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ヒマ人3号の"アルトちゃん" [スズキ アルトハイブリッド]

整備手帳

作業日:2025年6月3日

ガレージジャッキ O/H

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 6時間以内
1
はっきりした時期は不明ですが2014年頃(MR-Sに乗ってた頃で自分でアライメントを取り始めた頃?)にオートバックスで購入した『AUTOBACS PRO STAFMAN ローダウン車用ジャッキ』がついにオイル漏れを起こし始めたのでO/Hしてみることに。

事の発端は去年の冬、タイヤ交換のためジャッキを貸して欲しいと妹から頼まれ、使い方を説明したのち貸し出したところ戻ってきたジャッキのケース下部にはオイル溜まりが…

やっぱ道具工具は他人に貸すもんじゃ無いですね。
トドメを刺されたようで、騙し騙し使ってましたがジャッキアップ中に微妙に落下してくる現象が発生。
大事になる前にO/Hしようと思った次第です。

同じジャッキのO/Hブログや整備手帳を検索しましたが見つからなかったのでバラしてから現物のOリングを計測して→購入という手順になったので数日かかってます。

買い替えも考えましたが、苦楽を共にし?多少愛着があるのと、処分方法が分からない為O/Hを選択しました。
2
同じジャッキのO/H風景以外、ブログも動画も見る価値無し!と思っていたので予習は全くしていません。
着の身着のまま的な感じでバラしたので分解中の画像は無しです。
なのでほぼ全バラからのスタートになってますが、バラすときはこの整備手帳の逆の手順で大丈夫かと。

オイルプラグ穴・リリースバルブ穴・プランジャピストン穴からはヘドロのようになったジャッキオイルが出てきました。
深緑色に変色しており、凄まじい悪臭を放ってました。

まずバラし終えたあとシリンダー内部の劣化したオイル(フルード?)をブレーキクリーナーとウエスで全て洗い流しています。
3
ウエスの上に乗っているのが『ラム』という部品らしい?です。ようはピストンですね。
ラムの下にあるのが『シリンダー』という部品です。

まず橙矢印のラム挿入部分外側を絶縁テープで一巻きし内側へ少し折り込むようにします。
バイクのフロントフォークO/Hと同じ要領です。
バイクと違うのは精度が荒いところです。
挿入部分にバリがありオイルシールがダメになりそうだったので絶縁テープなどで一工夫必要かと。

そしてシリンダー内壁にラバー系グリスを塗ります。
上側の部品ラムの赤矢印の右から『オイルシール・カラー・スライドメタル』が付いてます。
オイルシールもOリングの一種ですがこれはこのジャッキ専用の部品が必要かと思われるので今回はノータッチ&シリンダー挿入時にストレスを掛けないように気をつけて作業します。

ラムの赤矢印・黄矢印にラバー系グリスを塗りたくり、ラムをシリンダーへ挿入します。
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次に緑矢印のリリースバルブ(スクリュー?)に買ってきたOリングを取り付けてから画像の順番のまま水色矢印の穴へ挿入後、時計回りで手締めで軽く締めておきます。

水色矢印穴にもバリがあります。

リリースバルブにもバリがあるので、私はサンドペーパー→ピカールで研磨後、画像左側(のネジピッチ部分)からOリングを挿入しました。

Oリング溝はピックツール?で掃除済みなのと、溝とOリングにラバー系グリスを塗りたくって取り付けしてます。

Oリングは『内径:6.0mm/線径:3.0mm』のものを使用してます。
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次に青矢印のキャップを取り付けます。
ここはオーバーロードバルブ=安全弁でキャップのみ清掃のために取り外しましたが、オーバーロードバルブには一切触れていません。
緩めるのもやめたほうがいいかと。

次に『プランジャピストン』のOリング=ピンク矢印を取り付けします。
ここもバリがあるのでせっかく新品交換したOリングが機能前に駄目にならないよう一手間かける必要があります。

Oリングの左側には『カラー・オイルシール』があり、ここのオイルシールもノータッチで延命させるべく慎重に取り扱いました。
Oリング〜オイルシールまでをラバー系グリスでギトギトにしたのち、紫矢印の穴に挿入しました。

紫矢印穴にもバリがありました。

Oリングは『内径:8.0mm/線径:2.0mm』のものを使用しました。
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次に『シリンダー』へ『ハンドルベース』を取り付けます。
画像の矢印のとおりです。
赤矢印の通るシリンダー側の穴には薄くベアリング系グリスを塗布しました。
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取り付け後はこんな感じです。
種類の違う割りピンが付いてます。
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シリンダー上部のキャップ内部のOリングを取り付けします。

