
先のブログの後に実験。
このためにストックしていた大御所、第一phase のmodel5.1を引っ張りだしてきました。
目的は
・各ヘッド搭載のdacチップにおける音質の違い。
です。
今回は
bewith mm-1d(スマートインターフェースのアナログ出力)
第一phase model5.1
mcintosh MDA5000
の3機種での比較をしてみます。
音源の再生機器はmm-1dを使用しますが、model5.1とMDA5000へはスマートインターフェースのデジタル出力を利用します。
また、既存のヘッドMX406Sは現在のシステム通りMDA5000とペアで使用します。
といっても、手持ちのヘッド、またはdacで分かっているのはMDA5000のみ。
MX406Sは英文の説明書に20bitとしか書かれていなかったので、詳しいことはわかりません。
他の
bewith mm-1d
第一phase model5.1
は調べ方が悪いのか、分かりませんでした。
なので、実際の音で判断します。シンプルイズベスト。
因みにmcintosh MDA5000に搭載されているdacチップはTI(Burr-Brown)社PCM1704(マルチビット方式)の選別品Kランク×2
…dacチップに詳しい方ならお分かりでしょうが、もはやこれが載っているだけでスペック上の勝ちは見えたも同然です。
が。
mm-1dはひと昔前のハイエンドヘッドユニットの代表格。
model5.1は軍事技術SRSを巧みに利用し立体音響を車内に再現させる、唯一無二のアナログプロセッサー。
実際に聴いてみるまで結果は分かりません。
では、まずはmm-1dのアナログ出力。
因みにアナログ出力でのみリモコンのボリュームが使えるようになります。
あれ?音量マックスにしても音、小さいな。
アンプのゲイン上げざるを得ません。
……なにこれ。
抑揚が一切ありません。ただ音が鳴ってるだけ。音楽ですらありません。
めちゃくちゃ良く言えばフラットな音質。
これ同社のSTATEを使う前提で設計されてて、アナログ出力はオマケみたいなものなんでしょうか。
詳しいことは触ったことがないので分かりませんが、STATEて調整のためにbewith 取扱店の専用ソフトが必要だったはずです。
にも関わらずオクでSTATEにはコンスタントに入札される理由がなんとなく分かった気がします。
気を取り直してmodel5.1。
dacチップの性能を知るためには、本機の角形光デジタル入力を使います。
みんカラでもこの入力使ってる方見たこと無いけど。
うわー!楽しい!!
これまでmodel5.1はアナログ入力しか使ったことが無かったので初めてのデジタル入力です。
アナログだとfocus、trubass、front、rear、subwoofer、centerそしてメインボリュームが一つでも狂うと聴こえる音が一気に崩壊しますが、デジタル入力だとそれが無い!!
幾らでも好き勝手に調整出来ます!!
定位が決まり音が立体になる。
聞こえなかった音が聴こえる。
よく、レビュー見てると目にする文面ですが当にその通り。
しかし、悲しいかな音が細い。
アナログ入力だと、もっと太い音が鳴ってた記憶があります。
取扱説明書には
「ツィーターが付いている場合、切断するかミッドの近くに限りなく寄せよ。また、ツィーターを切断する場合、ネットワークが付いているなら丸ごと切断するべし。」
「ミッドにもネットワークが付いている場合、外すこと。フルレンジで鳴らすべし。」
の旨が書かれていますが、model5.1とスピーカーの間はアンプ以外のものを設置すると音が痩せるので、今回の実験では宜なるかなという気がします。
やっぱり質の良いハイローコンバーター使って純正のシステムに組むのが最適解だと思います。
または社外デッキのRCAより入力後、model5.1の内蔵アンプで鳴らす。
更にどうしても外部アンプを通す場合は機材の選択がかなり重要になってきます。
ローコストの名の下に生まれたアンプはまず鳴りませんし、すぐに歪みます。それほどまでにmodel5.1内蔵のアンプが優秀です。
最後にいつものMDA5000。(+MX406S)
やっぱり安心します。
濃厚なマッキンの音、と言えばそれまでなんですが音が柔らかいので聴き疲れしません。そこ重要。
あらかた予想通りの結果にはなりましたが、使用した機種が機種なだけに滅多に聴く機会の無い編成で実験できたことは非常に楽しかったです。
恐らく今後もmm-1d>MDA5000>MX406Sの組み合わせで鳴らし続けると思います。
サブウーファーも前の記事で外したことだし次は低音補強のためスピーカーの実験をしてみようかなと思います。
ざっくり予定しているのは
ネオジムとフェライト、そしてアルニコの比較です。
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オーディオ記録 | 日記
Posted at
2020/05/14 15:17:30