• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2022年05月17日

静かなオーラを纏う、V12の咆哮に酔いしれる!

静かなオーラを纏う、V12の咆哮に酔いしれる!
レビュー情報
メーカー/モデル名 アストンマーティン / ラピード ラピード_LHD(AT_5.9) (2010年)
乗車人数 4人
使用目的 レジャー
乗車形式 マイカー
総合評価
おすすめ度
5
満足している点 <内外装>
周りに溶け込む外装色と、内装(総革シート、天井)の良さ。センターコンソールパネルとサイドドアのマホガニーウッドパネルのバランスがシックで絶妙。

<V12サウンド>
オートマ(D)から、パドルシフトを使うと、セミオートマになり、シフトアップ(SPORTモードではない)していくと...
4速3,500回転を過ぎたところで、バルブが開き、乾いたフォァ〜ン♪という、レーシーで心地よいエグゾーストは、まさに、サウンドオブミュージック!
羊を被った狼が目覚め、猛然と加速するV12とサウンドにシビレます!
同時期のV12積載モデルの、イグニッション時の排気音を、youtubeで確認しても一番好みです。
バルブ開閉を可能にする、ヒューズボックス内へ移植するヒューズとリレーを差し替えたところ、低速から高速まで思いのままにエグゾーストを楽しめて最高です!整備手帳参照。

<オーディオスピーカー>
バング&オルフセンの出力は、何と1000W!高音質のミニシアター級のスピーカーを備え、エグゾースト以外にも、ジャズ、クラシック、ブリティッシュ、ミュージカルミュージック等も存分に楽しめます。

<静粛性>
ガラスが2枚張りでドアフレームも厚く、室内では日常会話のトーンで話ができ、静粛性がすごく高いクルマです。タイヤノイズや風切り音、メカニカルノズ等の雑音もキレイに纏められて、心地よい排気音のみが室内に入ってきます。
不満な点 <コールドスタート>
個体差もあると思いますが、このラピードは、コールドスタート時、排気音に破裂音が混ざったような、エグゾーストを響かせてくれます。個人的には好きなのですが... 車庫の反響効果もあり、早朝・深夜の出庫時は、重量シャターを締め切って、エンジンスタートしないと、ご近所迷惑なると気が引けます。

<オーディオ関係>
ちょっと古いオーディオ入力と操作性。
USB接続でなんとか... → その後、AUXにBluetoothレシーバーを接続(USBで供給)し無事解決!整備手帳参照。

<パドルシフト>
サーキットやワインディングを、攻めるようなクルマではないのですが、パドルシフトが固定式なのが残念です。

<内装>
センターコンソールトップパネルのマホガニーウッドパネルのヒビ割れ。前オーナーさんの保管状況が悔やまれる。→2024年7月張り替えリペア済で解決!整備手帳参照。

<乗降とシート空間>
乗り降りは、車体フレームが厚く、慣れるのにコツが必要です。
運転座席は165cmの私の場合、幾らかシートポジションが前寄りになりますが、後部座席を利用するにしても、小一時間程度のドライブが限度と感じます。
助手席のシートポジションを目一杯後ろにして、175cmの方がちょうど。この場合、後部座席はかなり窮屈になり、乗車は諦めざるを得ません。

前方座席を適度に前に出し、後部座席に座る場合、シートへの収まりは良いのですが、それよりも後部ドアの間口が狭く、出入りがどうしても「くぐり口」のような感じが否めません。後部座席の天井は、185cm以上の方だと厳しいと思います。
4人乗りであるが、2人乗りでゆっくり旅行、ゴルフバック2本の積んで(下記、積載性参照)一泊二日がちょうど良い感じです。

