巻き替えたステアリングが来た!
「Leather Custom FIRST」さんに依頼しておいたスペシャルステアリングが届きました。
専用の段ボールで丁寧に梱包してあります。早速開封してみます。
ご覧のように全体をエアパッキンで包み、ステアリング部は更にビニールで保護してあります。
あとは納品書と一緒に、取り扱い注意事項のメモも同封されていました。
こういった商品への気遣いからも、信用できるお店だと感じられます。
スペシャルオーダーのポイント
私的にスペシャルオーダーと表現していますが、依頼先の「Leather Custom FIRST」さんにとってみれば通常業務でしかありません。(笑)
私は昔からステアリングは少し太めが扱いやすくて好みでした。
世間にエアバック標準の時代が来るまでは、必ずモモやナルディなどのステアリングに交換していました。
今回のステアリング加工の肝は、紆余曲折ありましたが「純正ウレタンステアリング」をベースとして使用したことです。
これにより純正よりもひと回り太い、スペシャル仕様ができるわけです。
では早速、エアパッキンから出してみましょう。
純正ウレタンステアリングの上に革を巻いたことにより、握り径が少し太くなっています。
ぱっと見でも標準品より太くなっているのが分かります。
実際に握ってみると・・・
心地良いです!新車の純正レザーとは革の質感が違う感じ。
この辺りの詳しい知識を持ち合わせていませんが、おそらく使用する革もFIRSTさんは厳選されているのでしょう。
今回依頼した革巻きには2種類の革を使ってもらいました。通常の革と左右部分にはディンプル加工のされた革使っています。
革の継ぎ部分
下の画像は握り右斜め上の様子です。
ディンプルレザーと通常のレザーがキレイに継いであります。
この継ぎ位置は純正ステアリングの位置とは異なり、一番良い位置をFIRSTさんにお願いして決めてもらいました。
純正レザーステアリングの継ぎ部分は、革を折り返して縫い付けているためにポッコリと膨らみができていました。
これがゴツゴツして気になるんですよ。
一方、今回のようにベース部分に切り込み加工を施した縫い付け方法で施工すると、ご覧のように膨らみがでません。
このフラットな仕上げにより、操作時に手のひらに伝わる違和感が消えます。素晴らしいです。
ステアリングスイッチ周辺
この車両にはステアリングスイッチが付いているので、その際まで革を巻き込む感じになります。
クリアランスを調整しながら作業をして頂けるようなので、ステアリングと一緒にスイッチ類一式も送りました。
当然クリアランスはバッチリで、とてもキレイに仕上げて頂きました。
ステアリング下部
さすが専門店というか、こういったアール部分の巻きも非常に滑らかにできています。
革のシボも上質です。純正のホーンパッド部分は革チックですが合成だと思います。艶があるのが残念ですが、実際に目で見ると画像ほどの違和感はありません。
ステアリング裏部分
裏側から見た感じがこちらになります。
当然ですが裏から見ても美しいです。
握り裏側はフラットな表側と違ってグリップ感を左右する凹凸があります。その形状に対してもしっかりと革が沿って施工されています。
ステッチ色
革を縫い合わせる糸(ステッチ)についてはワインレッドを指定しました。
これは愛車ベリーサの内装色に合わせる狙いでしたが、想像以上に似合っていてほくそ笑んでしまいました。
この正確なステッチの縫い上げとその膨らみが、規則正しくて気持ち良いですね。
以上、純正ステアリングの修理と題して記事を書かせて頂きましたが、どちらかというと修理ではなく「モディファイ」という内容でした。
今回ステアリングを加工して頂いた「Leather Custom FIRST」さんはおススメのお店です。
打合せから納品まで安心してまかせられると思います。
手軽な価格での部分修理という手段もありますが、事前に調べてみたらほとんどが上から着色して目立たなくする作業でした。
これから長く乗ることを考えればやはり耐久性も必要ですし、なによりも上質な革巻きを握る喜びは巻き替えでしか味わえないものです。
興味のある方は、是非一度お店に相談されてはどうでしょう!
リンクを貼っておきますね。
ステアリング&シフトノブ等のレザーカスタムSHOP
Posted at 2021/04/02 20:14:25 | |
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