オートテンショナーとベルト交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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オートテンショナーからの異音がしてたんですが、よーく観察していたらベルトに縦にラインが入ってるなぁ〜って思って触ると…なんと裂けてました。
ネットで検索すると、オートテンショナーの劣化でベルトが滑ったり、跳ねたりする事で、ベルトが裂けたみたいな情報がありました。
このままベルトだけ交換してもまた裂ける可能性があるので今回はオートテンショナーとベルトを交換です。
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オートテンショナーのベルトを交換するにはもう一つのベルトのエアコンとクランクのプーリー側のベルトを外さなければなりません。
その為に運転席側をジャッキアップして、タイヤを外し、タイヤハウス奥のナットとプラスネジでとめてあるプラスチックのカバーを外します。
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カバーを開けるとエアコン(下)とクランク(上)のプーリーが現れます。このベルトを外します。
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アンダーカバーが邪魔なので取り外しました。10mmの6角ボルトを6個くらい外せば取れます。
そして、クランクのボルト21ミリだったかな?時計回しでも反時計回しでもオッケー。やりやすい方向で良いです。
私は反時計回しでを左手でスピナーハンドルでクランクプーリーを回しながら、赤丸付近のクランクプーリーとベルトがかかる部分を右手で手前に引っ張りながらクランクプーリーを回すを何度も繰り返してプーリーからベルトの溝を少しずつズラします。
これを繰り返しする事で、だんだんベルトがプーリーからズレて、外れました。
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こんな感じで、少しずつズレてスルッと外れます。
外れ始めるとかなり回すが重たくなりますが恐れず思いっきり回しましょう!
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左が新品、右が古い。
色焼けしてますが、ヒビなどなく特に劣化が酷くはなかったですが、新品に変えます。
新しいベルトを持っている方は、再利用しないのでハサミやカッターなどで切断すれば簡単に外せます。作業時間をかなり短縮できます。
次にオートテンショナーとテンション側のベルトを変えます。
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まずオートテンショナーのベルトを外します。その為にテンショナーのボルトに14ミリのレンチをかけて矢印方向に押すとテンショナーも矢印方向に動きます。
オートテンショナーの中には強力なバネが入ってるのかな?かなり押すとバネの力で戻ろうとします。
もし、ボルトとレンチが外れるとすごい勢いで戻りそうなので、外れないように気をつけましょう!
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レンチで押すことによりテンショナーが移動してベルトが緩みます。
その緩んでいる時にベルトをテンショナーから外します。
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ベルトが外れたのでオートテンショナーを新品に交換する為に赤丸の3箇所のボルトを外します。(たしか12ミリのボルト)
かなりスペースが狭いのでやりずらいです。
エアコンの配管があったり、エンジンにつながるコードがあったりでとにかく狭い。
狭い場所でも使える工具を駆使しましょう。ラチェット使ったり、レンチ使ったり、結局ラチェットで少しずつ緩めました。結構長いボルトで固定されてました。
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で、なんとか取り外したオートテンショナーの左が新品(¥8,690-)で右が古いモノ。
古いモノは手で回すとシャーと音がします。
新品は手で回してもあまり回ら無いですが回転中は無音です。使っていくと回りやすくなるのかな?
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古い方にはベルトが削れたカスが付いてます。プーリーが暴れて削れたんでしょーかね?早めに気づいて良かった。
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ベルトは左側が新品で右側が古いモノ。
古いモノは完全に縦に裂けてました。
危ない危ない!
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新品のオートテンショナーを取り付けて、新品のベルトも取り付け。先にベルトを他のプーリーに取り回して置いて、最後に外す時と同じようにテンショナーのボルトにレンチをかけて押して新しいベルトを取り付けます。
この時にベルトの取り回しを携帯で画像を撮っておいたら楽だし、間違わずに済みます。しっかりと全てのプーリーの溝にベルトの溝がフィットしているか確認します。
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これでオートテンショナーとベルトはオッケー。最大の難関のエアコンとクランクプーリーのベルトです。
このベルトはテンショナーがないため、無理やり力でハメ込むしか無い。専用の工具がありますが、下手したら一度しか使わないかもしれないモノにわざわざお金をかけたく無いのでネットで100円ショップのクランプでやられている方の方法でトライしました。
クランクプーリーとベルトの溝にクランプで固定してクランクプーリーを回すだけ!
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こんな感じでクランプでベルトを固定してあげます。
エアコンのプーリー側の溝とベルトの溝も合わせます。
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で、クランクプーリーを力一杯思いっきり回してあげると入りました。
途中ベルトが変形しそうなくらいベルトにテンションかかってましたが、思いっきり回すとスッと入りました。
実はこの時、エアコンプーリー(下)のベルトの赤く囲った部分は上手く入ってなかったので、クランクプーリーを回しながら足でベルトを奥に押したら綺麗におさまりました。
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これで完了!
あとは外したものを全て元に戻してエンジン始動。
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一番初めのエンジン始動時にキュルキュル音が出ましたが、それからは大丈夫そうです。
こんな感じで無事動きました。
乗車時の変化は特に無いですが、ベルトの切れる心配がなくなり安心して乗れます。
初めての作業だったので作業時間は2時間30分くらいかかりました。
- 交換部品 -
ビアンテ(CCEFW) 2024/09/24現在
○オートテンショナー (¥8,690- NET部品館)
○ファンベルトセット (¥4,868- NET部品館)
- 使った工具 -
○レンチ 14ミリ
○ソケット 10ミリ
○ソケット 21ミリ
○ラチェット
○スピナーハンドル
○クランプ ダイソーで100円のモノ
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