タイトル通り。あくまで考察なので実際は違うかも。酸・アルカリはあくまで市販品レベルを想定。(Si-OでもHFとかだとだめなので...)
まずは一般論として
タール、ピッチ汚れ・虫の跡→アルカリ性洗剤
ブレーキダスト・シミ→酸性洗剤
が効くらしいです。
脂肪酸とかだからアルカリが効くんですかね。しらんけど。
↓ほんぺん--------------------------
アルミホイール→中性がおすすめ
アルミは両性金属のため、アルカリと酸の両方に反応する性質があります。
ですので中性か中性に近いものを使うべきかと思います。
塗装してあるから問題ないと思っても取付面が素地だったりするので、塗装アルミホイールでどうしても酸性・アルカリ性クリーナーを使いたい場合は、
①塗装面のみにかけてすぐ拭き取る
②ホイールを外して洗い、すぐに水で流して拭く (拭くのが重要)
がいいかなと思います。
素地 → 酸化アルミの層なので酸性・アルカリ性NG
アルマイト → 酸化アルミの層なので酸性・アルカリ性NG
塗装面 → 塗装によるが、メーカー製であれば基本どれでもOK
ガラスコート → シロキサンかポリシラザンは基本どれでもOK
(簡易コートや有機コートはだめかも)
クロムメッキ → Crが酸NG。クラックから素地に洗剤が到達する可能性があるため
アルカリも避けたほうが無難かと。
アルミ+塩酸:2Al + 6HCl3 → 2AlCl3 + 3H2
アルミ+重曹:Al+NaHCO3+3H2O→Al(OH)3+NaOH+CO2+H2
(酸化アルミ層は強いけど孔食ができて結局生のAlに触れるとかだったはず)
鉄ホイール→中性orアルカリ性がおすすめ
鉄は酸に反応する性質があります。
ですので中性かアルカリ性のものを使うべきかと思います。
(鉄ホイール履いたことないので構造はわからず...)
酸化被膜 → 四三酸化鉄の層なので酸性NG
塗装面 → 塗装によるが、メーカー製であれば基本どれでもOK
ガラスコート → コートによるが、基本どれでもOK
四三酸化鉄+塩酸:Fe3O4 + 8HCl → FeCl2 + 2FeCl3 + 4H2O
マグネシウムホイール→中性orアルカリ性がおすすめ
マグネシウムは酸に非常に良く反応する性質があります。
ですので中性かアルカリ性のものを使うべきかと思います。
(一度は履きたい高級品)
素地 → 酸化マグネシウムの層なので酸性NG
塗装面 → 塗装によるが、メーカー製であれば基本どれでもOK
ガラスコート → コートによるが、基本どれでもOK
酸化マグネシウム+塩酸:MgO + 2HCl → MgCl2 + H2O
結論
結局こまめに中性洗剤で洗うのが良いと思います。
できないなら材質に合わせて慎重に酸性やアルカリ性を使うがよろし。
おまけ
ふと思いましたけどホイールナットも気をつけたほうが良さそうですね。
水溜まりやすいし、亜鉛も両性金属なので。
Posted at 2023/08/15 23:04:32 | |
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