スバル360のルーフゴムを交換してみよう!
スバル360のルーフ(屋根)は軽量化の為FRPで出来ています。
ですので、車体とルーフを繋ぐためゴムのウエザーストリップが使用されています。
スバル360のルーフゴムは3種類
① 初期型 通称デメキン の横H車
② 横H車以降のデメキン S37年までのデラックス 見分け方はドア上部の雨どいの無いタイプで ルーフゴムにモールの付かないタイプ
③ S38年以降の全車 ルーフゴムにモールの付くタイプ ヤングS・SSのモール無し車もモール付き用のゴムになります
今回は一般的な③のモール付き用のルーフゴム交換です。
全塗装やルーフ内張張替え、リアガラス交換時にお勧めします。

まずはルーフゴムの真ん中に入っているクサビゴムをマイナスドライバー等で、外します。


ルーフ一周分のクサビゴムを外します。古いクサビゴムは途中で切れて分断されている場合がありますのでよく確認してください。

室内のリアガラス上部のブラケットを左右外します。

フロントガラス上部のサンバイザーのブラケット左右を外します。

この時、ラジオアンテナの配線に注意してください。

室内側からルーフをゆっくり押してみます。
純正オリジナルならこれで、ルーフが外れますが、ルーフの再塗装や雨もれ補修などでシーリングされている場合がありますので、無理やり外さないように注意してください。

この車両は再塗装&シーリングがされていたためカッター等でシーリングを除去します。ルーフの再塗装をせずルーフゴムを交換する場合は、最小限の幅での除去をお勧めします。

また、室内側からルーフをゆっくり押してみます。

外れました。



ゆっくり持ち上げるとモールも外れてきますので、曲げないように注意しながら外していきます。

ルーフが外れました。

リアガラス(アクリル)を外します。

残ったモールを外します。

ルーフゴムは輪っか形状ではないので、つなぎ目は液体コーキングでシーリングされています。
ルーフゴムが外れました。(ピンボケですみません)



ボデーに残っているシーリングをパーツクリーナーやガソリン等で除去します。(パーツクリーナーやガソリンなどで、塗装が解ける場合がありますので、注意してください。)

この車は、純正色の白→赤→グリーンに再塗装されていますね。



出来れば、現在のボデー色がある場合はタッチアップをおすすめします(ルーフゴムの位置の関係で、前の塗装が見えることがあります。)

ルーフゴムです。純正新品は入手できませんが、レプリカは購入可能です。(海外オークションから購入したリプロ品もありますので、ご注意ください)

ボデーにきっちり はめ込みます。(はめ込みが甘いとうまくルーフが付きませんのでご注意を)

リヤガラス上部のステーを左右取り付けます。ルーフをのせた時の位置決めになります。

ルーフゴムはまだ切らないでください。多少ルーフを入れた際ずれる場合があります。

ルーフをのせます。

シリコンスプレーやスプレー式の潤滑剤をルーフゴムの溝に吹き付けながらマイナスドライバー等ではめ込みます。マイナスドライバー等で塗装面を傷つけないように注意してください。



ルーフのはめ込みが終わりましたらクサビゴムを取り付けます。室内のリアガラス上部のブラケット、サンバイザーを元通りに取り付けます。

クサビゴムを取り付け後パーツクリーナー等で脱脂します。


画像のようにマスキングしてシーリングしていきます。指などでルーフゴムとルーフの間に塗りながら形成していきます。
以降の画像データが行方不明の為、モール取り付け等はまた後日
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Posted at
2020/06/28 13:04:26