免許取り立ての若かれし頃、「速さこそは正義」「遅い車は楽しくない」という考えがありました。
その時のバイト先の長が車とバイクが好きな人で、バイクやチューニング済みのスカイラインGT-R(R33かな)、インプレッサWRX(GC8)、フォレスターSTI(SG5)など、速い車やバイクに乗ってた方でした。
バイクの加速感に慣れたら四輪なんて乗ってられない!、3.5Lの18クラウンアスリートさえ「遅い!」と3ヶ月で乗り換えてしまうその方の影響かな?自分もいつしか、先述のような考えに染まっていくようになりました。
最初に所有した車はレガシィ B4 2.0GT SPEC B(BL5)の5MTでした。あれは速かった。
フル加速すればシートに体が押さえつけられる感覚、アクセルを踏みターボが過給を始めてからの回転の上がりと「キュイーン」という過給音とともに180km/hリミッターが勿体なく感じる加速感、楽しかったです。メーター読みで停止状態から100km/hに達するまで5秒台でした。
それから何台か色々な車を乗り継ぎました。でも一番最初に乗ったレガシィよりも速い車には乗っていません。
現在乗っているフィット RS(4WD、5AT)の0-100km/hタイムは12秒台、前車のオデッセイ アブソルート(4WD、5AT)は10秒台です。
0-100km/hタイムにおいて、レガシィに比べてオデッセイやフィットは2倍以上遅いということになります。
じゃあ楽しさは半減してしまったのか?というとそんなことはないです。
以前乗ってたパジェロミニはとにかく遅い車でした。高速道路の登り坂ではアクセルベタ踏みでも100km/h→80km/hに速度が落ちていく有様。

でも使い切れるパワー感という面では楽しかったのを覚えています。エンジンを上まで回しても対して速度が出てないので、エンジンパワーを常に使い切ってドライブする。これもまた楽しいものでした。FRから4WDや4WD LOCKに切り替えれば、雪道でも頼もしい走りを楽しめました。
オデッセイは車中泊できる広さ、積載性に加えて7000rpmまで回るエンジン、1700kgを超える車体を軽々と加速させるパワー、ちょいワル風のフロントフェイス。凍結路面のコーナリングでヒヤッとしても、VSAの介入で車体を安定させてくれました。
何を言いたいかと言うと、速い車も遅い車も、車高の高い車も低い車も、広い狭い、MT、AT、CVTなどなど。それぞれに違った楽しさがあるんだなと。
でももう1回マニュアル車に乗りたいな。晴れの日の通勤はスーパーカブ 50に乗っているのですが、シフトアップやダウンする時の回転合わせをミスって次はもうちょっとアクセルを煽ろう、クラッチの繋ぐタイミングを遅らせよう。と下手くそなりに試行錯誤する楽しさがあるんだよな。
レガシィを手放して以来、左手足が寂しいです(´・_・`)
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2023/09/29 02:04:36