
今回はアドリアの電源についてのお話です。
我が家のアドリアのサブバッテリーは、購入時に
鉛電池100Ahx2 を選択しました。
最初からポータブル電源を活用する予定だったので、 (室内照明、12v冷蔵庫、室内USBなど)
にしてます。
充電は、走行充電と外部電源からの充電の他に、
100Wのソーラーパネルをつけました。
普段駐車中は、駐車場に電源が無いのでソーラー頼みなのですが、
最大3週間程冷蔵庫オンのまま放置して、ギリギリセーフといった感じです。
梅雨の時期など、天候不良が続くような時は、週末多少走って充電させます。
次に、AC電源周りです。
AC電源専用に大容量ポータブル電源(ポタ電)をトランクにつんでいます。
数年前からポタ電が急速に進化をはじめ、容量が大幅にアップ+高コスパとなっています。
大容量ポタ電を扱うメーカーをいくつか上げると、
Jackery社 EcoFlow社 Smart Tap社 Suaoki社 Bluetti社 辺りでしょうか。
この辺のメーカーは、欧米での販売実績もあるようです。
私は容量、拡張性、瞬間最大出力の大きさなどを考慮して、
Bluetti社の2000Whポタ電+3000Wh拡張バッテリー の組み合わせにしました。
2000Wh+3000Whで、合計5000Whです。価格は両方で40万程でした。
さすがに5000Whの容量だと、もはやポータブルとは言えないサイズと重さ
(約60Kg)になりますが、どうせトランク常設なので問題ありません。
では、実際にポタ電でACを動かしてトルマルーフエアコンの消費電力を確認してみましょう。
ポタ電設置位置は、ベッド下のトランクスペースへのアクセス口附近に置いています。

拡張電池の上に本体を置いています。私のアドリアには、外部電源用とは別にポタ電からの給電用ケーブルをつけました。

これをポタ電に挿すと、車内のACコンセントなどをポタ電から給電できるようになります。ポタ電のAC出力をオンにします。
次に、アドリアのコントロールパネル横のトルマコントロールをオンにします。
AC電源給電中のアイコンがつき、ポタ電から給電されている事が確認できます。
ここで、エアコンを選択し、COOL(冷房)を選択、設定温度は28度にします。
アコンが始動し、まずは送風になります。
この時点(送風)での消費電力は120W程度です。
送風だけなら単純計算で、2000Wh で16時間、50000Whで41時間稼動可能です。
しばらくするとコンプレッサーが始動し、冷風が出てきます。

ここで消費電力は一気に957Wまで上がりました。
実はこの時、バッテリーには瞬間的に957wの数倍の負荷がかかります。
これを突入電流(始動電流)と言って、モーターやコンプレッサーなどが
始動する際に瞬間的に流れる大電流の事で、その量は機器に表記された定格消費電力
の2倍以上になる事があります。
ポタ電でエアコンを動かす場合、この突入電流の許容量が大変重要になります。
さて、トルマのルーフエアコンは約957Wも使う事がわかりました。
しかし、このまま常時コンプレッサーが動くわけではありません。
就寝時に使うので、寝室と通路の間に少し厚手のカーテンなどをつければ、
寝室のごく狭い空間のみを冷やす事になります。

更に、エアコンは就寝中の体のすぐ上です。直接風が当たると寒い位です。 なので、吹き出し口を調節して直風をさけつつ、設定温度高めで稼動させても
十分快適な空間になります。
室内が冷えてしまえば、コンプレッサーの稼動も減り、節電になるわけです。
6時間睡眠として、起床時に確認すると、だいたい2000W程度消費した感じです。
サブバッテリーをリチウムシステムにすると、何だかんだで100万円コースです。
揃えなきゃならない物は、
リチウム電池本体+走行充電+AC充電+BMS+各種保安器+必要ならソーラーMPPT
と多岐にわたり、当然設置工賃までかかります。
ポタ電にはこれら全てが最初から入っているわけです!
これからは、こういったポータブル電源を旨く取り込んだキャンピングカーが主流
になって行くと感じます。
Posted at 2022/09/25 15:55:18 | |
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