています。
お疲れさまでした。
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Posted at
2009/12/08 21:55:33
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