'15.4 四国旅行㊹ 楢本神社②

碑文
人類六千年の歴史の中で、神風特別攻撃隊ほど人の心をうつものはない。「壮烈鬼神を哭かしむ」とはまさにこのことである。
この種の攻撃を行った物は、わが日本民族を除いては見当たらないし日本民族の歴史においても、組織的な特攻攻撃は国の命運旦夕に迫った大東亜戦争末期以外にはない。

憂国の至情に燃える若い数千人の青年が自らの意志に基づいて絶対に生きて還ることのない攻撃に赴いた事実は、真にわが武士道の精髄であり、忠烈万世に燦たるものがある。

昭和十九年十月二十日神風特別攻撃隊第一陣、は第一航空艦隊司令官大西瀧治郎中将（終戦時自決）の命により、敷島隊・大和隊・朝日隊・山桜隊をもって編成、その指揮官が海軍大尉関行男であった。

この攻撃隊十八機（うち半数は直掩隊）は十月二十五日出撃し、六機は護衛空母に命中し、三機は至近弾となって敵艦を損傷した。中でも関行男大尉は敵の護衛空母セント・ロー（一万四〇〇屯）に命中、同艦は火薬庫の誘爆を起し、解体二つに折れて轟沈するという偉功を奏した。

　　　元航空幕僚長
　　　参議院議員　源田実

社殿裏手には日本で最初に建てられた特攻隊資料館『神風特攻記念館』があります。

五軍神にまつわる遺品や、銃弾、零戦の手動補助ポンプ、艦内帽、飛行帽などが所狭しと展示されています。

戦艦『三笠』主砲弾。


　

戦艦『大和』主砲弾。