夏の終わりに。

「残暑―鬼頭莫宏短編集」
　
　　　　　　　鬼頭莫宏(IKKI COMICS)





夏も終わりですねぇ。という訳で今回はタイトルだけで選びましたヽ(´ー｀)ﾉ

実は鬼頭莫宏の漫画は苦手でして。代表作の一つ『なるたる』は連載の方を読んでいましたが、独特の華奢なタッチで描かれる少年少女、それを取り巻く容赦なく残酷なセカイの描写が苦手でして。特に脳裏に焼きついたエピソードに、主人公の親友が虐めを受けるシーンがあるんですが、その虐めの方法が

・試験管を○○に突っ込んで
・その状態で○○を蹴る殴る

※よい子は「なるたる 試験管 てこ入れ」でググッちゃダメだよ！絶対だよ！！

で完全にメゲドン引きしまして。それから『なるたる』は、自分の中では黒歴史ですorz

そんな相性悪そうなんですが、妙に惹きつけるモノがあって、読まないんですがずっと気になってるんですよね～
『なるたる』が終わって『ぼくらの』の連載が始まったと聞いた時は「残酷な鬼頭莫宏」再始動か！と興味をしめしつつまた容赦ないんだろうな～と苦笑しましたがｗ
（確かに容赦ないストーリーでしたｗ）
たまたまネットで『ぼくらの』の連載が終了した事を知り、単行本を調べてるうちに短編集を発見。調べてみると『なるたる』『ぼくらの』の「残酷な鬼頭莫宏」ではなくて「優しい鬼頭莫宏」との事で、評価も高いし、たまたま掲載してた短編も収録されていたので購入となりました。初の鬼頭莫宏の単行本ですｗ

個人的なオススメは、みんカラ的にカワサキAR50のエピソード「ＡとＲ」と親と子と車のお話「パパの歌」ですかね。コミカルなオチ付きがGood！

※ついさっき「ＡとＲ」は主人公たちの名前も引っ掛けてある事に気づいたｗ