
先日パイオニアから発表されたDMH-SF900について、例の如くHPや仕様表から見た範囲でざっと所感を述べようと思います。
前回のDMH-SF500は
こちら
気になった大まかな変更点としては、
・画面サイズが10.1インチへ大型化
昨今は純正でも大型化の傾向が強いので順当なところですね。大きいことはいいことだ。単純に地図なんかが見やすいです。
・ワイヤレスCarplay&AndroidAutoへ対応
やっとですかという感じ。長らく屋外での5GHz帯利用制限があったせいで
日本だけワイヤレスでのスマホ連携が封印されてましたが、少し前の法改正で解禁されてようやく国内メーカーからも対応製品が出てきました。便利です。
ただ、難点を言えば通信中は凄まじくスマホの消費電力が上がるので、結局は充電しながらの利用となって無線化のメリットが薄くなる点。あとiPhoneでも割と爆熱になりがち。
・USB部の電流は最大1.5Aのまま
これ地味に各所で文句が出てましたが、SF700は3.0AあったのにSF500で1.5Aに半減されたUSBポートの最大出力問題。
SF500ではCarplay接続は有線のみなのに使用中は場合によっては有線なのに電池残量が減るという極悪仕様でした。
本機からはCarplay等が無線対応になり高出力充電も別途可能なので、あえてコストを掛けずそのままにしたという線でしょうか?
・再生サンプリングレートは48khzのまま(SF500比較)
おそらく内蔵DACはSF500のものと同一で、ハイレゾ音源への対応力は下位機種のSF700にスペック上は劣ります。内蔵DSPも同様に下位グレードっぽいので、上位機種でこれならパイオニアは音質方向へのコストは削る方向なのですかね。
(まぁ音の良さはカタログスペックだけで語れるものでもないですが)
一方でSF700とSF500の比較では音質が落ちたという声もチラホラと聞いてたので、SF700から買い替える場合は要注意。
・HDMI端子復活&大型(TypeA)化!!!
個人的に一番の評価ポイント。HDMI端子が復活(SF500比)したことでFireTV等の外部機器を追加すればエンタメ性能が爆上がりする。
あと端子形状が悪名高きmicroHDMIからノーマルのHDMIへ変更されたことで耐久性が大幅アップされた点は個人的に称賛したい。しつこいようだが私はSF700でケーブルの端子(オス側)を3回は折った。
・ルミナスバー
きれいだね!以上。
・Weblink
SF500以降に追加された機能であるが、ちゃんとこの機能を触ったことがないのでなんとも言えない。
聞きかじった話ではyoutubeアプリが使いづらく、castアプリ経由で使ったほうがマシとの噂。
HDMI復活したしネットコンテンツはFireTV刺して使うのが一番なのでは?と思ってしまうがはてさて。
・PxLink
専用スマホアプリを入れることでEQ設定等の本機の操作をスマホからできるものとのこと。CarplayやAndroidAuto利用中でも当アプリから操作可とのことだが、あまり魅力に感じない。
スマホ連携させてるのに結局スマホ画面見るの?
・セカンドカメラ入力端子追加
リア用のカメラ端子とは別にもう一つカメラ端子が追加された。スプリットスクリーン内に常時出しして牽引車の確認用にしても良し、フロントカメラを追加して死角対策にしても良しで、地味ながらも人によっては嬉しい追加要素。
・価格
オープン価格かつブログ作成時点でどこからも価格は出ていないが、概ね税込み13万前後だろうという噂もある。
昨今の物価高を思えばそんなものだろうとも思うが、当人の懐事情にとって辛いか否かはまた別問題。
13万が発売直後のご祝儀価格としても、SF500が約6万、SF700が約8万と考えても、上記の変更点が大幅に刺さる人以外はちょい厳しいか?
以上、所感でした。
家族の車にSF700を積んでますが、正直画面サイズ以外に置き換えるほどのメリットは無いかなという印象。
個人的には新規に購入検討する際に、SF700との価格差が1~2万程度であれば選択肢に入るかなという感じ。
SF700が価格・性能のバランスで名機すぎた。
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Posted at
2024/10/13 10:55:22