固定パドルと居住空間が狭め以外は、解決したのでほぼ不満な点はありません。
総評 不満な点を差し引いても ★★★★★
4ドア=快適な4人乗りではなく、後部座席はよほど気をつけていても、知らず知らず内装・外装にキズが付く覚悟と、運転席と助手席が後部座席に気を使って、シートを前寄りにすれば小一時間は乗れるというのが、このクルマの正直な居住性です。
ラグジュアリーカーなので、二人でゆっくりが最高の乗り方と思います。
ラピードSの方が、8速であり馬力や内装ディテールのこだわりで上ですが、ラピードの方が伝統的なアストンフェイスで、ボンドカーのDBSとDB9の面影を感じる事ができます。

<エンンジ>
6.0L V12エンジンは、フォード製V6×2機をコスワースで組み上げたもので、同時期のVirage、DB9、Vanquish、DBS、One-77、Zagato(組み上げは異なる場合あり)にも採用され、チューンこそ違えど、エンジンの情報を汎用的に入手可能であり、非常に完成度と信頼性の高いエンジンです。アストンマーティンの重厚なエグゾーストは、このアイコニックなV12エンジンがあってこそ!
整備記録を見ると、エンジンルーム内の高温に起因した、センサー故障は多いようです。→オイル過多が原因と推測(オイルフィルター含め11LがMax)。整備手帳参照。

<ミッション>
トルコン式でスタートと加速は非常に滑らかです。
オートマ時に、シフトチェンジのタイミングを気にかけてみると、やはり8速のラピードSに分があると容易に推測できますが、シフトチェンジのタイミングが、そこまで気にかかるような出来ではないので、十分満足しています。2024.7ATF交換でさらに滑らかに。整備手帳参照。

<外観・購入動機>
目立ち過ぎない外観に、重厚でジェントルなV12サウンドを響かせる、静かなオーラを纏ったようなクルマです。
アストンマーティン社のフィロソフィーに共感し、このクルマに見合った自分になりたい!とオーナーになる事を決意しました!
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5
2012年製RAPIDE。同時期のVirage、DB9、DBSの全ての面影が残り、良いとこ取りのようなデザイン。マフラー突き出しは、ボディのラインに沿うように斜めに切られ、斜め方向からテールを見るとマフラーが横長に見えます。外観造形が世界も最も美しいと言われる、4ドアクーペであることに間違いなし。
内外装色、オプション装備の全てが、新車オーダーする場合と同じだったこともあり、現車確認で即決しました。
走行性能
☆☆☆☆☆ 5
オートマ(D)では、普段乗りできる程、乗りやすく(大きい車幅1929mm・車長5019mmには気を使う)、巨体に似合わず、よく曲がります。

6.0L V12エンジン 477馬力のパワーは、アウトバーン等の高速走行が適しています。国内の高速でも持て余します。
パドルシフトで、4速3,500回転付近でバルブが開き、V12の咆哮にシビレます。バルブが開き、もうすこし少し踏み込んでエグゾーストを楽しむには、直線距離で1.2kmは必要です。2024.7バルブコントローラーを付けてからは、高速より適度なカーブのある山間部の下道が一番楽しめます。

とある販売店のyoutubeで、アストンマーティンのブレーキは、効きが悪いとか言っておられますが、それはブレーキパッド・ローターの消耗か、フルードの劣化等による、整備不良としか思えません。現に、納車されたラピードは、2.4tもの巨体ですが、制動性能が悪いとかは一切なく、逆に効きが良く、何も問題ありません。

純正ブレーキパッドは、前輪のブレーキダストがかなり出ます。後輪は、ディーラーで納車時に新品純正品で納車されていますが、ダストは多くはありません。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
<足>
ノーマルでは、コツコツとした感じが否めないので、もう少し柔らかい方が好みです。高速走行時のみ、ダンパースイッチをONにしています。

<静粛性>
ガラスが2枚構造で、社内の静粛性は高く、声のトーンを上げる事なく普通に会話ができます。
ホイールハウス等からの、風切り音もありません。
<振動>
ハンドビルトのため、微細なキシミがあるのは承知の上です。25,000km以降、少しキシミ音を感じますが、常時気に障るような振動はありません。
積載性
☆☆☆☆☆ 5
4ドアではあるものの二人乗りで、ゴルフバック2台、一泊二日の手荷物と手持ちバック+お土産スペースがあって、ちょうど良い感じです。

