CBR1000RR ステーターコイル・フライホイール交換
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1.その時は突然やってきたーー
外出先でエンジンがかからないトラブルに見舞われました。
電圧計を見ると11.5V…
感覚的に11.8Vだと頑張ればエンジンかかりますが、11.5Vは明らかに電圧不足です。
仕方がないので2速に入れて平地でバイクを引きながらダッシュ!
速度計が13km/hあたりでクラッチレバーを少し離しつつスロットルをちょい回しで何とか押し掛け成功しました。
電圧計を見て驚き、11.9Vしか出ていません。
しかもアイドリング状態だとどんどん電圧が落ちていきます。
4千回転くらいまで回すと12.2Vまで上がるのでまだ少しは発電できていそうです。
自宅まで約30km…ヒヤヒヤしながら何とか帰宅しました。
症状からステーターコイルの可能性が高いのでDIY交換してみる事にします。
SC57 CBR1000RRの持病、コイル焼け対策としてカウルのインナー側を全撤去して少しでも冷えるようにしたりしましたがそれでも焼けてしまうようです…。
ちなみにリコールで対策品に交換済みの車体ですが、やはり熱が凄まじいという事でしょう…。
消耗品と割り切って諦めるしかないです。
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長々と前置きが続きましたが、本題に移ります。
忘備録となるように詳細書いていこうと思います。
2.用意するもの
◎ステーターコイル
AC GEN ASSY【P/N:31100-MEL-315】
内容物:
ステーターコイル×1
フライホイール×1
◎液体ガスケット
ジェネレーターカバーのシールに必要
Permatex Ultra Copper
シリコン系耐油ガスケット カッパー
【P/N:#81878】
◎フライホイールプーラー
フライホイールを外すのに必要
M20×1.5(汎用品)もしくは
ホンダ純正ロータープーラー
【P/N:07733-0020001】
汎用品はインパクトレンチなどの工具が必要になる場合があるので注意(後述)
モンキーレンチ・スパナを使用した外し方は推奨しません
◎8mm・10mmソケット/5mmヘキサソケット
8mm:ジェネレーターカバーを外すのに必要
10mm:コイルのワイヤクランプを外すのに必要
5mmヘキサゴンソケット:コイル本体を取り外すのに必要
◎バイクスタンド
作業中バイクを平行に保つために必要です。
◎トルクレンチ
手ルクレンチでも良いですが自己責任で…。
下記トルクに対応したレンチが必要です。
12N・m(コイル固定用)
103N・m(フライホイール固定用)
◎その他必要なもの
・カウルを外す六角ドライバー
・ゴムハンマー,スクレーパー
ハンマーはジェネレーターカバーを外すのに必要です。
スクレーパーは古いガスケットを取り除くのにあると便利です。ついでにヤスリもあると綺麗にできると思います。
・受け皿
ジェネレーターカバーを外すとオイルが垂れるので受け皿があると良いです。
・その他道具
必要に応じて。
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3.ジェネレーターカバー取外し
カウル脱着は省略します。
(カウルについているネジを外せば簡単に脱着可能です。特に隠しネジなどないので簡単に行えます。)
左図サービスマニュアルに従い、ジェネレーターカバーを取り外していきます。
注意点や写真解説は次の工程で説明します。
※※今回はココまでです※※
続きは2024/4月上旬ごろに掲載します
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