'12宇佐空平和ウォークその⑯ 中型・無蓋掩体壕編
投稿日 : 2012年10月27日
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森山地区にある、中型掩体壕。
森山地区の掩体壕は他の9基の掩体壕よりも大きく一式陸上攻撃機の格納用だと言われています。
高さ 9メートル
幅 40メートル
奥行き 23メートル
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中型とはいえ、高さ9メートル・幅40メートル
奥行23メートルもある国内最大級の掩体壕です。
人間爆弾と呼ばれる「桜花」という
ロケットエンジン付きグライダーをつり下げて
特攻に向かうための戦闘機である
一式陸上攻撃機を格納していたそうです。
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こちらは蓋(屋根)のない掩体壕、
無蓋掩体壕です。
コンクリート等を使わず、コの字型に土の壁を
築いただけで、内部に飛行機を収めたもの。
近くに落ちた爆弾 の爆風・破片を防ぎ、
直撃弾を受けなければ、飛行機を守ることができます。
空から見てわからないように、 飛行機に木の枝や
草などをつけた漁網をかぶせていました。
工期も短く、建造技術も簡易なことから
掩体壕では最も多く造られたそうです。
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無蓋掩体壕では調べ学習の成果として
八幡小学校6年生のこどもガイドのみなさんが
分かりやすく説明してくれました。
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この道は、飛行機が掩体壕から滑走路へ
出ていく時の道(誘導路)で、その跡がそのまま
道になったものです。
今は、その中央部に桜の木が植えられています。
ここを行き来した「一式陸上攻撃機」の
両輪の幅(約6メートル)とほぼ同じ道です。
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ここが昔、宇佐海軍航空隊の
滑走路だった場所です。
滑走路は幅80メートル、長さ1800メートルありました。
ちなみに、現在の道路の幅が16メートルです。
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この滑走路から鹿児島の航空基地に向かい、
さらに沖縄へと飛び立ち、若き神風特別攻撃隊隊員154名が出撃、帰らぬ人となりました。
このような記念碑が滑走路跡の
道路沿いには80基以上建っています。
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宇佐海軍航空隊滑走路跡モニュメントは
この道路上に2ヵ所あります。
このモニュメントは手を振って特攻隊を
見送っている人をイメージしているそうです。
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