9インチ(胴は9.5インチ)のゴルフバックに、45.25インチのドライバーを入れても、1台であれば、荷室に後部座席のヘッドレストを倒すことなく、トランクルームのセパレータを倒して斜めに収納できます。
後部座席片側のヘッドレストを、前に倒すことでバックを2台積めます。スタンドバックならギリギリ3台。ヘッドレストのレザーや後部座席コンソールを傷つけないために、ウエットスーツ生地のシートカバーをヘッドレストから荷室側に向けて敷いています。
燃費
☆☆☆☆☆無評価
あまり気にしていません。
燃費記録参照。V12とすれば十分と思います。
価格
☆☆☆☆☆無評価
AM横浜より2万キロ弱、認定中古タイムレス最終年に960万で購入。
追加でクリスタルスペアキーと専用キーホルダー10万。

整備記録に全ては掲載していませんが、納車直後にサイドドア、ルーフ、ガラス部、リアアッパーを除いてプロテクションフィルム施工。

一年点検前にタイヤ全交換。

点検・車検毎にエンジンオイル、フィルター交換。

2023年12ヵ月点検と希望整備でエアーフィルター交換、クーラント、デフ、ブレーキを交換。

2024年車検と希望整備でポーレンフィルター交換、ETC2.0載せ替え、左フロントキャリパー交換(塗装剥げ)、左リアテールランプ交換(雨水漏れLED不良)、内装センターウッドパネル張り替えリペア(ディーラー以外)、ATFドレン抜きとオイルパン交換(ディーラー以外)→2,000km走行後メカトロニック・バルブボディまで降して再交換。

2025年12ヵ月点検と希望整備でブレーキフルード(2年毎)、ポーレンフィルター交換、左リアドアアクチュエーター交換。

他にボンネットストラットDIY交換、CTEKバッテリーコンディショナー、マキタ空気充電器、専用サンシェード、バルブコントローラー、ドライビンググローブ、トランクルーム防汚カバー、AM F1アンブレラ等購入。

上記、整備と購入品で312万。

この他に車庫改修、セコム契約、だるまジャッキ4台、カースロープ、車止め、18Lコンプレッサー、ホースリール、洗車消耗品、純水樹脂等購入25万。
※金額に1年点検、車検、自動車税、保険、陸送費(秋田→AM横浜→AM仙台)を含まず。

ディーラー担当者曰く、車両保険契約が必須。
万一、事故でボンネット交換になった場合、300万とのことでした。車両保険契約済み。
また、納車時の内外装コーティング(有償)で納車されたのですが、外装に付着した汚れ落ちが非常に良く驚いています。また、納車後に施工したプロテクションフィルムも、汚れが落ちやすくて助かってます。
ブログ一覧 | クルマレビュー
Posted at 2022/05/18 00:30:21

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

9/2 火曜日の朝‼️
ミッキーたんさん

ゼロ戦、彩雲、隼を見に行こうツーリ ...
カンチ.さん

今夜の晩飯は〜😋👍
一時停止100%さん

SCREEN Xで映画「F1」を体験
yukijirouさん

祝・みんカラ歴7年!
LJSさん

札幌へ到着!
レガッテムさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「[整備] #ラピード 12ヵ月点検2回目の希望整備(AM仙台)点検項目を随時追加 https://minkara.carview.co.jp/userid/3280017/car/3256819/8198298/note.aspx
何シテル?   04/21 22:39
文系なので本来、クルマのことは専門外で運転も上手いとは言えない。 国内外問わず徹底的に調べ、手をかけれそうなところはDIY。常にベストコンディションをキープし...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

愛車一覧

アストンマーティン ラピード アストンマーティン ラピード
Be Gentle what I want to be. 紳士たれ、それこそなりたい自分 ...
BMW M3 クーペ 紅ちゃん (BMW M3 クーペ)
ひょんなことから、2014年からBMW M3に乗っています。車の状態を機関良好・キレイに ...

過去のブログ

2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation