15日から16日にかけて遠出していたのでその時のパワステクーラーの性能試験を実施してみました。
更新秒数が短い温度計は高いので10秒毎にログが残るタイプの温度計をパワステクーラーのコールド側に設定して計測しています。
サーモスイッチは70℃設定のものを付けていて冷却側に付く仕様で設計した為、サーモスイッチが稼働すると70℃を下回るまで動作する想定でした。
15日夕方頃に渋滞前の温度
外気温24℃
15日夕方頃に渋滞をトロトロ走行している時の温度
外気温24℃
※エアコンつかっているのでファンが回ると少し温度が下がります。
15日夕方頃に渋滞で停止中の温度
外気温24℃
渋滞中にサーモスイッチが作動して強制冷却されたと思われる温度推移
外気温24℃
帰宅前に首都高速から自宅までの温度推移
外気温21℃
この温度推移をみると、冷却ファンが回転していなくても自然冷却により48℃から52℃あたりでパワステフルードの温度は維持されている。
その後、駐車場に止めると温度が上昇している。
測定結果から分かったこと
・走行中はパワステクーラーのフィンにも風が当たるので70℃を超える事はない
・強制冷却は温度推移より効果がある事がわかった
・パイプにサーモスイッチを接触させているがサーモスイッチが作動したのは85℃付近だった、液体中に浸されているわけではないので温度が上がるまで時間がかかるのではと推測、60℃のサーモスイッチにするとちょうどよさそう
まとめ
パワステクーラーの効果が無いから取り外されたのだろうなど議論されているが、実際には走行風による冷却効果は有るということがわかったことからコスト削減も考えられる。渋滞時などは逆に熱交換されてパワステフルードの温度上昇の懸念はある。サーモスイッチの接触面積の関係から稼働したい温度から-15℃あたりにするとだいたい想定した温度でファンがまわるようになると想定
ということで、次回は強制冷却してみた結果をレポートしてみようと思います。
週末しかできないので更新が空くかもですがよろしくお願いします。
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Posted at
2022/10/16 02:34:06