ウチのジャッキはここからオイルが漏れてました。
ここからじゃなければ、ここまでフルに近いO/Hはしてません。

使用したOリングはアストロプロダクツには置いてなく(ホームセンターには同径のがあったが水道用で耐油性が無かった😇)モノタロウで購入。

『NOK』というメーカーの『Oリング Pシリーズ(運動用)のP26』という品番で『内径:25.7mm/線径:3.5±0.1mm』を使用しました。
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オイルプラグをシリンダーカバー?に仮止めし、紫矢印の順にシリンダーへ部品を被せていきます。
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上部のキャップ?は現段階では手締めでしまるとこまで締めときます。
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シリンダー下側穴に長い棒(今回はたまたまあった寸切りボルトを使用)を差し込み、キャップのナット部分にモンキーなりを使いキャップを締めます。

このナットのサイズはかなりデカく、私の手持ち最大のモンキー(250mm)では工具をかけることもできませんでしたが、たまたま持ってたパイプレンチ(200mm)を最大まで広げたところ、なんとかかかってくれたので、あとはパイレンに適当な単管で延長し締め付けました。
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次にシリンダーと『リフティングアーム』(画像上側)を接続します。

スナップリングプライヤという工具が必要です。
私はたまたま手持ちにありました。

矢印のとおりスライドピン?を穴に通し、スナップリングを取り付けるだけです。

取り外し時は、スナップリング取り外しは片側だけで大丈夫です。
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こんな感じです。
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リフティングアームと『フレーム右側』を合体させます。
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画像の矢印のとおりですが、まず赤矢印から作業します。

赤矢印の後、青矢印で青矢印は仮締めで大丈夫です。ナットサイズは19です。
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リフティングアームとフレームの間にプライヤを入れ、ピンを固定しながらフレーム外側からナットを締め付けます。

ここはもう緩めないので本締めです。

それとピンを固定する工具ですが、ラジペンだと滑って掴めないので別の工具を使用する必要があります。
私はたまたま持ってたネジザウルスで軽く掴みました。

ナットは15という自動車整備では滅多にお目にかかれないサイズですので注意が必要です。

ここのナットを一旦仮止め後、ジャッキハンドルをハンドルストッパーに置いてみて、角度に問題がないか調整後、ナットを締め付けます。
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次にシリンダー下側穴とフレーム右側を固定します。

画像の矢印のとおりです。

ナットサイズは19で仮締めで大丈夫です。
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ここからが今回の作業の一番の難所です。

まず青矢印のとおりにピンを穴に差し込んでおきます。

スプリングを黄色矢印の穴に引っ掛けます。
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スプリングの反対側をフレーム左側のポッチに引っ掛けます。
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ジャッキを横向きにし、フレーム左側全体を持って青矢印の穴に各ピンがハマるように動かします。

スプリングの反力がかかっているのではめにくいですが、フレーム左側を取り付けてからスプリングをはめようとすると、凄い力が必要なのでこっちのほうが遥かに楽です。

青矢印の穴にピンを入れても、水色矢印のとおり『浮かせた状態』にしておきます。

その浮かせた隙間から手順15-16でやったことと同じ作業をします。
緑矢印です。
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こちらも本締めします。
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リフティングアームが下がり過ぎないようにするストッパーピンをこの時点で忘れず挿入しておきます。
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橙矢印・ピンク矢印・青矢印にナット等を取り付けます。

取り付け後は反対側も含め本締めします。

(片側を仮締めしておけば、反対側に工具をかけなくても本締めできます。)
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オイルプラグを外し、リリーススクリューを手締めで全締めから2〜3回転緩め、オイルを注入します。

100mlほど入れた時点で一旦満杯になるのでハンドルベースを上下いっぱいに素早く10回ほど操作すると、オイル注入口からエアーが出てくるので、また少しオイルを注入しハンドルベースを動かしエア抜きを続けます。

実際は最初の5〜6回で大丈夫(と説明書にはある)のようですが、自分が納得いった時点で切り上げます。

オイル注入口から内部油面までが10mm程度が油量の目安だそうです。

少しこぼしてしまった分も含め130mlほど使用しました。

その後オイルプラグを取り付けます。
オイルプラグは手締め後、工具で1/8回転ほど締め付けました。
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カバーや持ち手を取り付けて完了です。

あと10年は戦えそうです。

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