ちょっとうれしい、カァロ~ォ~ォ~ラ ♫
ってことで映画のクルマたち第4弾はTE20です(4ドア、TE27レビンではない)
この懐かしいクルマが活躍するのが
仙台が舞台の映画「ゴールデンスランバー」です。
・・・・おぉ、ついに邦画キタ(笑
堺雅人さん扮する青柳が首相暗殺の"オズワルド"に
仕立てられちゃう物語。
まだ古美門研介にも半沢直樹にも出会っていない堺さんが
ようやく主役を射止め始めた頃の映画です。
もちろん菅野美穂さんとも繋がってない(笑
原作は伊坂幸太郎さん。独特の世界観と軽妙さが好きな作家さんです。
あらすじは逃げる青柳と追う警察組織、
そして外野で絡んでくる不思議な面々のストーリーといった感じ。
あぁ、サビついた後ろ姿が泣かせます。
ひと昔前の映画ですが、当時でもこのカローラは貴重だったと思います。
しかもわけあって野良グルマ風から土に戻りつつあるエイジングを施されて…
今じゃもったいなくて、このクルマは使えないでしょう、きっと。
ゴールデンスランバーにはもう1台
重要な役どころのクルマが登場します。
それがコレ。
青柳と吉岡秀隆さん扮する森田が乗り込む
白いゴルフⅡ(たぶんCLiか!?)
CiなのかCLiなのかGLiなのか、歴代ゴルフはサッパリ区別つかない(汗
ついでに言えば、森田森吾の人物描写がもう少し深くなって「森の声」が出てたらもっと良かった。
原作ではどちらも車名が出てこないので
カローラともゴルフとも判らず終いですが
カローラのほうは、CMソングの知られてる大衆車って説明で
何となくカローラかサニー、コロナ・ブルーバードあたりな記述があります。
で結局、西部警察ばりの爆破シーンで車歴を強制終了しちゃうわけですが
コレも今ならもったいなくて、4代目か5代目あたりになりそうですね。
そう考えると、当時より今の方が
旧車の価値がはるかに上がってる事をしみじみと感じます。
15年前なら、四半世紀経ったクルマなんて
あげるって言われても要らないってキッパリ断れたし
カローラ(5代目FF)10万ポッキリとか平気で転がっていたし
アルト(初代の赤)なんかだと3万とかもあった。。。
イイ時代、というか相場が健全な時代でした。
そしてゴールデンスランバーに話を戻すと
ヒロイン役の竹内結子さん(娘の七美ちゃんとの絡みが特に良い)、「ロックだな、青柳」の渋川清彦さんや、若き香川・澤瀉屋中車さん、伊坂作品の常連・濱田岳さん、訳あり裏家業の柄本明さん、存在感があった劇団ひとりさんやでんでんさんベンガルさん、それに幼い鈴木福クンも。
いろんなキャストで賑やかに物語が彩られています。
青柳の父に伊東四朗さん、母に木内みどりさん。
木内さんに至っては終盤にわずか1分ほどしか出演されてませんが
そのシーンで泣ける。。。
・・・・というかいつも泣いているのか!? キモイ爺だな、オレ(笑
ブレット・トレインでマリアビートルの世界が壊された!
と、お嘆きの諸兄におススメできる
原作の良さを裏切らない映画だと思います。
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映画のクルマたち | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2023/05/25 02:12:28