宇佐平和ウォーク⑦森山中型掩体壕編
投稿日 : 2011年09月03日
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森山地区にある、中型掩体壕。
森山地区の掩体壕は他の9基の掩体壕よりも大きく
一式陸上攻撃機の格納用だと言われています。
高さ 9メートル
幅 40メートル
奥行き 23メートル
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掩体壕は木材等を組み上げて型枠を造りその上部
に鉄筋を組んでコンクリートで固めて造るそうです。
掩体壕の上に上がってみたところ
このような人の足跡が残っていました。
掩体壕を造る時に、勤労奉仕の人たちが
小山の上で作業した証でしょうか。
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中型とはいえ、高さ9メートル・幅40メートル
奥行23メートルもある国内最大級の掩体壕です。
人間爆弾と呼ばれる「桜花」という
ロケットエンジン付きグライダーをつり下げて
特攻に向かうための戦闘機である
一式陸上攻撃機を格納していたそうです。
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こちらでも調べ学習の成果として
八幡小学校6年生のこどもガイドのみなさんが
分かりやすく説明してくれました。
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実際に内部に入ってみると、普通の
掩体壕に比べてかなり大きいことがわかります。
今回は平和ウォークにてこの掩体壕に入ることが
出来ましたが、通常は入ることが出来ません。
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この道は、飛行機が掩体壕から滑走路へ
出ていく時の道(誘導路)で、その跡がそのまま
道になったものです。
今は、その中央部に桜の木が植えられています。
ここを行き来した「一式陸上攻撃機」の
両輪の幅(約6メートル)とほぼ同じです。
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こちらは蓋(屋根)のない掩体壕、無蓋掩体壕です。
コンクリート等を使わず、コの字型に土の壁を
築いただけで、内部に飛行機を収めたもの。
近くに落ちた爆弾 の爆風・破片を防ぎ、
直撃弾を受けなければ、飛行機を守ることができます。
空から見てわからないように、 飛行機に木の枝や
草などをつけた漁網をかぶせていました。
工期も短く、建造技術も簡易なことから
掩体壕では最も多く造られたそうです。8
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航空隊滑走路のコンクリート片。
終戦後コンクリートの滑走路は人々の手によって
ツルハシやハンマーではがされ田んぼに戻されました。
乙女や畑田地区などではブロックのように
積み上げられこのように塀として残っている所もあります。
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