
若くして他界した弟の墓を掃除すると決めていたです。
故人を敬ってとか偲んでとか、そう言う殊勝な心掛けは皆無です。
どちらかと言えば恨みつらみならあります。
こちとら弟のお陰様で予定していた高校進学も出来ず、その後も諸々あって家族に嫌気がさし、とっとと実家を飛び出した上、結婚して長男が生まれる頃までは事実上の絶縁状態だったので、尚更です。
長男が生まれた頃に、両親が突然前触れもなく自宅を訪問してきて、「今までの事を許してくれ」と頭を下げつつ和解金だと札束を置いて行ったですが、トンチンカンな両親に呆れて受け取る気にもなれず。
キョトンとしているカミさんに、封も切らずにその場でくれてやった事を思い出しました。
今思えば失敗した(笑)
何か買っときゃよかった、、、
弟が亡くなった際、「もし可能なら葬儀に参列してくれないか?」と、最早身内とは思えない連絡の仕方をしてきた両親は、かてて加えて亡くなってから数日後に連絡してくると言う、、、
まあ、両親共々溺愛していた次男が早々に他界してしまったという出来ごとに自分を失ってしまったのだろうけど、この世の終わりだ的に絶望に浸っているのを見るにつけさすがに腹がたったので
「もう一人息子がいるの忘れてねぇか?」
と通夜の際一喝した、、、と言うのも思い出したです。
まあ、弟にもう一つ言いたい事があるとすれば、現在要介護の両親を弟に押し付ける算段で実家を飛びしたものの、気がつけば押し付けられていると言う(笑)
て事で、全くもって殊勝なおももちも無く墓掃除したです。
ただ、「そうする」と予定を決めてただけです。
掃除しながら段々腹が立ってきたので、汚れ一つ見当たらない位、ピカピカになるまで墓石をたわしでゴシゴシしてやったです。
「痛いか?ざまみろ」
的に。
お供え花もアホみたいにデカいの差し込んでやったです。
線香は持ってくる途中にバキバキに割れてしまったので墓石に投げつけとこうかと思ったですが、アホみたいに時間掛かりながらも何とか火をつけることにこぎつけたので煙焚いときました。
火傷しちゃったよ、もう!
気がついたら閉園時間まで居た様で、慌てて駐車場を後にしたです。
多分、墓石の前で文句タラタラ弟に語っていたのが一番時間かかったかも。
まあ、寝目覚めが悪いのでそれっぽい事は一通りしときました(笑)
霊園の受け付けで頂きました。
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2025/08/17 19:29:43